恋愛小説のおすすめ人気ランキング

アニメ・実写ともに映画化された、住野よるのデビュー作品。膵臓の病に侵され余命いくばくもない少女と、彼女の日記を拾ったクラスメイトの少年の切ないストーリーで、予想を裏切る展開に言葉を失ってしまうかもしれません。映画を観たことがある人も、一度原作を読んでみてはいかがでしょうか。

映画やドラマでも話題を集めた、320万部を超えるベストセラー。愛する人の死をテーマにした、悲しい結末から始まる物語です。病に冒され弱っていく彼女と、それをただ見守ることしかできない主人公の辛さやもどかしさを描いています。

長編アニメーション「君の名は。」の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。山深い田舎町に暮らす女子高校生の三葉と、東京で暮らす男子高校生の瀧は、それぞれ夢の中で入れ替わっていることに気づきます。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出していくストーリーです。

司法書士事務所に勤める主人公の巧が、愛する妻・澪を亡くして1年が経ったある日、いつものように6歳の息子を連れて出かけた森で2人は驚くべき光景を目にします。そこで見かけたのは、もういないはずの澪の姿でした。感動できる小説が読みたいときに、手にとってみてはいかがでしょうか。

日本SF大賞を受賞した筒井康隆による、青春SF作品です。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想いを描いた、時をこえて愛され続ける永遠の物語。初版刊行以降、映画化・アニメ化・ドラマ化されている名作です。

三代目J Soul Brothersの岩田剛典出演で話題になった、映画の原作小説です。主人公の女性が、謎の行き倒れ青年を拾うところから物語は始まります。イツキと名乗る、野草集めが趣味で家事が得意な彼との奇妙な同居生活を描いた物語。

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めます。2人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回とは。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位受賞の恋愛ファンタジーの大傑作です。

車椅子がないと動けない人形のようなジョゼと管理人の恒夫の関係を描いた表題作をはじめ、大人の女性の恋愛を描いたエピソードを集めた短編集です。アニメ映画化でも話題を集めたロングセラー作品。大人の恋愛をテーマにしたものが読みたいときに、おすすめです。

片道15分のわずかな間に起こる、恋の始まりや別れの兆候、小さな奇跡の数々が電車に揺られていきます。ほんの少しすれ違った人生が希望に変わり、思わず胸がキュンとするストーリー。温かくて人間味あふれる物語の展開に、読んでいてやさしい気持ちになれるでしょう。

好青年と呼ばれる主人公・豊が、婚約者がいるにもかかわらず謎の美女・沓子との関係に夢中に。2人は別れを選び、豊は婚約者と結婚して幸せに暮らしますが、25年後に再会します。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説です。

誰からも信頼される優等生・茜のことを、唯一「嫌いだ」と言う隣の席の青磁。自分の気持ちをはっきり言う青磁のことが苦手な茜でしたが、そんな茜を救ってくれたのもまた、青磁でした。彼の秘密とタイトルの意味を知るとき温かな涙があふれる、オリジナルストーリーを収録した文庫版です。

中学時代、女友達との関係につまずいて、はぶられた経験がある双葉。高校生になった今では、周りから浮かないよう、自分を偽って毎日を過ごしていました。ひとりになるよりマシと思っていたある日、ずっと忘れられない初恋の人によく似た男の子と出会い、ストーリーが動き出していきます。

建設会社で働く渡部は、不倫なんてバカバカしいと常々感じていました。ところが、派遣社員の仲西秋葉という女性と、まさかの不倫関係に…。15年前に起きた殺人事件なども絡み、恋愛模様に加えてミステリー要素も楽しめます。

恋愛に対して消極的になっている主人公、水無月の心の中に、甘ったれの小説家、創路はズカズカと入り込んでいきます。やがて、水無月も不思議と彼に心を惹かれていくのですが、恋愛小説らしい展開にならないのがこの作品の魅力。とくに、ラスト40ページからは目が離せませんよ。

美容師の美咲に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことにした晴人。やがて二人は恋人同士になるが、美咲は人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまい…。桜のように儚く美しい恋の物語です。

