圧倒的な大画面で臨場感や迫力を楽しめるプロジェクター。専用のスクリーンがなくても、自宅の壁に映像を投影することで、映画館さながらの没入感を味わえます。明るい部屋でも使用できるハイスペックなプロジェクターなら、テレビ感覚で日常使いすることも可能です。しかし、実際に選ぶとなると本当にきれいに映るのか、設置が難しくないかといった点が気になり、購入するか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、さまざまなプロジェクターを50商品以上比較&取材してきたマイベストが、本当のプロジェクターの選び方を徹底解説。今、あなたが選ぶべきタイプはどれなのかを紹介します。
本コンテンツを読めば、それぞれのタイプの違いをふまえてあなたに合ったプロジェクターが見つかりますよ。また、すべてのタイプのおすすめランキングも載せているので、ぜひ参考にしてください。
オーディオ&ビジュアル評論家/ライター、TV/モニター画質評価用ソフトウェア「Orichannel TPG」開発者。 4Kテレビやプロジェクターなどの映像と、ワイヤレスイヤホンやスピーカー、ホームシアター、サウンドバーなどの音が専門。雑誌やWEBなど出版業界で活動歴20年以上で、画質と音質の専門家として3000製品以上をテストしてレビュー。 執筆媒体はオーディオ&ビジュアル専門サイトPhileweb、モノ・トレンド誌の日経トレンディ、家電批評、MONOQLO、グッズプレス、&GP、価格.comマガジンなど多数。テレビ番組のオーディオ&ビジュアルコーナーの監修や出演も。 2009年より高画質・高音質、そしてライフスタイル志向のオーディオ&ビジュアル機器を、家電量販店等の投票と共に選出するVGP(ビジュアルグランプリ)審査員を務めている。 オーディオ&ビジュアル関連のガジェットをレビューするYouTubeチャンネル「オリチャンネル」も運営中。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
2025年2月18日時点の情報に基づき、新たにコンテンツを制作しました。
目次
比較的低価格でホームシアターを楽しみたい人やアウトドアでも使用したい人は、5~10万円ほどで購入可能なモバイルプロジェクターがおすすめです。バッテリーが内蔵された商品が多く、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴。画質はフルHD・HDと高くはありませんが、暗い環境なら十分鮮やかできれいに見えますよ。
映画館の本格的な臨場感ある映像を楽しみたい人や、テレビ代わりに使いたい人には、据え置き型のプロジェクターがおすすめです。値段は10~35万円と高いものの、4Kの高画質で投影できるものもあり、明るさと画質の良さは圧倒的ですよ。
置き場所を選ばず使えるものがほしいなら、照明一体型のプロジェクターがぴったり。シーリングライトとしての機能もあるため、床やテーブルに設置したくない人にも向いています。高画質とはいえませんが、暗い環境なら鮮やかに投影でき、値段も8~12万円ほどと据え置き型よりは少し安価です。
部屋が狭く大画面で映すための距離がとれない場合には、短焦点プロジェクターも検討しましょう。フルHDの商品が多く画質の選択肢は少ないものの、日中や照明のついた明るい環境でもしっかりとした画質で見られる明るさ。値段は10~20万円ほどと高いので、据え置き型だと投影できない場合に候補とするのがおすすめです。
プロジェクターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
ほとんどの製品はバッテリーを内蔵していて、キャンプなどのアウトドアでも投影できます。暗い環境であれば、モバイルプロジェクターでも十分鮮やかできれいな映像が見られるため、手軽さで選びたい人には有力候補となるでしょう。
商品によっては、天井に投影できるものもあります。たとえば「BenQ GV31」であれば、三脚がなくても傾けるだけで天井がスクリーンに。横になりながら映画鑑賞ができたり、壁に十分なスペースがなくても大画面で映せたりと、天井投影ができると利便性がアップしますよ。
下記コンテンツでは、自由な場所で映像を楽しめるモバイルプロジェクターの選び方とおすすめ商品を紹介しています。画質や音質よりも値段の安さを重視したい人におすすめな1~5万円ほどで買える安いプロジェクターや天井に投影して寝ながら映像を見られる天井投影向きプロジェクターが気になる人はぜひチェックしてみてください。
モバイルプロジェクター市場は、2017年にAnkerが発売した『Nebula Capsule』から本格化しました。それまでプロジェクターは据え置き型が主流でしたが、ボトルサイズでバッテリー・Wi-Fiを内蔵し、ネット動画を手軽に楽しめる利便性が大ヒット。現在のモバイルプロジェクター市場は、このトレンドを継承しつつ、より高画質・高輝度化へと進化を続けています。
