【徹底比較】横向き寝用枕のおすすめ人気ランキング【2025年】

タナカふとんサービスの「みんまくグランプレミアム」は場所によって異なる硬さの中素材を用いており、体への負担の軽減が期待できると謳っている商品です。抗菌・消臭・抗アレルゲン加工が施されているうえ、洗濯機使用が可能なので衛生的なのも魅力。

表面が肌触りのよいニット地で、耳の圧迫感はほとんどなく高評価でした。高さを細かく調節することができるので、どんな体格の人でもフィットしやすいでしょう。また、「理想的な寝姿勢を維持できて、とても呼吸がしやすい」とモニターから好評でした。

一方で、やや熱はこもりやすく、体温で温まってしまい寝苦しいことも。両サイドが盛り上がっていて寝返りに力が必要ではありますが、睡眠中の呼吸のしにくさについて悩んでいる横向き寝の人にぜひおすすめしたい商品です。

2021年にグッドデザイン賞を受賞した、カインズの「Moffle 弾力性に優れたやわらかいまくら」。丈夫で、弾力性と涼感性もあるTPE素材を使用した「新感触の寝心地」を謳う商品です。

実際に使用してみると、もっちりとした弾力によるフィット感の高さが好印象でした。耳への圧迫感は気にならず、呼吸のしやすさも問題ありません。適度な弾力が頭の転がりをサポートするため、寝返りも楽に打てますよ。さらに、熱のこもりにくさは今回検証した商品中トップの結果に。5分後・10分後・15分後の枕表面の温度平均は、開始時の35.5℃から6.2℃も下がっています。

しかし、高さの調整はできないため、検証ではやせ型の女性モニターには高すぎたのが惜しいポイント。とはいえ、群を抜いたひんやり感を得られるため、夏場の寝苦しい夜に悩む人は試してみるとよいでしょう。

西川の「エアー4D ピロー（高）」は、全体用高さ調整シート1枚と首・後頭部・両サイドと4分割になったシートで、横向き寝にフィットするよう高さ調整が可能。ゲルと28個の通気穴によって枕内部の温度上昇を抑えます。

調整シートが2種備わっているため、モニターの体格に合わせて細かく高さ調整ができました。男女6名のモニター全員が横向きである程度きれいな寝姿勢がキープでき、体とのフィット感は高評価に。また、表面に編み込まれたウレタンシートの凹凸が、頭を置いたときのフィット感を生んでいます。

耳への圧迫感も問題なく、正しい寝姿勢をキープしやすいことで呼吸も楽にできました。熱のこもりにくさはまずまずの評価です。すべての項目で弱みとなるものがなく、複数の体型の人にフィットしやすい枕なので、快適な横向き寝をサポートしてくれるでしょう。

リングコアと複数枚のシートコアを組み合わせて使用する、エアウィーヴの「エアウィーヴ ピロー スタンダード」。仰向け・横向き寝でも理想的な頭の高さをキープできるよう、枕の中央部分に比べて両サイドが硬いつくりになっているのが特徴です。

横向きでの体とのフィット感の検証では、どのモニターもある程度きれいな寝姿勢をキープでき、高評価を得ました。内部に長方形のシートコアが1枚、U字型のコア1枚が内蔵されているため、モニターごとに高さ調整できるのが強みです。

正しい寝姿勢を維持しやすいため、呼吸のしやすさも高評価に。熱のこもりにくさもまずまずでした。しかし、やや硬めの感触で、耳への圧迫感を感じたのは惜しい点。とはいえ、中素材のファイバーが水洗いできるので、衛生面が気になる人におすすめの商品です。

TENTIALの「BAKUNE MAKURA」は高さ調節シートが付属しており、表裏で高反発・低反発を選択できるので好みや体格によって高さを調整できるのが魅力的な枕です。

調整シートを入れ替えることで枕の高さを変更できます。横向き寝では、ほとんどのモニターにぴったりの高さになりました。理想的な寝姿勢になるのも高評価のポイントです。また、正しい寝姿勢を維持できるので呼吸はしやすい結果に。

ウレタンフォームを使っていて耳への圧迫感が少ない一方、中素材が詰まっているため、熱がこもりやすいのが難点でした。

西川の「医師がすすめる健康枕 肩楽寝（高め）」は、裏面にメッシュ加工が施されており、通気性のよさを謳った商品です。中素材にポリエチレンパイプを使用していて丸洗い可能なので、衛生的に使用できます。

