イタリアでは食後酒として愛される、グラッパ。ブドウが原料のお酒ですが、代表的な洋酒のワイン・ウイスキー・ブランデーなどと比べると、飲み方や楽しみ方がまだ知られていない種類です。また商品の数も多いため、どれを選べばよいか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、グラッパのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。カクテル・ハイボールなどの飲み方・楽しみ方はもちろん、グラッパに合うおつまみも解説。ぜひ本コンテンツを参考に、自分に合った1本を見つけてくださいね。
ウイスキー文化研究所認定ウイスキープロフェッショナル・ウイスキーレクチャラーとして日々ウイスキーの魅力を発信。 大学在学中にホテルバーで働いていたことをきっかけに、ウイスキーやスピリッツの魅力にとりつかれ、20歳の時にウイスキーエキスパートを取得。ウイスキーへの傾斜を深める。 現在はリカーマウンテン 銀座777店長。趣味は、各地の蒸留所やバー、酒屋などを巡ること。
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掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
グラッパとは、ブドウの搾りカスが原料のお酒です。ブドウといえばワインが有名ですが、グラッパはワインで使ったブドウの残りカスを使用しています。10世紀以降、ワインが貴族の飲み物だった時代から、グラッパは庶民が飲むお酒として親しまれてきました。
ブドウの絞りカスで作るお酒はほかの国にもありますが、「グラッパ」と呼ばれるのはイタリア産のみです。また、厳密にはグラッパはブドウの搾りカス100%のものだけで、水・糖分を加えて再蒸留したお酒はアクアヴィーテ・ヴィニカと呼ばれます。
アルコール度数はだいたい40度前後で、なかには60度近いものも。本場イタリアでは、消化を促すために食後酒として愛飲されているお酒です。ストレートはもちろん、エスプレッソと一緒に楽しまれることが多いのも特徴。エスプレッソにグラッパを加えたり、砂糖を入れたエスプレッソを飲み干したグラスにグラッパを注いだりと、さまざまな飲み方があります。
グラッパもブランデーもブドウを使用した蒸留酒という点では同じですが、原料に違いがあります。ブランデーは白ブドウの果汁が原料であるのに対し、グラッパは、黒ブドウ・白ブドウ問わず、皮・種などの搾りカスのみを使用している点がポイントです。
値段やアルコール度数にも差があります。ブランデーは熟成度・産地によって高級なものもありますが、グラッパは比較的手に入れやすい価格の商品が多い傾向。また、ブランデーは原料・製法に細かな決まりがあるため、アルコール度数がおおよそ一定なのに対して、グラッパはばらつきがあります。
同じブドウが原料の蒸留酒のなかでも、価格を気にせず気軽に飲みたい人や、場合によってアルコール度数を変えたい人にはグラッパがおすすめです。イタリアらしいお酒を飲みたい人にも適しているでしょう。
グラッパを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
グラッパは、アルコール度数が30〜60度前後と幅広いのが特徴です。はじめて飲む人と慣れている人では、飲みやすいアルコール度数は異なるもの。自身に合った度数を選んでみましょう。
はじめてグラッパを飲む人やお酒に慣れていない人は、アルコール度数が30〜40度のものをチェックしましょう。蒸留酒なので、アルコール度数が40〜50度ほどのものが多く、30~40度はやや低め。しかし、ほかのお酒と比べれば30〜40度も度数は高めなので、気軽に飲みたいならカクテルなどにするのもおすすめです。
お酒を飲み慣れている人や、グラッパのカクテルを作りたい人には、アルコール度数50度前後の商品もおすすめです。度数が高ければ水っぽくなりづらいので、よりグラッパの風味をしっかり感じられるカクテルが作りやすいでしょう。炭酸水・エスプレッソ・オレンジジュースなどとも相性がよいので試してみてください。