テレビ代わりとして普段使いしたいなら、据え置きプロジェクターがおすすめです。モバイルプロジェクターよりも輝度が高いため、明るい環境でも鮮やかできれいな映像を楽しめます。直射日光の入らない日中や間接照明がついた部屋でもくっきりと見やすく、テレビの代わりとして使いやすいでしょう。
据え置き型のプロジェクターとは、家庭用で本格的な映像体験ができる商品のこと。モバイルプロジェクターの明るさが300~500ANSIルーメンなのに対し、据え置き型は1,000~1,500ANSIルーメンと高めなものが多いです。ANSIルーメンとは、「投影面の明るさ」を表す値で統一された規格で、1,500ANSIルーメン以上あれば、日中などの多少明るい場所でもはっきりとした色合いで映像を視聴できます。
解像度が高いのも魅力です。フルHD以上の4Kに対応しているものが多く、100インチ程度の大画面にしても細部まできれいに再現できます。画質がフルHDで良いのであればモバイルプロジェクターがおすすめですが、4Kに対応しているのは据え置き型だけです。高精細な映像を楽しみたいなら、据え置き型を選びましょう。
据え置き型の詳しい選び方やおすすめ商品は、下記コンテンツで紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
据え置きプロジェクターは、以前は本格的なホームシアター向けが中心でしたが、近年はオールインワンで画質・音質・機能が揃うデバイスへと進化。特にWi-Fi搭載によるネット動画対応やオートフォーカス、自動台形補正など、手軽に使える機能が標準化。設置や操作のハードルも大幅に下がり導入しやすくなっています。
比較したなかで天井設置型に該当するのは4商品で、うち3商品がアラジンです。アラジンの商品は、独自アプリによる子ども向けの機能も搭載されており、リビングや寝室で子どもと一緒に映像を楽しめます。据え置き型より画質は劣りますが、毎回の投影準備が不要なのでテレビのように気軽に使用したい人にもおすすめですよ。
天井に設置できる照明一体型のプロジェクターが気になる人は、下記コンテンツをチェックしてみましょう。おすすめ商品や選び方について詳しく解説しています。
天井設置型プロジェクターは、2018年に初代「popIn Aladdin」が登場して以降、設置スペース不要で手軽にネット動画を視聴できるデバイスとして定着。映像機器としてだけでなく、子育て世代やミニマルな暮らしを求める層からも人気です。
部屋が狭くて大画面で映すための距離が取れない人は、短焦点型のプロジェクターを選びましょう。部屋が6畳程度と狭くても、大型テレビ以上の大画面で映像を楽しめます。とくに壁から数10cm離して置くだけで設置できるモデルは、「超短焦点プロジェクター」と呼ばれます。
基本的にプロジェクターは、部屋の広さに合った画面サイズでしか投影できません。しかし、短焦点型であれば、80〜100cmの距離で80インチという大画面で投影できます。部屋が狭くてプロジェクターの導入をためらっていた人には、有力候補となるでしょう。
デメリットは、据え置き型よりも商品のラインナップが少ない点。据え置き型は4Kの高画質に対応した商品が多くありますが、短焦点型はほとんどがフルHD以下です。通常のプロジェクターより高価な超広角レンズが使用されているため、スペックが同じレベルでも投影距離が短いだけで価格も高くなります。歪みの影響を受けやすく、映像に違和感が生じる場合がある点も留意しておきましょう。
短焦点プロジェクターのおすすめ商品は、下記コンテンツで詳しく解説しています。狭い部屋でも大画面で映像を見たい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
短焦点プロジェクターは、ここ10年で徐々に製品数が増えています。特に2017~2018年頃から中国で省スペースで大画面を楽しめる利便性が都市部の住宅事情にマッチし人気化。中国では4K対応や高輝度モデルも多く、日本でもトレンドの拡大が期待されています。
解像度 | フルHD |
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明るさ(ANSIルーメン) | 336ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Netflix、Amazon Prime、YouTube、Hulu、Disney+、DAZN |
良い
気になる
ASUSの「ZenBeam L2」は、いつでもどこでも、きれいな映像と臨場感ある音を楽しみたい人におすすめ。バッテリー搭載で持ち運んで使用でき、自宅ではいつもの空間が映画館のようになる高画質・高音質で「どこにいても、手軽にシネマを」と謳っています。
明るさの検証では、336ANSIルーメンを記録。薄暗い部屋でもくっきりとした映像が見られる150ANSIルーメンをクリアしており、画面全体での明るさのムラも気になりませんでした。コントラスト比が高く、色の再現性・鮮やかさも良好で、立体感のあるリアルな色合いで映像が楽しめるでしょう。
