鉄部の酸化防止に欠かせない錆止め塗料。鉄骨などの建築用途だけでなく、雨に濡れる庭のゲートや車、工具などのメンテナンスに使えるものが、多数販売されています。しかし、ローバルや関西ペイントなど取り扱いメーカーが多く、どれにすべきか迷いますよね。
そこで今回は、錆止め塗料のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。液体・スプレーなどのタイプや、屋外用・屋内用などの種類の違いも解説。グレー・黒・透明など色のバリエーションにも触れるので、ぜひ本コンテンツを参考に用途にぴったりの錆止め塗料を見つけてください。
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錆止め塗料とは、錆びの進行を遅らせる下塗り用の塗料です。防錆剤配合で、錆止め不要と表記のある塗料も該当します。金属部分に塗れば空気や水分をシャットアウトし、錆びの原因である酸化反応を抑制。なお、とくに説明がない限り木材に塗装しても問題ありません。
錆止め塗料は錆びの進行を遅らせますが、すでに錆びが進行してしまった部分に対しては錆転換剤のほうが適任です。対象の金属部分の状態に応じて、錆止め塗料と錆転換剤を使い分けるとよいでしょう。錆止め塗料はコメリなどのホームセンターや100均などでも購入できるので、ぜひ試してみてください。
錆止め塗料を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
錆止め塗料には、液体タイプとスプレータイプのものがあります。それぞれ使い勝手が異なるので、作業に応じて適したほうを選びましょう。
いろいろな場所に塗りやすい錆止め塗料がほしいなら、液体タイプがおすすめ。庭の門やフェンスなどの細かい部分は刷毛、車のボディや屋根など広範囲の塗装にはローラーと使い分けながら、効率的に塗装を進められるのが魅力です。スプレーは異なり飛散リスクはありません。
しかし、液体タイプの錆止め塗料は慣れるまで均一に塗るのが難しいことも。また、一般的な液体タイプの塗料はスプレータイプと比べると塗膜が厚く、乾燥に時間がかかる点にも要注意です。
手軽さ重視ならスプレータイプに注目。刷毛やローラーを使わず、塗りたい場所に吹きかけるだけで塗装できます。刷毛が入らない細かい場所にも塗りやすく、初心者でも均一に仕上げられる点も魅力。速乾性がある商品も多く、短時間で作業できますよ。
ただし、塗料が飛散するため、しっかり養生しておかないと意図しない場所に塗料がつくリスクも。吸い込まないように換気対策なども必須です。また屋外の場合、風の影響でうまく使えないケースも。スムーズに使用できる場所を確保できるか考えて購入しましょう。
錆止め塗料には、屋外向けと屋内向けがあります。それぞれチェックすべきポイントが違うので、確認しておきましょう。
屋根や庭のフェンスなど屋外のものに塗装するなら、耐久性の高い錆止め塗料がベター。紫外線や風雨の影響を受けやすい屋外では、耐久性が低い塗料だとすぐに劣化して錆びてしまう場合も。油性塗料や合成樹脂系塗料などに高耐久なものが多いのでチェックしてみましょう。
また、錆止め塗料には主剤だけの1液型と硬化剤と混ぜて使う2液型がありますが、一般的には2液型のほうが耐久性は高め。耐用年数表示も長い場合が多いので、長持ちさせたいなら2液型の錆止め塗料から選んでください。
なお、油性塗料の場合は溶剤を使いますが、耐久性重視なら強溶剤を使うものがおすすめ。ただし、シンナーなど特有の強いニオイを発する場合もあるため、近隣への影響を考慮して使いましょう。ニオイが気になるなら水性塗料を選ぶのも手です。
風雨や直射日光にさらされない屋内の家具・工具などに使うなら、水性塗料やエポキシ塗料がぴったり。室内作業ではニオイや揮発性有機化合物(VOC)がこもりやすいため、ニオイが少なく低VOCの水性塗料がベターです。
エポキシ塗料も強い塗膜を形成でき、しっかり錆びを防止できます。しかし、紫外線への耐性が低いため、直射日光が当たる場所にあるものには使わないほうが無難です。
もちろん、耐久性などを重視して屋内用のものに油性塗料を使うのもあり。屋内で油性塗料を使う場合は、できるだけニオイやVOCの少ない弱溶剤系を選び、しっかり換気したうえで作業してください。
錆止め塗料のカラーは、上塗り塗料に合わせて選びましょう。下塗りは直接見えなくなる部分ではあるものの、仕上がったときの色合いに影響します。正反対のカラーを選んでしまうと、きれいに仕上がらないことがあるため注意してください。
