山の中で方角を知るために必要なのが、登山用コンパス。スマホでも手軽に方角を調べられますが、電池消耗のリスクを考慮して必ず携帯しておきたいアイテムです。しかし、エバニュー・シルバ・スントなど多くのブランドからさまざまなタイプが販売されており、どれがよいのか悩みますよね。
そこで今回は、登山用コンパスのおすすめ人気ランキングと、その選び方を紹介します。種類別のメリットに触れながら、防水性能や温度計機能がついたものなども解説。本コンテンツを参考に自分の登山スタイルに合うものを見つけて快適に登山を楽しみましょう。
アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行、ペットなど、レジャー関連を中心に、さまざまなジャンルで執筆活動している。 「.HYAKKEI」「CAMP HACK」「エンジョイ!マガジン」「価格.comマガジン」「LANTERN」などのwebメディアをはじめ、アウトドア系書籍や旅行雑誌などへの協力・執筆・寄稿多数。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
登山用コンパスは、山の中で方角を把握するための道具。目的地の方角だけでなく、地図と合わせて使えば、現在地や目標物までの距離なども把握できます。安全対策として使用すること以外に、遠くに見える山の名前を調べるといった使い方も可能です。登山の楽しみが広がるので低山ハイキングでも活躍します。
スマホやGPSでも方角や現在地の確認は可能ですが、一度に見られる範囲が狭く、電池切れや故障のリスクがあります。コンパスと地図を使えば広範囲の位置関係をひと目で確認でき、電池切れの心配もありません。スマホやGPSとコンパスの両方を持参し、それぞれのメリットを活かすのがおすすめです。
登山用コンパスを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
登山用コンパスはマップ用やデジタル式などの種類があります。それぞれの特徴を把握し、使い方に合わせて選びましょう。
地図と一緒に使う場合はマップ用コンパスがぴったり。ベースプレートコンパスやオリエンテーリングコンパスとも呼ばれます。透明の台座に縮尺や目盛が刻んであり、地図とあわせて使うと方角や目的地までの距離を計測可能。直感的に使えるので、はじめてコンパスを手にする人にもおすすめです。
とくにプレートが広く、長いものを選ぶと地図をスムーズに確認できて便利。そのほか指針に蓄光素材を使用して夜間での視認性を高めたものや、温度計が付属したものなど、機能豊富なものがラインナップしています。各モデルの違いを把握して使用シーンに合うものを選びましょう。
なお、日本の地図とあわせて使う場合は、目盛がメートル表記のコンパスを選ぶ必要があります。通販で海外製を購入する場合は仕様を要チェック。レビューや口コミで視認性の高さも確認しましょう。
進行方向を正確に決めたい場合はレンザティック式も要注目です。もともと軍用に使われていた形で、位置関係や方角を正確に把握するためにミルと呼ばれる細かい角度が表記されています。ミリタリーな雰囲気でかっこいいので、見た目を重視する人にもおすすめです。
注意したいのは、使用方法が難しく初心者向きではないこと。レンズ部の照門・フタのワイヤー(照準線)・目標物を合わせるという計測方法で操作が複雑です。重量もあるので、冬山登山など通常の登山以上に正確な位置を把握したい場合に活用しましょう。
たくさん情報を集めたい場合は、デジタル式も候補のひとつ。磁石ではなく内蔵されたセンサーで地磁気を検知し、方角を示します。ひと目でさまざまな情報を得られるのが大きなメリット。気温・湿度・高度など方角以外の情報も知りたい人におすすめです。
電池がなくなってしまうと使いものにならないので、予備を準備しておきましょう。故障のリスクもあるため、デジタル式のほかに簡易式のコンパスも備えておくなどリスク管理が必要です。
ほかのタイプの予備にはシンプルな簡易式がぴったり。時計やキーホルダーに付属しているものなど、小型で計量なものが多く販売されています。おおまかな方角を知るために使えて見た目もかわいいので、アクセサリーとしてもおすすめです。