解像感の高さも高評価。実際に映像をチェックしたところ、専門家からは「きめ細かな人肌の質感が再現されており、映画らしい奥行き感がある」と好評でした。サッカーの試合を見たモニターからは「動きの激しい映像でも残像感がほとんどなく、ボールの動きも目で追えた」という声があがりました。音質の満足度も高く、「部屋全体を満たす音の広がりと臨場感があり、ジェットエンジンの轟音も画面サイズ以上の迫力」とオーディオの専門家にも好評でした。
NetflixをインストールしたGoogle認定Android TVボックスが付属しているので、取り付けるだけでAmazon Prime Video・Hulu・YouTubeといった主要サービスも利用可能。
設置のしやすさも良好。30度まで角度調節ができるので、テーブル上に設置しやすいのもポイントです。また、障害物回避機能や自動台形補正機能が搭載されているので、物の移動が難しいリビングでもきれいな長方形で投影可能。ただし、天井に投影する際は三脚の用意が必要です。
起動時間は約45秒と平均並み。リモコンの電源ボタンを押すと同時にピーという電子音が鳴り、暗いなかでの動作がわかりやすいのも魅力です。バッテリーの持ちもよく、3時間以上稼動するため映画1本は余裕を持って楽しめるでしょう。自宅だけでなく旅行先やキャンプでも高画質・高音質な映像を堪能したい人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
連続再生時間 | 201分 |
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投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.5m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.0m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.5m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 54:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI端子、USB |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | HLG |
Bluetooth対応 | |
幅 | 132mm |
奥行 | 132mm |
高さ | 172mm |
重量 | 1.57kg |
ASUS ZenBeam L2を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
解像度 | フルHD |
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明るさ(ANSIルーメン) | 358ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Netflix、Amazon Prime、YouTube、Disney+など |
良い
気になる
明るさは358ANSIルーメンと、薄暗い部屋でもくっきりとした映像が見られるレベル。明るさのムラもほとんど気になりません。よく見ると若干ぼやけて見えるシーンもあったものの、解像感は比較的良好といえます。コントラスト比は高く、自然な色合いで迫力ある映像が楽しめるでしょう。
映し出された映像は非常に滑らかで、サッカーの映像を視聴したモニターからは「目で追っていても疲れてしまうようなことがなくてとても見やすかった」との声が。音質も迫力があり「声はこもったりせず、声の深みも感じられた」「ボーカルの声の伸びは弱い気がするが、プロジェクターでこの音質なら満足」と好評でした。迫力ある音とともに動きの速いスポーツ映像を滑らかに楽しめそうです。
立ち上がりまでに平均33秒と比較的速かったのも魅力。待ち時間が少なく、気軽に使用できます。障害物回避機能や自動台形補正機能が搭載されており、設置場所の制限も受けにくい印象です。30度以上の角度調整が可能なので、床や低い棚などにも設置しやすいでしょう。三脚なしで簡単に天井投影できるため、ベッドで横になって映画鑑賞したい人にもおすすめです。
ネット機能の充実度も高く、Netflix・Amazon Prime Video・YouTubeなどの主要な動画配信サービスに対応しています。リモコンにアプリへのショートカットボタンが配置されているので操作も簡単です。音声操作やiPhone・Androidスマホのミラーリングなど、あると便利な機能も充実しています。
コンパクトながら映像が滑らかで音質も優秀。バッテリー稼動時間の長さや設置のしやすさも魅力的で、キャンプなどのアウトドアで使いたい人やスポーツの映像を視聴したい人におすすめのモバイルプロジェクターといえます。
連続再生時間 | 250分 |
