ドライアイ目薬のおすすめ人気ランキング【2025年】

目の渇きには、人工涙液タイプの目薬がおすすめです。ドライアイは、空気の乾燥や瞬きの少なさによって、涙液の分泌量低下や蒸発が多くなると発症します。涙とほぼ同じ濃度の食塩水である人工涙液で、不足した涙を補うとよいでしょう。

さらに、角膜の表面を保護して涙の蒸発を防ぐ角膜保護成分が配合されていると理想的。コンドロイチン硫酸エステルナトリウムなどが代表的なので、成分表の記載をチェックしてみましょう。

疲れ目やかすみ目には、ピント調節機能改善成分を選択しましょう。長時間スマホやパソコンを見続けると、ピント調節筋と呼ばれる毛様体筋が疲労して目の疲れやかすみが起きます。症状を緩和させるためには、毛様体筋にピント調節機能改善成分を行き渡らせることが重要です。

代表的なピント調節機能改善成分であるネオスチグミンメチル硫酸塩は、毛様体筋に指令を送る神経伝達物質の働きを高め、毛様体を弛緩させることで目の調節機能を改善させます。ただし、副作用として眼圧上昇による眼痛や頭痛が起きることがあるため注意が必要です。異変を感じた場合は、専門家に相談してください。

そのほか、シアノコバラミンという名称で表記されることもあるビタミンB12も、同様の作用があり効果的です。ドライアイよりも疲れ目やかすみ目が気になるときは、以下のコンテンツも参考にしてみてください。

充血がみられる場合は、塩酸テトラヒドロゾリン・塩酸ナファゾリンなどの血管収縮成分をチョイスしましょう。充血はドライアイと併発する症状のひとつで、低下した目の機能を回復させようとして生じます。拡張している血管を血管収縮成分によって引き締めることで、症状の緩和が期待できます。

ただし、長期連用すると薬が効かなくなったり、症状が悪化したりする場合があるため注意が必要です。ドライアイによる充血は、原因となる乾燥を防ぐことが最優先。血管収縮成分はあくまでも症状を一時的に緩和するものであり、充血を根本的に治療できるものではありません。即効性はあるため、人と会う予定があるときなどに上手く活用するとよいでしょう。

根本にアレルギー症状や結膜炎などある場合は治療が必要になる場合があります。長期連用は避けましょう。

コンタクトを着用している人は、防腐剤フリーやコンタクト用の目薬を選択してください。目薬に含まれる塩化ベンザルコニウム/ベンザルコニウム塩化物などの防腐剤は、コンタクトレンズに吸着されやすい性質を持ちます。

角膜への悪影響やレンズの変形・変色の原因にもなるため、防腐剤入りの目薬は避けましょう。防腐剤無添加の場合、細菌汚染することもあるため、開封後10日程度で使用するようにしてください。

コンタクト用ではない目薬を使用したあとにコンタクトを着用する場合は、5分以上を目安に時間を空けるよう心がけてください。間隔を空けることで薬剤が涙点から流れ出て、コンタクトへの影響を防ぎやすくなります。なお、コンタクトを使用している人でも使える目薬は、以下のコンテンツでもご紹介中です。

ドライアイによって目が乾いていたり角膜が傷ついていたりすると、メントールなどの清涼成分の刺激でしみることがあります。しみるのが気になる人は、刺激の少ないマイルドタイプがおすすめです。

同じ成分の目薬でも、清涼成分の有無でクールタイプやマイルドタイプなどのバリエーションがあります。パッケージをチェックして、清涼レベルが低いものやマイルドタイプを選びましょう。

また、症状があまりなく爽快感を求める人は、あえてクールタイプを選ぶのもおすすめです。好みの使用感に合わせて選択してください。