従来の錆止め塗料は赤錆色が一般的でしたが、近年は白・黒・グレー・ブラウンなど多彩なカラーバリエーションから選択可能。自然な質感を活かしたいときは、透明なクリアタイプを選ぶとよいでしょう。
錆止め塗料だけで塗装を完結させたいなら、上塗り兼用タイプの錆止め塗料を選びましょう。錆止め塗料は基本的に下塗り塗料であり、仕上げに使う上塗り塗料(塗装によってはあいだに中塗り塗料)の定着などを目的に使うものです。
上塗り兼用タイプの錆止め塗料は、ツヤ・カラーの自由度が高く、2回以上塗れば塗装を仕上げられます。上塗り塗料を別途用意しなくてよいため、作業の効率化にもってこい。なかには、耐久性や耐候性が高いものもあります。パッケージなどに上塗り兼用と記載のあるものを選びましょう。
ただし、一般的に上塗り専用塗料は兼用タイプより高耐久。カラーバリエーションも上塗り塗料のほうが豊富です。耐久性・見栄え重視なら上塗り塗料と併用し、作業効率重視なら兼用タイプを選びましょう。
車のエンジン・マフラー・エキパイ、キッチンのオーブン・グリル周りなど高温になる場所に使うなら耐熱塗料が欠かせません。耐熱塗料で形成された塗膜は耐熱温度が200~600℃程度で、高温部位にもしっかりと固着。溶けることなく錆びをしっかりと抑制します。
耐熱性があるかどうかは、錆止め塗料のパッケージや商品説明欄を確認してください。耐熱温度が表示されているものもあるため、用途に応じてチェックしておきましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||||
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種類 | 対応材質 | 下処理不要 | 容量 | 低VOC | 形状 | タイプ | 効果 | 乾燥時間 | |||||
1 | アサヒペン 油性高耐久鉄部用 | ![]() | 錆を落とさず上から直接濡れる。対候性も特徴 | アクリル塗料 | 金属 | 不明 | 1/5L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 夏期:1.5~2時間、冬期:5〜6時間 | |
2 | ニッペホームプロダクツ 油性速乾さび止め | ![]() | 素材や上塗りとの付着性に優れる、油性の錆止め塗料 | 合成樹脂塗料 | 金属 | 不明 | 1kg | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 夏(30℃):2時間、冬(10℃):4時間 | |
3 | カンペハピオ 速乾エポキシさび止め | ![]() | アルミ製品にも塗装できる、垂れにくく塗りやすい速乾型 | 合成樹脂塗料 | 金属 | 不明 | 0.8L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 20℃:約30分/冬期:約1時間(塗り重ねるときは3時間以上) | |
4 | ニッペホームプロダクツ 水性速乾さび止め | ![]() | 特殊エポキシ樹脂により、強力な錆止め効果と密着力が発揮される | 合成樹脂塗料 | プラスチック、金属 | 不明 | 1.6L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 不明 | |
5 | アサヒペン 速乾サビドメスプレーR|Tr-4451091 | ![]() | 作業性に優れた、速乾タイプのサビ止めスプレー | アクリル塗料 | 金属 | 不明 | 0.3L | 不明 | スプレー | 造膜 | 錆止め | 夏期:10~20分、冬期:20~40分 | |
6 | サンデーペイント スーパー油性 エポキシさび止め | ![]() | 1日で上塗り塗装までの仕上げができる、速乾タイプ | 合成樹脂塗料 | 金属 | 不明 | 0.7L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 指触:約40分(20℃)、約1.5時間(冬期) | |
7 | アトムサポート アトムハウスペイント|水性さび止・鉄部用 | ![]() | 上塗り兼用の水性カラー錆止め塗料。塗装しやすい | 合成樹脂塗料 | 金属 | 不明 | 0.7L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 夏期:3時間、冬期:6時間以上 | |