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投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.6m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.1m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.6m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 62:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI端子、USB |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | HDR 10 |
Bluetooth対応 | |
幅 | 80mm |
奥行 | 80mm |
高さ | 240mm |
重量 | 1.3kg |
JMGO PicoFlixの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
解像度 | フルHD |
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明るさ(ANSIルーメン) | 373ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Netflix、Amazon Prime、YouTube、Disney+ |
良い
気になる
BenQの「天井モバイルプロジェクター GV50」は、レーザー光源による鮮明な映像を、壁だけでなく天井にも投影して楽しみたい人におすすめ。肌の質感や服のシワまで見える高い解像感に加え、色合いのはっきりとした鮮やかな映像を楽しめました。
明るさは373ANSIルーメンと、多少明るい部屋でも鮮やかな映像を維持できる明るさ。画面の端も中央に対して95%の明るさがあり、まとまりのある映像に。コントラスト比の高さは比較的良好で、幅広い色域で色を正確に再現できる性能でした。
映像の解像感も良好。人の顔のディテールまで再現でき、遠近感とスケール感も十分でした。実際に視聴したモニターからは「演者の着用しているレザージャケットの生地の質感までリアル」という声が上がりました。一方で、サッカーを観たモニターからは「全体的にカクカクしている」との声が。とはいえ、ガタつきは若干気になる程度で、リプレイでもキレのよさを維持できていました。
厚みのある重低音や楽器のリズム感を楽しめる、音質のよさも魅力。映画の音は空間に浮かぶように広がり、音楽はプロジェクターの特性に合わせたバランス感がありました。映画を視聴したモニターは「声にニュアンスと深みがあった」とコメント。音に厚みがあり、画面の大きさに引けを取らない迫力がありました。
Netflix・Amazon Prime Video・YouTubeなどの動画配信サービスも簡単に楽しめます。リモコンにはアプリへのショートカットボタンを搭載。iPhoneとAndroidの両方からのミラーリングも可能です。電源を押してからは平均49.4秒で起動し、待ち時間はそれほど気にならないでしょう。
バッテリーの持ちも2時間30分と良好で、映画1本程度なら追加充電なしで楽しめます。三脚がなくても天井投影が可能。付属の台の上に載せて転がすだけで壁から天井に簡単に投影できました。角度は135度まで調整でき、自動で台形補正できるため調整が苦手な人にも便利。設置場所を選びにくく、壁でも天井でも鮮やかな画質を楽しみたい人は、ぜひ検討してくださいね。
連続再生時間 | 150分 |
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投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.6m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.1m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.7m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 31:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI端子、USB、DisplayPort |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | HDR 10、HLG |
Bluetooth対応 | |
幅 | 130mm |
奥行 | 191.4mm |
高さ | 211.2mm |
重量 | 2.1kg |
BenQ GV50を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
解像度 | 4K |
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明るさ(ANSIルーメン) | 1890ANSIルーメン |
良い
気になる