グラッパの熟成期間は約半年〜30年と、種類によって大きく異なります。若いグラッパ・熟成されたグラッパでそれぞれ特徴が異なるため、好みの味わい・香りに合わせて選ぶことが大切です。
クリアな味わいを求める人は、熟成期間が短めの若いグラッパに注目してください。グラッパ・ジョヴァーネやビアンカと呼ばれる熟成期間の短いグラッパは、無色透明で辛口の味わいが特徴です。
ステンレスタンクで熟成される商品が多く、フレッシュな味わい・喉ごしが楽しめます。食後にすっきり飲みたいときに適していますが、はじめてグラッパを飲む場合は、やや飲みにくさを感じる人がいるかもしれません。
まろやかで芳醇な味わいを求める人には、熟成期間の長いグラッパがおすすめ。グラッパ・ヴェッキアやグラッパ・リゼルヴァと呼ばれる、透き通った琥珀色で、複雑味を持つ豊かな風味のグラッパです。
10〜20年もの長期間、木樽で熟成されたグラッパは口当たりもなめらかで、フルーティな味わいが楽しめるでしょう。ただし、長期熟成によりアルコール度数は高めの場合が多いため、飲みすぎには注意が必要です。
グラッパには、芳香・風味・品種にこだわった種類もあります。それぞれによさがあり、好みがわかれるため、自身が求める特徴をチェックしてみましょう。
ブドウの香りを存分に楽しみたいなら、芳香タイプのグラッパがおすすめ。香り高いグラッパは「グラッパ・アロマティカ」と呼ばれます。香りに特徴のあるブドウの品種にこだわって作られているのが特徴です。
香りの強いモスカート種やトラミネール種などが使われており、長い余韻を残す、甘い香りが楽しめます。度数が高いものはより厚みがありますが、苦手な人は度数が低めの飲みやすいものを選ぶとよいでしょう。
フルーツやハーブで風味を加えたグラッパは、初心者におすすめです。「グラッパ・アロマッティザード」と呼ばれ、飲みやすい味わいが特徴。スパイス・フルーツ・ハーブなどの植物成分で、香りや色を加えています。
グラッパが好きで、こだわりの逸品を口にしたい場合は、単一品種のグラッパをチェック。「グラッパ・モノヴィテーニョ」といわれる、同じ品種のブドウの搾りカスが85%以上を占めているタイプで、優れた香り・味わいを楽しめます。
庶民の酒として愛されるグラッパのなかでも、高級品という位置づけで、ギフトにも適しているでしょう。とくにノニーノ社製が有名です。現在では、ベルタ社やポリ社も名を連ねています。
ギフトにする場合は、おしゃれなボトルデザインにこだわるのもよいでしょう。たとえば細長くスタイリッシュな雰囲気のボトルなら、手土産にうってつけです。なかにはハーブが入ったグラッパボトルもあります。
丸みを帯びたボトル・角ばったボトルは重厚感があるため、空き瓶をインテリアとして飾りたい人にも喜ばれそうですね。安定感があるため、花瓶としても使用できます。大切な人への贈り物や自分への特別なご褒美に、ぜひ選んでみてください。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||
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アルコール度数 | 内容量 | 生産地 | 味わい | |||||
1 | BOTTEGA アレキサンダー | ![]() | 新鮮で豊潤な香りとまろやかな口当たり | 不明 | 350mL | イタリア | 不明 | |
2 | ノニーノ グラッパ・モノヴィティーニョ シャルドネ・バリック | ![]() | チョコレートやアーモンドのニュアンスが口に広がる | 不明 | 700mL | イタリア・フリウリ | 不明 | |
3 | GALATTI GRAPPA | ![]() | お手頃価格で試しやすい。ブドウの風味も堪能できる | 不明 | 700mL | イタリア | 不明 | |
4 | POLI グラッパ・ディ・サッシカイア | ![]() | ブドウの搾りかすを蒸気蒸留釜で単式蒸留 | 不明 | 500mL | イタリア・ヴェネト | 不明 | |
