フランス映画のおすすめ人気ランキング【2025年】

パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を描いた作品です。笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。フランソワ・クリュゼとオマール・シーが好演し、日本でフランス映画歴代一位の興行収入を記録しました。

リュック・ベッソン監督が、ニューヨークを舞台に放つアクションエンターテイメントです。リュック・ベッソンの名を世界に知らしめた、映画史に残る傑作アクション。劇場初公開時にカットされた22分の未公開シーンを追加し、96年に公開された完全版作品です。

フランスのみならず日本でも大ヒットを記録した、ロマンティックコメディ。パリ・モンマルトルを舞台に、空想好きな女性アメリの日常と不器用な恋の行方を、ポップな映像とブラックユーモアを交えて描いています。オドレイ・トトゥが演じる主人公・アメリは魅力たっぷりです。

18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描いたラブストーリーです。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を散策し語り合ううちに恋におちる2人。約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となりますがそれは別れを意味していました。

終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の人生をめぐるパリ横断の旅に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマです。フランスの人気コメディアン、ダニー・ブーンとシャンソン歌手のリーヌ・ルノーが共演。エッフェル塔やシャンゼリゼ通りなどパリの名所が多数登場し、旅行気分に浸れます。

耳が聞こえない家族と、家族の通訳として生きる健聴者少女の絆を描いた人間ドラマです。第94回アカデミー賞作品賞ほかを受賞した感動作。CODA（ろうあの親を持つ子ども）の少女が家族との絆ゆえに将来に悩み、夢に向きあい、さらに絆を強くする姿に胸が熱くなります。

聴覚障害を持つ家族の中でただ1人耳の聞こえる少女が、歌手になる夢を家族に理解してもらおうと奮闘する姿を描いたハートフルストーリーです。仲よし一家のやりとりに笑い、互いを想う絆に涙。歌のオーディション番組で称賛され、本作で女優デビューした新星ルアンヌ・エメラが、自然な演技と圧巻の歌声で魅了します。

2013年第66回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作です。フランスの人気コミックを原作に、アブデラティフ・ケシシュ監督が、青い髪の美大生エマと出会い、運命的な恋に落ちた女性アデルの情熱的な人生を、大胆な性愛描写とともに描いています。女優2人があふれでる愛の熱量を、全身全霊で表現した演技にも注目です。

故郷の田舎町を飛び出したローズはあこがれの秘書になるため保険会社に就職しますが、すぐにクビを言い渡されてしまいます。クビを免れる条件は、タイプライター早打ち世界選手権で頂点に立つこと。1950年代フランスを舞台に、当時のカルチャー＆ファッション満載で描いた作品です。

犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代社会が抱えている闇をリアルに描いた作品です。1人の少年が起こした些細な事件が、取り返しのつかない大騒動へ発展。幼い頃から長らくモンフェルメイユに暮らすラジ・リ監督がメガホンをとり、カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた社会派ドラマです。

雪山の山荘で起きた転落死をめぐる、法廷サスペンス作品です。2023年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞。関心領域などの話題作が続くザンドラ・ヒュラーが、圧巻の演技で観る者を疑心暗鬼の渦へと引きずり込みます。

フランソワ・オゾン監督がアガサ・クリスティ風推理劇を、歌と踊りでアレンジした映画です。雪に閉ざされた大邸宅で起きた殺人事件を描いたサスペンス作品。1950年代ディオールの「ニュールック」をモデルにした衣装やカラフルなセットにも注目です。

日本で1980年代にアニメ化されて根強い人気を誇る北条司の漫画「シティーハンター」をフランスで実写映画化。ボディーガードや探偵を請け負う凄腕のスイーパー冴羽獠は、相棒の槇村香と日々さまざまな仕事を受けています。ある日、2人のもとに危険な任務が持ち込まれます。

ヴィンセントとソフィーが営む肉屋がある日、ヴィーガンの活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の1人を殺してしまいます。死体処理に困ったヴィンセントは、それをハムに加工しますが、ソフィーが勘違いして店頭に出すと人気商品に。戦慄の人間狩りとカニバリズム、夫婦愛のコントラストが利いた不謹慎な笑いが満載です。

「ニキータ」や「レオン」のリュック・ベッソン監督が放つ、アクションエンターテイメント作品です。10％しか機能していないとされる脳の謎をテーマにしたストーリーが斬新。ミステリアスなヒロインを演じるのは、「アベンジャーズ」シリーズのスカーレット・ヨハンソンです。