8 | サンデーペイント スーパー水性 カラーさび止め|EA942EB-71 | ![]() | 美しい仕上がりと強い防錆力が魅力の、水性錆止め塗料 | 不明 | 金属 | 不明 | 1.6L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 表面乾燥:約25分(20℃)、約45分(冬期) | |
9 | アサヒペン 油性スーパーコート こげ茶 | ![]() | 汚れにくく耐久性に優れている。酸性雨や排気ガスに強い | シリコンアクリル樹脂塗料 | 木材、コンクリート、プラスチック、金属 | 不明 | 5L | 不明 | 液体 | 不明 | 紫外線劣化防止、錆止め | 夏期:1~2時間、冬期:3~5時間 | |
10 | カンペハピオ 速乾さび止ペイント | ![]() | 鉄部に密着して、強力な防錆効果を発揮する | 不明 | 金属 | 不明 | 0.5L | 不明 | 液状 | 造膜 | 錆止め | 20℃:約3時間/冬期:約6時間(塗り重ねるときは24時間以上) |
防錆顔料とエポキシ樹脂により、密着性と防錆力がアップする錆止め塗料です。長期間の錆の発生が防がれ、垂れにくく塗りやすい速乾型のため、作業性に優れています。また、今まで塗装できなかったアルミ製品にも塗装できますよ。
種類 | 合成樹脂塗料 |
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対応材質 | 金属 |
下処理不要 | 不明 |
容量 | 0.8L |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 20℃:約30分/冬期:約1時間(塗り重ねるときは3時間以上) |
特殊エポキシ樹脂により、強力な錆止め効果と密着力を発揮する錆止め塗料です。錆止め効果が長く続き、水性なのでニオイが少ない点も翌朝。塗れる面積は畳約14枚分の18~23m2で、鉛やクロムなどの有害な錆止め材が配合されていませんよ。
種類 | 合成樹脂塗料 |
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対応材質 | プラスチック、金属 |
下処理不要 | 不明 |
容量 | 1.6L |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 不明 |
乾燥が極めて早い、スプレータイプの上塗り錆止め塗料です。1回塗りで仕上がり、作業時間が短縮できるほか、強力な防錆顔料配合で防錆力に優れている点が魅力。鉛・クロムなどを含まず、耐候性にも優れ、長期間鉄が保護されます。
種類 | アクリル塗料 |
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対応材質 | 金属 |
下処理不要 | 不明 |
容量 | 0.3L |
低VOC | 不明 |
形状 | スプレー |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 夏(30℃):約1.5時間、冬(10℃):約3時間 |
2液変性エポキシ樹脂塗料と同等の防錆力を持つ、ターペン可溶1液タイプの錆止め塗料です。手離れのよい速乾タイプで、幅広い下地素材に適性があります。適用下地は鉄やステンレス、劣化溶融亜鉛めっきで、刷毛とローラーで塗装可能です。
種類 | 合成樹脂塗料 |
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対応材質 | プラスチック、金属 |
下処理不要 | 不明 |
容量 | 16kg |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 指触(5~10℃:2時間/23℃:40分/30℃:30分)、塗り重ね(5~10℃:5時間以上7日以内/23℃:4時間以上7日以内/30℃:3時間以上7日以内) |
反応硬化形エポキシ樹脂系タイプで、密着・防錆性に優れた錆止め塗料です。ターペン可溶タイプのため、強溶剤タイプと比較して臭気がマイルドですよ。また、既存塗膜のチヂミや溶解が少なく、幅広い旧塗膜に適応可能です。
種類 | 合成樹脂塗料 |
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対応材質 | 金属 |