XGIMIの「HORIZON S Max」は、とにかく映画館のような臨場感を楽しみたい人におすすめです。検証では、クリアな映像に欠かせない明るさとコントラストの両方で高評価を獲得。最大輝度は1,890ANSIルーメンを記録し、窓から差し込む自然光や間接照明に負けない明るさです。輝度のムラもほぼなく、違和感のない映像を楽しめます。
コントラスト比の高さは検証したなかでもトップクラス。映画を視聴すると驚くほど暗部を再現し、細かい部分もつぶれていません。黒色が沈むだけではなく、地面までも緻密に表現していました。光の明るさも再現性が高めで、単に画質がよいという域を超えるほどの高画質映像を堪能できるでしょう。
実際の映像は色鮮やかで、100インチの大画面でもキメ細かさが伝わりました。プロジェクターでは再現しにくい、人物の肌のツヤや物体の光沢感までしっかりと再現。専門家による評価も非常に高く、「圧倒的なまでの解像度と鮮鋭感」とコメントしています。動きも滑らかで、スポーツする人の輪郭やボールなどもくっきりと残像感のない映像です。
音質も良好。低音の響きも上質で、地響きのような重低音と音の広がりが秀逸でした。空間を満たすような臨場感が魅力で、音の前後方向の移動感もあり、音の密度感や感じられる音の体験は映画館の再現に近いといえます。
電源の切り替えで自動的にレンズ部分が開閉し、投影もスムーズです。きれいな長方形にする自動台形補正や、映像を遮ることなく映せるオートフォーカスも搭載。障害物自動回避のほか、壁色に合わせて発色を調整する壁色補正も便利な機能です。
起動時間もわずか7.22秒と短く、電源を入れてからの待ち時間も短め。動作音は38.70dBと控えめで、静かなシーンでもファンの音が気になりにくいでしょう。一方で、リモコンにアプリショートカットがなく、主要なストリーミングサービスへのアクセスはややスムーズさに欠ける印象です。
映像関係の性能の高さに加えて、音質もプロジェクターのスピーカー性能として満足できるレベル。リアルな映像体験を自宅で味わいたい人には最有力候補となるでしょう。
ミラーリング | DLNA / Google Cast |
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音声操作 | |
レンズシフト機能 | |
スピーカー出力 | 12W×2 |
Netfix認証 | |
障害物自動回避 | |
入力端子 | HDMI端子、USB、DC |
HDR対応 | HDR 10、Dolby vision、HLG |
Dolby Audio対応 | |
Bluetooth対応 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 38.7dB |
幅 | 273mm |
奥行 | 174mm |
高さ | 234mm |
重量 | 4.8kg |
XGIMI HORIZON S MAXの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
解像度 | 4K |
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明るさ(ANSIルーメン) | 1591ANSIルーメン |
良い
気になる
XGIMIの「HORIZON Ultra」は、映画やスポーツなどさまざまな映像コンテンツを視聴したい人におすすめです。最大輝度は1,591ANSIルーメンを記録し、映像の明るさは十分。昼間の室内でも色鮮やかな映像を投影できます。輝度のムラもほとんど見当たらず、どのエリアも均一な明るさで楽しめる印象です。
コントラスト比も申し分ありません。画面の暗部が引き締まっているうえに、暗所での服の質感・光の眩しさ・燃えている火のどれもがリアルに感じられました。比較したモデルの中でトップクラスのメリハリを感じ、インパクトがある映像でしょう。
色の再現も忠実です。実際に見るとひと目でわかるほど鮮明で、顔の立体感だけでなく奥行きもしっかり表現されていました。専門家は、「色再現の幅が広めで、難しい色の再現も緻密」とコメント。スポーツ映像では、選手やボールの動きが滑らかで、カクつきも気になりませんでした。
音質もよく、スピーカーがなくても満足できるレベルです。セリフの帯域は厚めで聴き取りやすく、感情まで伝わるような質感がありました。低音はボリューム十分で、迫力を感じられます。部屋を満たすようなサウンドの広がりがあり、しっかりと立体感が感じられます。
投影に便利な機能も充実していて、自動でスクリーンの形を長方形に整える台形補正や焦点機能などを搭載。障害物を避けて投影できる障害物自動回避や、壁の色に合わせて発色調整する壁色補正などもあり、スムーズな投影が可能です。
電源を入れてからの待ち時間は短く、起動するまで8.95秒しかかかりませんでした。リモコンにアプリのショートカットはないものの、Wi-Fi規格はWi-Fi6に対応し、サクサクとネット動画にアクセスできます。動作音は39.50dBと控えめで、ファンの音を気にせずに映像に没頭しやすいのもメリットです。