52歳・バツ2・女社長の中島ハルコは、自称・いま最もブレイクしているオバハン。持ち込まれるさまざまな恋愛相談を決してきれいごとは言わず、独特の人生観によって解決していきます。ハルコの傍若無人なようで鋭い洞察力が、悩める人々の背中を押してくれる、痛快エンタテインメント小説です。

「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」。いつも大切なことを教えてくれた明里、彼女を守ろうとした貴樹の物語。二人の恋心の彷徨を描く劇場アニメーション「秒速5センチメートル」を監督自ら小説化した作品です。

2015年に映画化された作品です。メールのやり取りをきっかけに距離を縮める、主人公と聴覚障害のある女性。2人に起こるさまざまな問題を乗り越えながら、相手の立場に立って思いやる大切さに気付く心温まるラブストーリーです。

塩により崩壊しつつある世界を舞台にした、有川浩のデビュー作品。塩害に苦しむ東京に暮らす秋庭と真奈のもとに、ある人が現れます。「世界とか、救ってみたくない？」そんなことをそそのかす人の出現で、彼らの運命は変わり始めることに。SFと恋愛が楽しめる作品です。

彼女だけがボクのことを認めてくれた、本当に大好きだった。過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリーです。2021年に映画化されたほか、あいみょん・相澤いくえによるエッセイ＆漫画も収録されています。

村上春樹が描く、限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説です。1969年の秋、20歳を目前にひかえた主人公が経験した、喪失と再生の長編物語です。上下巻で構成された読み応えのある作品なので、じっくり楽しめるのがうれしいですね。

幼馴染みと十年ぶりに再会した主人公。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていました。でも彼女、僕には計り知れない過去を抱えているようで……その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走り始めます。

難病で入院している余命いくばくも無い女子高生、渡良瀬まみずには死ぬまでに叶えたいある願いがありました。それ知ったクラスメイトの岡田卓也は、彼女の願いを叶えるために手伝いを申し出ます。4878作品の中から選ばれた、第23回電撃小説大賞の大賞受賞作品で、読む人すべての心をしめつけるラブストーリーです。

第9回本屋大賞第一位・文芸書年間ベストセラー第一位など、さまざまな受賞歴をもつ作品。新しい辞書「大渡海」の完成に向け、出版社の営業部員・馬締光也と編集部の面々との長い旅を描いています。不器用な人々の思いが胸を打つストーリーです。

バブルにわく、1980年代後半の世相や流行を反映した恋愛小説かと思いきや…。最後の数行で瞬く間に違う物語に変貌を遂げる、驚愕のミステリーです。松田翔太さん、前田敦子さんが共演し、堤幸彦監督により映像化もされました。

天才ギタリストの蒔野と通信社記者の洋子の2人は愛し合っているが、洋子には婚約者がいるため一緒になることが許されません。やがてすれ違うようになり関係が途絶えてしまいます。再び巡り逢う日はやってくるのか、至高の恋愛小説です。

大学2年生の泉のもとにかかってきた1本の電話の相手は、高校時代に好きだった演劇部顧問の葉山先生でした。舞台への出演を依頼された泉は、先生との再会を機に自分の想いを再認識することに…。2017年には行定勲監督により実写映画化もされているので、合わせて鑑賞するのもおすすめですよ。

一目惚れした女性を親友に奪われて嫉妬に狂う主人公が、ある日目を覚ますと隣になんと彼女の姿がありました。彼女が自分の恋人である世界と親友の恋人である世界、一体どちらが本物なのか…。謎が謎を呼ぶ、ファンタジー系のラブストーリーが展開されます。

ゆったりとしたあたたかくも切ない恋情を描き、谷崎潤一郎賞を受賞した作品です。高校の恩師であるセンセイと十数年ぶりに居酒屋で再会。ツキコさんと30以上年の離れたセンセイの交流が始まり、憎まれ口をたたき合いながら、同じ季節を過ごしていきます。

とある地方都市で小さな水草ショップを営む主人公のもとに、ある夜ひとりの美しい女性が現れます。出会うこと・好きになること・思いやること・思い続けること、そして別れること。著者の愛する映画『ノッティングヒルの恋人』へのオマージュで始まる、ファンタジックな青春ラブストーリーです。