下処理不要 | |
容量 | 4kg |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 本品2回塗の場合:工程内3時間以上、工程間(弱溶剤系:3時間以上/溶剤系:16時間以上/水系:16時間以上)、屋根の場合は工程内/工程間16時間以上 |
アルキッド樹脂ワニスを主体とする錆止めペイントです。 一般鉄骨や工場建屋、手すりや鋼橋外面など、屋内外の鋼構造物の下塗りとして使用可能。JIS K 5674鉛、クロムフリー錆び止めペイントに合格し、防錆性に優れています。
種類 | 合成樹脂塗料 |
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対応材質 | 金属 |
下処理不要 | 不明 |
容量 | 20kg |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 指触(5℃:4時間/23℃:2時間/30℃:1時間)、半硬化(5℃:12時間/23℃:6時間/30℃:5時間)、塗り重ね(5℃:24時間以上1か月以内/23℃:16時間以上1か月以内/30℃:16時間以上1か月以内) |
JIS K 5674 1種と同等の防食性能を有する、水性の錆止めペイントです。水で希釈可能で、鉛・クロムなどの有害な重金属を配合していない点が魅力。無公害の防錆顔料の働きにより、優れた防食性を示し、緻密で強靭な塗膜が形成されます。
種類 | 不明 |
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対応材質 | 金属 |
下処理不要 | |
容量 | 16kg |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 最小(5℃:24時間、10℃:16時間、20℃:4時間、30℃:2時間、40℃:1.5時間)、最大(5℃:6か月、10℃:6か月、20℃:6か月、30℃:46か月、40℃:6か月) |
硬化剤が必要なく扱いやすい、1液変性エポキシ樹脂塗料です。種々の中塗および上塗塗料との付着性に優れていて、建築物および各種構造物の鉄部や、旧亜鉛めっき面に幅広く使用できます。速乾性であるため、20℃以上ある場合は、1日2工程の作業が可能です。
種類 | 合成樹脂塗料 |
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対応材質 | 金属 |
下処理不要 | |
容量 | 4kg |
低VOC | 不明 |
形状 | 液状 |
タイプ | 造膜 |
効果 | 錆止め |
乾燥時間 | 指触(5℃:4時間/10℃:2時間/20℃:30分/30℃:20分)、半硬化(5℃:8時間/10℃:4時間/20℃:1時間/30℃:45分) |
錆止め塗料の塗り方は、下記の流れが一般的です。ポイントを押さえてきれいに仕上げましょう。
1. ケレン作業:塗装する場所の古い塗膜・ゴミ・錆びを剥がして研磨する
2. 養生:周りの塗装しない箇所にマスキングテープを貼りつけて保護する
3. 塗装:液体は塗装具、スプレーはそのまま噴射して塗る
塗装は1回塗りで問題ありませんが、錆びが強い箇所は二度塗りすると効果的。また、錆び落とし不要と記載のある塗料は、汚れを落とすケレン作業から錆びを剥がす工程を省けるため塗装が簡単です。
錆止め塗料は経年劣化するため、定期的な塗り替えが必要。劣化すると機能しなくなり、錆びが進行してしまいます。屋内5年・屋外3年を目安に塗り替えてください。
また、塗り替え時期に到達していなくても、劣化の兆候がある場合はできるだけ早い塗り替えをおすすめします。手で触ると塗料が白い粉になって付着するチョーキング現象、ツヤの消失などは劣化のサインです。
液体塗料を塗るのに必要な刷毛、養生に欠かせないマスキングテープなどの塗装用品も重要です。以下のコンテンツで詳しくご紹介しているため、あわせてチェックしてみてください。
1位: アサヒペン|油性高耐久鉄部用
2位: ニッペホームプロダクツ|油性速乾さび止め
3位: カンペハピオ|速乾エポキシさび止め
4位: ニッペホームプロダクツ|水性速乾さび止め
5位: アサヒペン|速乾サビドメスプレーR|Tr-4451091
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