呼吸のしやすさの検証では、「アーチ型の形状が肩・首を支え、体が安定するので呼吸がしやすい」という声が挙がり高評価に。また、中素材のパイプが柔らかいので、横向きで耳に触れても圧迫感が少ない印象でした。ただし高さは控えめなので、肩幅の広い人だとフィットしにくいでしょう。

熱のこもりにくさはまずまずで、寝ていると体温で少し温かくなる可能性があります。また、寝返りを打った際に、中素材のパイプも一緒にズレてしまうのも気になりました。

ムーンムーンの「YOKONE3」は枕の真ん中がくり抜かれているため、横向き寝・うつぶせ寝・仰向け寝に対応します。上部には、就寝前に首の後ろや後頭部をマッサージするための凸凹がついているのが特徴です。

横向きの姿勢では、ほとんどのモニターが正しい寝姿勢を維持できました。加えて、熱のこもりにくさの検証では、5分後・10分後・15分後の枕表面の平均温度が33.8℃と開始時の35.5℃よりも1.7℃下がり、高評価に。

呼吸のしやすさも問題なく、耳への圧迫感はまずまずでした。枕のサイドに段差があるため、寝返りのしやすさはいまひとつですが、段差部分に手を置いて眠ることができ、実際に使用したモニターからは「使ってみると横向き寝が楽になる」というポジティブな意見がありました。

太陽の「ヒツジのいらない枕」は、三角格子構造が特徴的な枕です。消臭効果がある活性炭を配合しているのもうれしいポイント。

女性や細身の男性など、比較的体重の軽い人には横向きでの体とのフィット感が高い傾向でした。しかし、体格のしっかりした人にはやわらかすぎて安定感に欠ける一面も。耳への圧迫感は気にならず、横向きでの呼吸のしやすさも高評価です。

熱のこもりにくさの検証では、5分後・10分後・15分後の枕表面の平均温度が32.5℃と、開始時の35.5℃から3.0℃下がり、高評価を得ました。頭を涼しく保ち、快適な睡眠をサポートしてくれるでしょう。

西川の「エアー4D ピロー（低）」は、内部にあるシートが4分割されているのが特徴。サイドに高さをつけることで、横向き寝にもフィットする形状になっています。

同シリーズの高さ違い「エアー4D ピロー（高）」と比べて中素材が薄いため、硬さを感じるモニターが多数でした。硬さから、フィット感に欠けてしまったのが惜しいポイント。とはいえ、呼吸のしやすさは問題なく、耳への圧迫感もまずまずまずの評価です。

また、枕表面の網目状になったウレタンシートの凸凹によって頭の転がりがサポートされている感覚があり、寝返りはしやすいといえます。今回の検証では、フィット感に欠ける点が惜しいものの、硬めの感触を好む人であれば検討候補になり得るでしょう。

西川の「自分で高さ調整できる！西川おすすめの快適フィット枕 パイプ」は、本体を洗濯機であらうことができて衛生的に使用できるのが魅力。メッシュ加工がされた調節シートで、さまざまな体格の人に合わせやすい商品です。

耳の負担を軽減するためのくぼみがあり、圧迫感は少ない印象でした。さらに、高さを調節できるので、さまざまな体格の人でも寝姿勢を維持でき、呼吸もしやすいのも魅力。

熱はややこもりにくく、枕が温まって寝苦しく感じることは少ないでしょう。しかし、両サイドの盛り上がりによって寝返りを打つ際に余分な力を入れる必要があったため、寝返りが多い人には不向きといえます。

IKEAの「クルッブスポッレ」は、厚みのあるクッション性の高い素材が特徴的。また、冷感ジェルを使用しており、ひんやりとした寝心地もうれしいポイントです。

高さがあるので、肩幅の広い人にフィットしやすい傾向がありました。また、クッション性の高い素材なので、耳の圧迫感は少ないでしょう。

一方、フラットで寝返りがしやすい形状ですが、横幅が小さいので頭が枕から落ちそうになってしまうのは気になりました。さらに、熱はややこもりやすいので、暑がりな人は寝苦しく感じてしまうかもしれません。