5 | 日本リカー ルーチェ・デッラ・ヴィーテ グラッパ | ![]() | 2つの名家が作り上げる洗練された1本 | 不明 | 750mL | イタリア・トスカーナ | 不明 | |
6 | デッラヴァーレ グラッパ | ![]() | エレガントで力強いボディながらまろやかで甘い味わい | 不明 | 700mL | ピエモンテ | 甘口 | |
7 | ベルタ グラッパ モスカート ダスティ ブリックデル ガイアン | ![]() | フルーツ・バニラが豊かに香るシルキーな舌触り | 不明 | 700mL | イタリア・ピエモンテ州 | 不明 | |
8 | シボーナ グラッパ リゼルヴァ シェリーウッドフィニッシュ | ![]() | 洗練されたフレーバーがクセになる2年もの | 不明 | 500mL | イタリア・ピエモンテ | 不明 | |
9 | シボーナ グラッパ・マディラウッドフィニッシュ | ![]() | 奥行のある後味が印象を残すリッチなテイスト | 不明 | 500mL | 不明 | 不明 | |
10 | コルテ・アラ・フローラ グラッパ リゼルヴァ | ![]() | 18か月間オークバレルで熟成させたとっておき | 不明 | 500mL | イタリア | 不明 |
お気に入りのグラッパを見つけたら、さまざまな飲み方で楽しみましょう。以下でおすすめの楽しみ方を解説します。
炭酸水のみを加えるハイボールにすれば、グラッパ本来の風味はそのままに、すっきりした喉ごしが味わえるでしょう。ストレートに比べて飲みやすく、初心者でも簡単に作れるため、食前や食事中の気軽なお酒としておすすめです。
作り方は至ってシンプルで、グラスに氷・グラッパ・炭酸水を好きな割合で入れるだけ。炭酸が逃げないよう、軽めに混ぜることを意識しましょう。お好みでレモンを加えてもおいしいですよ。
本場イタリアでは、エスプレッソとともに楽しまれるグラッパ。おもに2つの楽しみ方があり、1つは砂糖を加えて飲み終えたエスプレッソカップにグラッパを注ぐレゼンティンという方法です。砂糖が溶け切らないうちにエスプレッソを飲み干し、グラッパと砂糖を合わせて飲みます。
もう1つはエスプレッソにグラッパを加えて飲む、カフェ・コレットです。どちらもエスプレッソの苦味や砂糖の甘味、グラッペの香りや甘味が楽しめるアレンジ方法ですよ。
アルコール度数の高いお酒が苦手な人でも、カクテルにすればグラッパをおいしく飲めます。例えば、オレンジジュースと合わせたヴェネチアン・サンセットは甘味と爽やかさがあり、はじめての人でも飲みやすいでしょう。
チョコレートのような甘さが好きな人には、ホワイト・アレキサンダーがぴったりです。本来はブランデーとチョコレートリキュールなどを使用して作るカクテルですが、グラッパでもおいしく飲めますよ。
おしゃれなカクテルを求める人は、グラッパ・コン・モスカにも注目。グラスに注いだグラッパに、コーヒー豆を入れ、火をつけて飲む方法です。グラッパの香りとコーヒー豆の香りがマッチした一杯になるでしょう。
食後に楽しむなら、ストレートがよいでしょう。グラッパの香り・味わいが存分に感じられて、食後の余韻をより楽しめます。冷蔵庫で冷やせば、常温とは違った味わいになりますよ。若いグラッパは15℃前後、熟成されたものは20℃前後がおすすめです。
グラッパは食後に飲むお酒なので、デザートと好相性です。そのため、チョコレートやスイーツなど、濃厚で甘味のある食材をおつまみにするとよいでしょう。イタリア生まれのティラミスやアフォガードに少量垂らしてもおいしいですよ。
塩気のある食材なら、エポワスやタレッジョなどのウォッシュチーズや生ハム、牡蠣などがよくマッチします。くるみ・栗・アーモンドなどのナッツ類とも相性がよいため、グラッパと一緒にゆっくりと楽しんでみてください。
1位: BOTTEGA|アレキサンダー
2位: ノニーノ|グラッパ・モノヴィティーニョ シャルドネ・バリック
3位: GALATTI|GRAPPA
4位: POLI|グラッパ・ディ・サッシカイア
5位: 日本リカー|ルーチェ・デッラ・ヴィーテ グラッパ
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