高画質かつ滑らかな映像でコンテンツを視聴できるプロジェクターといえます。日常使いするのであればぜひ候補に加えましょう。
ミラーリング | chromecast |
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音声操作 | |
レンズシフト機能 | |
スピーカー出力 | 12W×2 |
Netfix認証 | |
障害物自動回避 | |
入力端子 | HDMI端子、USB、DC、LAN |
HDR対応 | HDR 10、Dolby vision、HLG |
Dolby Audio対応 | |
Bluetooth対応 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 39.5dB |
幅 | 224mm |
奥行 | 170mm |
高さ | 265mm |
重量 | 5.2kg |
XGIMI HORIZON Ultraの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
解像度 | 4K |
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明るさ(ANSIルーメン) | 1508ANSIルーメン |
良い
気になる
色の正確さは上位商品のきめ細かさにおよばないものの、色域は十分な広さがありました。実際に視聴するとビビッドさがあり、映画を視聴すると派手な色使いに目が疲れる可能性があります。とはいえ、肌色などの重要な色は崩れず、基本的な色は再現可能。動きは滑らかでスポーツ選手の動きにブレがなく、試合にも集中できるでしょう。
コントラスト比の高さもメリット。視聴すると明るい光の表現が優秀で、特殊効果の閃光の眩しさが印象的でした。暗いシーンの映像はやや明るめの場面もありますが、明暗差は十分にあります。
投影に便利な機能も多く搭載。スクリーンの形を自動で長方形に整える台形補正が備わっています。ほかにも壁の色に合わせて発色調整する壁色補正、障害物を避けて投影できる障害物自動回避機能もあり、手間なく投影の準備を済ませられました。
音質も高評価。低音ははっきりクリアに聞こえ、地響きの効果音・オーケストラの低音が空間に広がりました。セリフはニュアンスや感情が伝わり、聞き取りやすさは十分。後ろから音に包み込まれるようなサラウンド感はありませんでしたが、映像に合わせて前後に音が移動する感覚も得られました。映画館のような雰囲気で映像に没入したい人にぴったりといえます。
iPhoneとAndroidの両方でミラーリングができ、ネット機能は充実。Google TVを使って好きな番組を視聴できます。動作音は平均37.30dBとかなり静かで、映画の緊迫感あるシーンでも没入感を損ねることはないでしょう。本格的な映像体験を自宅で楽しみたい人はぜひチェックしてくださいね。
ミラーリング | AirPlay、chromecast |
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音声操作 | |
レンズシフト機能 | |
スピーカー出力 | 12W×2 |
Netfix認証 | |
障害物自動回避 | |
入力端子 | HDMI端子、DisplayPort、USB Type-A、USB Type-C |
HDR対応 | HDR 10、HDR 10+、HLG |
Dolby Audio対応 | |
Bluetooth対応 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 37.3dB |
幅 | 241mm |
奥行 | 225mm |
高さ | 151mm |
重量 | 3.7kg |
解像度 | フルHD |
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明るさ(ANSIルーメン) | 783ANSIルーメン |
OS | 独自OS |
良い
気になる
最も評価を伸ばしたのは映像のきれいさの項目。解像感は抜きん出ており、実写の人物の顔のパーツの分離やディテールまでくっきりと表現されています。コントラストや色再現性も申し分なく、特殊効果のエフェクトも美しく映えるでしょう。動きの滑らかさに特徴はないものの、極端なカクつきもなく、十分な性能です。
映像の明るさも優秀で、日中や照明がついた部屋でも映像を楽しめます。最大輝度は783ANSIルーメンと明るく、輝度ムラもほとんどありませんでした。
同シリーズのなかでもトップの音質で、特に低音の表現力は秀逸。爆音や地響きのような重低音だけでなく、芯のある音質重視の低音が印象的でした。音の広がりや左右の移動感も十分に楽しめるでしょう。
iPhoneとAndroidの両方でミラーリングでき、音声操作にも対応。リモコンのアプリショートカットでは好きなアプリを登録できるため、サブスクサービスでのドラマ・映画視聴もスムーズにできるでしょう。レンズシフト機能を搭載しているのに加え、手動での台形補正や焦点の調整もでき、投影する際に不満を抱くこともなさそうです。