ただし、本格的な登山でメインとして使用するには不向き。正確な方角や目標物との距離などは計測できません。計量・コンパクトで邪魔にならないので、マップ用コンパスやデジタル式が使用できない場合の予備として持っておきましょう。
登山用コンパスには、ハウジングと呼ばれるコンパス内部に液体が入ったオイル式と、入っていないドライ式に分けられます。使用環境や測定の正確性などをふまえて適切な種類を選びましょう。
すばやく正確に方向を知りたい場合は、オイル式をチョイス。コンパス内部がオイルで満たされて抵抗がかかるので、針がブレることなく正確かつスムーズに位置情報を把握できます。計測しやすいため、コンパスを使い慣れていない初心者にもおすすめです。
覚えておきたいのは、冬場などに寒さの影響でオイルの粘度が高まり、針がスムーズに動かなくなる場合もあること。体温で温めながら使用するなどの工夫が必要です。冬山登山での使用も想定する場合は、使用可能温度が-40℃以上のものを選ぶとよいでしょう。
気温が低い場所でも使いたい場合はドライ式を選びましょう。オイル式と違い、コンパス内部には空気しか入っていないのでどんな気温でも使用可能。針がスピーディに動くので、大まかな方位を手軽に知りたいときに使いやすいのが大きなメリットです。
ただし、針がブレやすく、正確な計測が難しい面もあります。また構造上、落下や衝撃で針が外れやすいため、使用には注意が必要です。1,000円以下で買えるものも多いので予備用のコンパスとしてひとつ持っておくとよいでしょう。
より使いやすいものがほしいなら、視認性や操作性もチェックしましょう。登山計画を立てるときにも現地で進路を確認するときにも、正確に方角や目的地までの距離を把握できることが重要です。指針がブレにくく、目盛が見やすいものを選んでください。
操作性の高さも重要な要素のひとつです。寒くて手がかじかむ冬山登山や、緊急事態のときに細かい操作は困難。目盛や指針の視認性が高く、直感的に操作できるものがおすすめです。カラビナでリュックにつけてすぐに取り出せるものもスムーズに確認するのに向いています。
ただし、使い勝手がよくても壊れやすいものは避けましょう。登山では転倒や雨・雪で濡れるなど故障のリスクがつきまといます。登山前にコンパスの状態をチェックするのも大切ですが、とくに冬山など過酷な環境で使用する場合は、堅牢で壊れにくいものを選んでおきましょう。
ハードな状況に対応できる機能性にも注目。とくに冬山登山では雪や低温に耐えられるものを選びましょう。防水機能があり、使用可能温度が-40℃以上のものを選べば故障のリスクは低下します。通常の登山ではオーバースペックになる場合もありますが、高山に挑戦する上級者にはぴったりです。
指針に蓄光機能があるものや、気温・高度などを計測する機能がついたものもおすすめ。暗い時間帯に登山をする場合や、万一遭難してしまったときにも役立ちます。非常事態のことまで考慮して選ぶなら基本性能が優れているだけでなく、ほかの機能性も確認して選びましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||
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幅 | 奥行 | 重量 | タイプ | 種類 | 形状 | 使用可能温度 | |||||
1 | ビクセン(Vixen) Vixen|オリエンテーリングコンパスII | ![]() | ブレ・誤差の少ない人口サファイア採用のオイル式 | 105mm | 54mm | 30g | マップ用コンパス | オイル式 | ベースプレートコンパス | 不明 | |
2 | エバートラスト HIGHMOUNT|マップコンパス3IN1 蓄光付|11208 | ![]() | 暗闇でも見やすい蓄光仕様のマップコンパス | 10cm | 5.5cm | 34g | マップ用コンパス | オイル式 | ベースプレートコンパス | -20~50℃ | |
3 | Justech ミリタリーコンパス | ![]() | 夜間でも情報の確認がしやすい蓄光機能付き | 110mm | 80mm | 175g | レンザティックコンパス | ドライ式 | レンザティックコンパス | 不明 | |
