【徹底比較】脂性肌向け化粧下地のおすすめ人気ランキング【テカリ・皮脂崩れを防止できるのは？2025年3月】

FASIOの「くずれ ・ 日やけ防止下地」は、汗に強いのは魅力ですが、顔全体がテカリやすい脂性肌の人にはおすすめできません。人工汗を吹きかけてティッシュで擦った検証では汗を弾いて、ピタッと密着した状態をキープ。一方、額に塗って6時間後の表面の皮脂量を計測したところ、塗布前に比べて174％と大幅に増加したため、皮脂によるテカリやベタつきが気になる人にはあまり向いていません。

下地の色は肌色で、小さな毛穴や薄い色ムラなら自然にカバーできます。実際に使用したモニターからは「小さな毛穴は気にならない」「下地が肌の色に近いため、赤みをカバーしやすい」という声が寄せられました。ただし、色が濃い赤みやシミはカバーしきれないため、気になる人はカバー力の高いファンデーションを併用するのがおすすめです。

テクスチャは柔らかく、肌の上でスルスルと伸びやすいのがメリット。香りはほとんどないため、強い香りが苦手な人でも使いやすいでしょう。汗や擦れには強いですが、肝心のテカリにくさでは物足りない評価に。肌表面の皮脂が出やすい脂性肌の人は、ほかの商品をチェックしてみるのがおすすめです。

Clueの「&be マットプライマー」は、テカリをしっかり抑えたい脂性肌の人におすすめです。モニターの肌に塗って6時間後の肌の表面の皮脂量を測ったところ、増加したのはわずか0.6%のみ。脂性肌のモニター5人中3人が塗布前より肌表面の皮脂量が減少したので、テカリを長時間抑える効果に期待できます。

崩れにくさも優秀。人工汗液を吹きかけてティッシュで摩擦を加えても、色がにじまずヨレも目立ちませんでした。皮脂崩れを防ぐ成分も充実しており、汗や高い湿度で化粧が崩れやすい夏場にも向いています。

補正力も高評価で、モニターからは「毛穴の凹凸が目立たなくなった」「薄い赤みはしっかりカバーできた」というコメントが寄せられました。大きな凹凸や濃い色ムラは隠し切れないものの、肌悩みを自然にカバーしてなめらかな質感に整える補正力は期待できます。

サラサラのテクスチャで、ベタつきが気になる肌の上からでも塗りやすいのがメリット。香りにはティーツリーをはじめとした天然香料を使用していて、モニターからは「香りの強さがちょうどよい」という声が挙がっています。

テカリにくさや崩れにくさに優れており、汗でベタつきやすい季節でもメイク崩れを防ぐ効果が期待できます。とくに表面の皮脂で肌がベタベタしやすい人におすすめの、ベストバイ・脂性肌向け化粧下地です。

コーセーの「メイク キープ プライマー」は、夏のレジャーにおすすめです。皮脂だけではなく、汗や擦れによる崩れに強いのが特徴。崩れにくさの検証では、人工汗を吹きかけティッシュで摩擦を加えてもほとんど色が落ちませんでした。汗をかきやすいスポーツシーンでも活躍するでしょう。

テカリにくいのも特徴です。脂性肌のモニターの肌に塗って6時間後の肌表面の皮脂量を測定したところ、増加率はわずか1.6%。モニター5人中3人で、塗布後に肌表面の皮脂量の減少が見られました。粉体や皮膜形成効果のある成分が配合されており、時間が経ってもテカリを抑える効果に期待できます。

Laura Mercierの「ピュア キャンバス プライマー ブラーリング」は、汗をかきやすい人やマスクの時期におすすめです。崩れにくさの検証では人工汗液を吹きかけて擦っても、色落ちはほとんど見られず。部分的ににじむことがあったものの、下地の色が透明なので、肌の上ではわかりにくいでしょう。

一定のテカリ防止効果も見込めます。モニターの肌に塗って塗布6時間後の皮脂量を測ったところ、肌表面の皮脂は3.6%の増加にとどまる結果に。皮脂吸着効果のある成分を配合しており、皮脂とベースメイクが混ざってドロッとヨレるのを防ぐ効果も期待できますよ。