17歳と24歳、青年同士の恋のみずみずしさやはかなさをひと夏の恋という形で描いた佳作。本作で初主演を演じた、ティモシー・シャラメの美貌と演技力に魅了される作品です。誰もが胸に秘める初恋の記憶を揺さぶられる、青春ストーリーです。

ジャック・ドゥミ監督＆カトリーヌ・ドヌーブ主演で第17回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した1964年の傑作ミュージカルです。自動車修理工場で働く青年ギイと、傘屋の娘ジュリビエーブは結婚を約束した恋人同士。アルジェリア戦争の徴兵令状が届き、2人の人生が大きく翻弄されるさまを描いています。

アンリ＝ジョルジュ・クルーゾー監督による、傑作サスペンス。少しの振動で爆発するニトロを運ぶ荒くれ者たちを、恐るべき難関が待ち受けます。前半で登場人物の性格などをじっくり描写し、それが後半のスリルやサスペンスを際立たせていく展開は鳥肌ものです。

巨大ザメが巻き起こす恐怖を、環境問題を背景に描いたパニックスリラー作品です。トライアスロンの国際大会を控えたパリでセーヌ川に巨大ザメが出現。流血の惨事を防ぐため、1人の科学者は自らの悲惨な過去に向き合うことになります。

第54回カンヌ国際映画祭で、グランプリ・最優秀主演女優賞・主演男優賞の3冠を受賞した作品です。国立音楽院の厳格なピアノ教授・エリカと、彼女に恋をした学生・ワルターの愛憎を激しく描写。過干渉な母親の影響で倒錯的性癖を隠し持っていたエリカが、ワルターに愛されることで次第に破綻していく様子は衝撃的です。

フランソワ・トリュフォー監督の長編デビュー作です。自身の不遇な少年時代をモデルにしたともいわれ、両親の愛を知らない少年の悲しみと不安を独特のタッチで描いた作品。子どもに対する厳しさもありながら、人々の温かい眼差しが特徴的です。

ジャン＝リュック・ゴダールが1965年に発表し、ヌーベルバーグの金字塔的作品として語り継がれる代表作です。ピエロと呼ばれるフェルディナンは、退屈な結婚生活から抜け出したいという衝動に駆られ、偶然再会した昔の恋人マリアンヌと一夜を過ごすことに。翌朝見知らぬ男の死体を見つけた2人は逃避行を始めます。

とある超高級フレンチレストランは、ベテランシェフのスランプで存続の危機に。そんな折、シェフは天才的な舌を持つペンキ塗りに出会います。さらに素人シェフ達も仲間に加わり、問題だらけの寄せ集めシェフ達はレストランを守ろうと立ち上がります。

スピード狂のタクシー運転手ダニエル。スピード違反を見逃してもらう代わりに、マヌケな新米刑事エミリアンと銀行襲撃を繰り返しているドイツ人強盗団を壊滅させる手助けをすることになります。マルセイユの街を舞台に、目も眩むようなスピード感たっぷりのカー・アクションが繰り広げられる痛快エンターテインメントです。

リュック・ベッソン製作、リーアム・ニーソン主演で描くサスペンス・アクションです。疎遠になっていた娘が拉致されることからストーリーははじまります。元CIA秘密工作員は現役時代に身に着けたスキルを駆使し、単身で人身売買組織にいどむ作品です。

カンヌ国際映画祭の常連であるグザビエ・ドラン監督の作品です。恋人のフレッドにトランスジェンダーであることを告白した青年ロランスは、彼女から厳しい非難を受けたものの、困難を乗り越えながら一緒に生きていくことを選択。愛とは一体何なのか、その美しさや痛みについて考えさせられます。

ドイツ軍の空襲で家族失った少女ポーレットは、農家の少年ミシェルと親しくなります。少年は死んだ子犬を埋め十字架を立て、それから二人は小さな虫や動物の死骸を埋め十字架を立てるという葬式ごっこをはじめる。ナルシソ・イエペソのギターのメロディが、戦争に翻弄された幼い子どもたちの悲劇をかき立てます。

「レオン」のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけた、バイオレンスアクション。ある夜、警察に止められた一台のトラックの運転席には負傷し女装した男がいました。荷台には十数匹の犬がおり、「ドッグマン」と呼ばれるその男は半生を語りはじめます。

ハリウッドにトーキー映画が登場したことでサイレント映画の大スタージョージは落ちぶれ、エキストラだったペピーが人気女優に。ジョージに恋するペピーは、何とか彼を復活させようとします。2011年の第64回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した、白黒＆サイレントのラブストーリーです。