4 | ミアドリームトレーディング TREKRITE コンパス | ![]() | 持ち運びやすさと数字の見やすさが魅力 | 87mm | 60mm | 31g | マップ用コンパス | ドライ式 | ベースプレートコンパス | -25℃〜60℃ | |
5 | SILVA エクスペディション | ![]() | 傾斜も測れる上級者向けコンパス。縮尺目盛付きで計測しやすい | 12cm | 6cm | 50g | マップ用コンパス | 不明 | ベースプレートコンパス | 不明 | |
6 | GETLITOOL 方位磁針 | ![]() | シンプルで破損しにくく、アウトドア活動におすすめ | 不明 | 不明 | 不明 | レンザティック | ドライ式 | 不明 | 不明 | |
7 | EBTOOLS コンパス | ![]() | 持ち運びに便利なキーホルダー付き | 34mm | 99mm | 53g | 簡易タイプ | 不明 | ノーマル | 不明 | |
8 | Chico Choco Confectioners コンパス | ![]() | -20Cから48.9C まで測定。キーホルダータイプ | 40mm | 80mm | 20g | 不明 | ドライ式 | 不明 | -20~48.9℃ | |
9 | エバニュー EVERNEW|Compass 55-6400/360 | ![]() | 目標物・方角を同時に確認できるサイティングコンパス | 60mm | 125mm | 39g | マップ用コンパス | 不明 | ベースプレートコンパス | -30~60℃ |
方位表記・目盛・指針が蓄光仕様の、暗がりでも見やすい10気圧防水のマップコンパス。制動性に優れ、ショックに強く針ブレしづらいオイル充填タイプです。温度の変化を計測できる温度計に、地図上の小さな文字を読むときに便利な5倍ルーペも備えています。
幅 | 10cm |
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奥行 | 5.5cm |
重量 | 34g |
タイプ | マップ用コンパス |
種類 | オイル式 |
形状 | ベースプレートコンパス |
使用可能温度 | -20~50℃ |
登山用コンパスは地図とセットで用いるのが基本的な使い方です。目的地の方向を調べる流れは、大きく2ステップにわけられます。まずは地図に磁北線を引いてください。地図上の真北とコンパスのNが示す方角の差(磁気偏角)を解消するために、磁北線を引かなければなりません。
磁気偏角は地図に西偏7°30′などと記載があり、コンパスのNの方角が地図では西に約7度ずれていることを示します。地図とコンパスの示す方角を一致させるために、磁気偏角のぶん傾いた線を地図に複数引きましょう。難しい場合は磁北線入りの地図を準備するのもひとつの方法です。
方角を計測するうえで把握しておきたいコンパスのパーツが、ベースプレート・ダイヤル・進行線。ベースプレートはコンパスの台座で、そこに書かれた矢印が進行線です。ダイヤルにも赤い矢印が書かれていますが、この矢印を北に合わせて目的地の方角を調べるための基準にします。
現在地と目的地を直線で結び、進行線が目的地の方角を向くようにベースプレートを配置。次に、ダイヤルの矢印を磁北線に合わせて方角のずれを解消します。このときに指針が指し示す方角が目的地の方角です。正確に計測するためにダイヤルの矢印が磁北線からずれないよう注意しましょう。
登山用コンパスのほか登山をより快適に楽しむための小物類も要チェック。コンパス機能のついたものもあるので、荷物をできるかぎり減らしたい場合は検討しましょう。
1位: ビクセン(Vixen)|Vixen|オリエンテーリングコンパスII
2位: エバートラスト|HIGHMOUNT|マップコンパス3IN1 蓄光付|11208
3位: Justech|ミリタリーコンパス
4位: ミアドリームトレーディング|TREKRITE コンパス
5位: SILVA|エクスペディション
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