照明は明るさに欠けたものの、メモリ機能では自分好みのライトのカスタマイズを4つ以上保存可能。タイマー機能はないものの、検証したなかで唯一ライトが徐々に明るくなる目覚ましライト機能を搭載しており、スムーズな朝の目覚めをサポートしてくれるでしょう。
総じて大きな欠点が見当たらず、価格以上の性能を見せつけた1台。明るい部屋でも映像を楽しみたい人や、とにかくきれいな映像と音にこだわりたい人はぜひ最初に検討してみてください。
投影方式(光源) | DLP方式 |
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ミラーリング | AirPlay |
音声操作 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
Dolby Audio対応 | |
幅 | 476mm |
奥行 | 476mm |
高さ | 145mm |
重量 | 4.9kg |
Aladdin X2 Plusの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
解像度 | フルHD |
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明るさ(ANSIルーメン) | 754ANSIルーメン |
OS | 独自OS |
良い
気になる
popInの「Aladdin 2 plus」は、同メーカーの「Aladdin X2 Plus」よりも価格を安く抑えながら、高画質な映像を視聴したい人におすすめです。「Aladdin X2 Plus」が約13万円なのに対し、前のモデルである本商品は約10万円と3万円ほど安価。「Aladdin X2 Plus」よりは性能が劣りますが、比較的きれいな映像と音質で視聴できます。
最大輝度は754ANSIルーメンを記録。日中でもカーテンを閉めれば映像は見やすいでしょう。解像感・コントラスト・色再現も満足のいく高画質で、細部まで表現しています。人物の顔のディテールまでしっかりと表現され、極端な強調感もありません。動きの滑らかさについては秀でているわけではないものの、スポーツの動画でも気になるような引っかかりやコマ落ちは感じられませんでした。
ネット機能の充実度は「Aladdin X2 Plus」と同程度で、音声操作やリモコンのアプリショートカットの利用が可能。投影のしやすさの項目でも差はなく、レンズシフトや手動での台形補正などの基本機能を備えています。
人の声や効果音がくっきりと聞き取りやすい音質で、音のクリアさには満足できるでしょう。ただし、低音は弱めで、小音量時には物足りなさを感じる可能性が。大音量で迫力のある映画鑑賞を好む人向きの音質といえます。
照明機能は高くなく、明るさが実測で183lxと暗め。4つ以上カスタムした設定を保存できるメモリ機能はついていますが、そのほかのシーンに合わせた調光機能はありません。
機能や性能は新しいモデルに劣るものの、高画質・高音質な映像をより安く楽しみたい人には適した照明一体プロジェクターだといえます。
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
ミラーリング | AirPlay |
音声操作 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
Dolby Audio対応 | |
幅 | 476mm |
奥行 | 476mm |
高さ | 145mm |
重量 | 4.9kg |
popIn Aladdin 2 Plusの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
解像度 | フルHD |
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明るさ(ANSIルーメン) | 452ANSIルーメン |
OS | 独自OS |
良い
気になる
照明の明るさは470lxとほかの機種と比べても2倍以上の明るさがあり、広い部屋でもまんべんなく明るく照らし出せます。カラフルなライトに切り替えられる「ムードライト」も搭載。ホームパーティが一層盛り上がるでしょう。
ネット機能の充実度は同メーカーの製品と変わらず、iPhone・Androidとのミラーリング機能や音声操作機能を搭載。投影のしやすさについてもとくに目立った点はありませんが、焦点調整を自動で行えるのはメリットです。
最大輝度は452ANSIルーメンで、映像の明るさはほかの製品に劣りますが、輝度ムラはほとんどありませんでした。しかし、小さなスマホの画面を拡大しているような解像感で、色の再現も若干バランスが悪く、映像のきれいさはいまひとつ。動きの滑らかさは普通程度で、映像にがたつきは見られませんでした。
照明の性能の高さが際立っているため、映像の画質・音質はそこまで重視せずにライトとして使いやすいものを求める人におすすめ。ムードライトを活用した演出を楽しみたい人も、ぜひ検討してみてください。