補正力もおおむねよい結果に。実際に使用したモニターからは「肌に伸ばすとすぐにサラサラの質感になる」「毛穴の凹凸が埋まりなめらかな肌になる」というコメントが寄せられました。みすみずしい質感のクリームで伸びがよく、肌にスッとなじみやすいのも利点です。無香料なので、香りが苦手な人にも向いています。

透明なぶん色ムラのカバー力はほぼなく、赤みが目立つ場合はコントロールカラーやコンシーラーが必要になるでしょう。とはいえ汗をかいても崩れにくく、時間が経っても表面の皮脂でベタつきにくかった本商品。脂性肌にはもちろん、夏の暑い季節にもうってつけの商品ですよ。

こちらの商品は終売となっています。

「ツヤピッタプライマー」は、美容系動画クリエイターかわにしみきプロデュースのブランドmuiceから発売された商品。毛穴やくすみをカバーするパウダーや、密着度を高め化粧崩れを防ぐポリマーを配合し、ツヤ肌なのに崩れにくい新感覚のプライマーと謳っています。

この商品の魅力は、皮脂だけではなく汗・擦れによる崩れにも強い点。塗布してから6時間後の肌表面の皮脂量を測定したところ、塗布前と比較しわずか1.3%しか増加しなかったため、テカリを長時間抑える効果が高いといえます。また、崩れにくさ（汗・擦れ）の検証でも高評価に。高い密着力で人工汗液を吹きかけて擦ってもほとんど色が落ちなかったため、汗でベースメイクがドロっと崩れやすい夏場の使用におすすめです。

補正力の検証では、高評価まであと一歩というところ。パールやラメの効果で肌がパッと明るく見え、光で色ムラや毛穴の凹凸をぼかせるのは好印象ですが、ラメが目立ちテカリのように見える点が気になります。Tゾーンや顎先にはしっかりフェイスパウダーをつける必要がありますが、ベタつきを抑えつつツヤ肌に仕上がるため、「脂性肌だからツヤ肌メイクができない」と諦めていた人にぜひ使ってほしい下地といえます。

「RMK ロングラスティングUVベース」は、SPF50・PA+++の高い紫外線防御力のあるUV下地。高いUVカット力でありながら、きしまず、うるおい感のある肌をキープすると謳っています。

テカリにくさの検証では、下地塗布前と比較し肌表面の皮脂の増加量がわずか＋3.3%と高評価に。下地を塗らない場合と比較し、肌表面の皮脂を約15分の1に抑えられたため、肌のテカリが気になる人向きといえます。

崩れにくさ（汗・擦れ）の検証でも好ましい結果に。人工汗液を吹きかけて擦ってもほとんど変化は見られず、高い密着力を発揮しました。マスクメイクの日や汗を描きやすい夏場にも使いやすいでしょう。

一方、補正力の検証ではまずまずの評価に。無着色でシミやニキビ跡などの赤みは隠しきれないため、肌のアラが気になる場合はカバー力の高いファンデーションを重ねるとよいでしょう。

KATEの「プロテクションエキスパート（ラスティング）」は、化粧崩れ・テカリを長時間防止すると謳う化粧下地。サラサラマットコートでベタつきのない仕上がりが持続するといいます。

崩れにくさ（汗・擦れ）の検証では、高評価を獲得。人工汗液を吹きかけ擦っても、しっかりと水分を弾き色が落ちませんでした。また、汗や皮脂になじみにくいシリコーンオイルや皮脂吸着効果のある粉体を配合しており、汗だけではなく皮脂による化粧崩れを抑える効果も期待できます。

実際に、テカリにくさの検証では、モニターの過半数が塗布前の数値よりも低い数値を記録し理想的な結果に。塗布6時間後の肌表面の皮脂が平均-2%で、テカリを抑える効果が高いといえるでしょう。塗布直後はややベタつきがありますが、肌になじむとサラサラな質感に変化するためあまり気になりません。補正力はあまりないのでこれ1本でベースメイクを完成させたい人には不向きですが、サラッとした肌を長時間キープできるので、夕方のベタつきを予防したい人におすすめです。

INTEGRATEの「すっぴんメイカー トーンアップUV」は、1本ですっぴん美肌を叶えると謳う化粧下地。保湿成分や皮脂吸着パウダーを配合し、うるおうのにテカらず、つるんとした肌が長時間続くといいます。

実際に肌に塗り補正力を検証したところ、ピンクベージュのカラーで毛穴の凹凸や肌の赤みをほどよくカバーできた点で高評価に。モニターからは「小鼻にある小さい毛穴の凹凸は埋まりつるんとした肌になった」「頬の薄い赤みはぼかされ目立ちにくくなった」との声が挙がりました。下地の段階で肌悩みをある程度カバーできるため、薄づきのファンデーションを重ねてもきれいに仕上がるでしょう。

一方、テカリにくさの検証では低評価に。塗布してから6時間後の肌表面の皮脂が＋51%と、テカリを抑えられているとはいい難い結果になりました。塗布直後は肌表面がサラサラとしていたものの、時間が経つとベタつきを感じやすかったため、1本で仕上げるよりも上からパウダーファンデーションやマットタイプのリキッドファンデーションを併用するのがおすすめです。

SANA excelの「ラスティングタッチベース シルキースムージング」は、テカリを徹底防止し、快適な肌を保つと謳う下地。余分な皮脂を吸着・固化する2種類のパウダーで、つけたての仕上がりを長時間キープするといいます。

崩れにくさ（汗・擦れ）の検証ではトップクラスの評価に。人工汗液を吹きかけ擦っても、密着力が高くほぼ色が落ちませんでした。また、皮脂を吸着する粉体や肌に膜を張り化粧崩れを防ぐシリコーン成分を多く配合し、皮脂崩れを防止する効果が期待できます。

テカリにくさの検証でも、塗布前と比べて夕方の肌表面の皮脂を＋1%にまで抑え、高評価を獲得。しっとり感のある塗り心地ですが、肌になじむとサラッとした質感に変化し、テカリにくい状態を維持できました。一方、モニターからは「塗布直後のベタつきが気になる」というコメントもあったため、気になる場合は軽くティッシュオフするとよいでしょう。

SANAの「毛穴パテ職人 テカリ防止下地」は、皮脂を固化させる独自の新原料を配合し、テカリ防止に特化した化粧下地。従来品の200倍ものスピードで皮脂を吸着し、サラサラ感をキープするといいます。

崩れにくさ（汗・擦れ）の検証では、人工汗液を吹きかけて擦っても、色が滲んだり薄くなったりせずに仕上がりをキープできました。また、テカリや汗・擦れによる化粧崩れ防止成分として粉体やシリコーンが複数配合されているため、肌に膜を形成し皮脂によるヨレを防ぐ効果も期待できます。皮脂・汗・擦れに強いため、夏のレジャー用のメイクや蒸れて擦れやすいマスクメイクにも向いています。

一方で、テカリにくさの検証ではまずまずの結果に。つけたてはベタつきを感じませんでしたが、6時間後には肌表面の皮脂が＋17%となり、テカリを長時間抑える効果はあと一歩といったところ。時間が経つとどうしてもベタつきが気になったため、こまめにティッシュオフをしたり、あぶらとり紙を使ったりすることでサラサラ感をキープできます。

ettusaisの「フェイスエディション スキンベース フォーオイリースキン」は、皮脂によるテカリ、ファンデーションのヨレなどのメイク崩れをしにくい肌に仕上げるという化粧下地。軽いつけ心地で、サラサラな質感になると謳っています。

テカリにくさの検証ではトップクラスの評価を獲得。夕方の肌表面の皮脂は＋0.6%で、塗布前とほぼ変わらない状態にまで抑えられました。また、塗布直後から肌がサラッとした質感になり、それが持続するのがうれしいポイント。皮脂吸着効果のある成分を配合しており、時間が経っても皮脂とベースメイクが混ざって汚くヨレるのを防ぐ効果が期待できます。日中のテカリが気になる人には、一度使ってほしい下地です。

一方、摩擦により崩れやすいのがマイナスポイント。水分はかなり弾きますが摩擦に弱く、ティッシュで擦ると半分ほど色落ちしたため、塗布後はできる限り触らないようにすることで仕上がりをキープできます。