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
ミラーリング | AirPlay |
音声操作 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
Dolby Audio対応 | |
幅 | 476mm |
奥行 | 476mm |
高さ | 145mm |
重量 | 4.7kg |
Aladdin X2 Lightの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
短い距離で大きな画面に投写できるだけでなく、標準焦点で起こりがちな人の影の映り込みが軽減できるプロジェクター。2つのHDMI端子のほか、従来の機器でよく使用されていた、D-Sub端子やコンポジット端子・S端子も搭載しています。3,500ANSIルーメンという明るさで、明るめの部屋でも視認可能です。
投影方式(光源) | DLP方式 |
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電源方式 | 不明 |
解像度 | WXGA(1280×800) |
明るさ(公称値) | 3,500lm |
最小投影画面サイズ | 70インチ |
最大投影画面サイズ | 120インチ |
最短投影距離 | 0.739m |
最長投影距離 | 1.267m |
コントラスト比 | 20,000:1 |
アスペクト比 | 16:10 |
入力端子 | HDMI端子、RGB(VGA端子)、S端子、コンポジット |
台形補正機能 | 手動(垂直) |
4K映像を120インチの大画面で楽しめるプロジェクター。HDRに対応したさまざまなジャンルのフォーマットに対応しています。ヘッドホンやホームシアターなどのBluetooth対応機器とワイヤレス接続が可能です。
投影方式(光源) | DLP方式 |
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電源方式 | 不明 |
解像度 | 4K対応 |
明るさ(公称値) | 2,500lm |
最小投影画面サイズ | 80インチ |
最大投影画面サイズ | 120インチ |
最短投影距離 | 0.118m |
最長投影距離 | 0.317m |
コントラスト比 | 2,000,000:1 |
アスペクト比 | 16:9 |
入力端子 | HDMI端子、USB |
台形補正機能 | 不明 |
短焦点設計により23センチの距離から100インチの画面を投写できるレーザープロジェクター。HarmanKardon社の50Wスピーカーは、10Wツイーターと15Wウーファーの搭載で臨場感あふれるサウンドを楽しめます。4隅の調整と60点の校正ポイントで補正できるので、曲面でも正確な投射が可能です。
投影方式(光源) | 液晶方式 |
---|---|
電源方式 | ACアダプター |
解像度 | 4K対応 |
明るさ(公称値) | 2000ルーメン |
最小投影画面サイズ | 65インチ |
最大投影画面サイズ | 150インチ |
最短投影距離 | 0.082m |
最長投影距離 | 不明 |
コントラスト比 | 3000000:1 |
アスペクト比 | 16:9、16:10、4:3 |
入力端子 | HDMI端子、USB |
台形補正機能 | 自動 |
最近では、手軽に楽しめるプロジェクターが1万円台で購入できるようになっています。明るさや画質などのスペック面では高価なものと比較すると劣りますが、コスパよく楽しめるモデルも発売されています。とくに、映画やゲームを大画面で楽しみたいけれど、予算を抑えたいという人にはおすすめです。リーズナブルな価格でありながら、十分に楽しめる性能を備えているものも多いので、手軽にプロジェクター生活を始めることができるでしょう。
以下では1〜5万円台で購入可能な安いプロジェクターを紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
目への影響は小さいとされています。プロジェクターの画面は光が投影されたものなので、直接発光している部分を見ることがありません。テレビやパソコンの画面と比べると、目への負担は少ないでしょう。
最新の機種では、「アイ・プロテクション機能」という障害物を検知して明るさを一時的に下げたり、画面を停止したりする機能もあります。小さい子どもがいる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。ただし、レンズ部分を直接見てしまうと強い光による刺激があるので注意が必要です。
<4Kテレビ・4Kプロジェクターの電気代>
プロジェクタ―の解像度がフルHDであれば、1か月あたりの電気代はさらに安く約328.5円です。電気代を少しでも抑えたい人は、プロジェクタ―の購入を検討してみてくださいね。
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