白黒映画のおすすめ人気ランキング

アン王女の美しさが世界を魅了する、ロマンチックなラブコメの金字塔です。ほぼ無名の新人だったにもかかわらず、本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオードリー・ヘプバーン。その魅力を存分に引き出した、ウィリアム・ワイラーの手腕に注目です。

オードリー・ヘプバーンがボガートやホールデンと織り成すロマンティックなシンデレラ物語。サブリナパンツなどの劇中で披露されるオードリーのファッションはあまりにも有名です。「ばら色の人生」を口ずさむ場面にも注目です。

粗暴な大道芸人とその相棒の女性の旅暮らしを通じて人生の哀歓を綴った、巨匠フェデリコ・フェリーニの名作です。旅芸人ザンパノに、たった1万リラで売り飛ばされた娘ジェルソミーナ。町や村への巡業を続ける2人ですが、自分勝手で女癖の悪いザンパノに嫌気がさしたジェルソミーナは彼の元を離れてしまいます。

ピーター・ボグダノヴィッチ監督による心温まるロードムービー。詐欺師の男と母親を亡くした少女が絆を深めていく物語をモノクロ映像で描いています。弱冠9歳でアカデミー助演女優賞を受賞したテイタム・オニールの演技にも注目です。

チャップリン主演、笑いと涙を盛り込んで愛の物語を描いた感動コメディ。仕事のない放浪者が恋をして、さまざまな仕事で金を稼ごうと奮闘を繰り広げます。ボクシングシーンをはじめとした笑いの果てに待っているラストシーンに感動必至です。

死に直面した公務員の男の生き方を通して、人間の真の生き甲斐を問いかける感動作。主人公を通して社会への批判も鋭く描かれており、考えさせられる作品です。志村喬の鬼気迫る演技と、黒澤明が涙で描いた人間愛が楽しめるでしょう。

ジャン＝リュック・ゴダール監督による、奔放に生きる若者たちの逃走劇を描いた青春ドラマです。男女それぞれの考え方・立場、果ては言語に至るまで、微妙にすれ違い続けるやり取りの面白さが魅力。登場人物らの自然な振る舞いと、展開のテンポのよさが観ていて気持ちいい作品です。

迫真の演技と骨太な演出が、今も胸に迫る不朽の名作。世界中の俳優から尊敬される実力者マーロン・ブランドの迫真の演技は、今もなお観るものに衝撃を与えます。監督は「エデンの東」などの巨匠エリア・カザンです。

映像の魔術師・フェリーニ監督の代表作、自伝的な物語を幻想的に描いています。新作の撮影を目前にして行き詰まった一流の映画監督グイドは温泉地に療養しに行き、せわしない時間が流れるなか現実と虚構の区別がつかなくなって…。主演をマルチェロ・マストロヤンニがつとめています。

インディーズ映画界をけん引したジム・ジャームッシュの代名詞、オフビート感全開のロードムービー。チンピラのザックとラジオDJのジャックが、それぞれ間抜けな罠にかかり刑務所の同じ房に入れられます。そこに不思議なイタリア人旅行者のロベルトが加わって3人はロベルトの発案で脱獄することに。

イタリアの巨匠、ルキーノ・ビスコンティが、南北の格差問題と人の弱さを浮き彫りにする作品。成功を夢見た貧しい家族がたどる過酷な現実と残酷な運命を描いた悲しき兄弟の叙事詩です。兄弟たちの血のつながり故の愛と憎しみ、家族崩壊がドラマティックに綴られています。

「ブロークン・フラワーズ」のジム・ジャームッシュが贈る、1870年頃のアメリカ西部劇。ジョニー・デップの秀麗な演技とニール・ヤングの音楽、そして独特の世界観が相乗効果を生み出した名作です。かっこいい音楽や美しいジョニーデップに魅了されるでしょう。

誘拐犯と捜査陣との対決を描いたサスペンス映画の決定版。全編に圧倒的な緊張感が溢れており、中でも日本映画史上に残る身代金奪取の意外なトリック・シーンは圧巻となっています。舞台となるこだま号の構造を隅々まで分析してトリックを考案した作品です。

疲れたココロとカラダを癒してくれる、至福のリラックス・ムービー。コーヒーとタバコにまつわる愛すべき11のエピソードです。コーヒーを飲みながら、タバコを吸いながら、様々な登場人物たちが、どうでもよさそうで、よくない、でもひとクセある会話を繰り広げていきます。 

瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、女性教師と12人の子どもたちの交流を抒情的に綴った作品。日本が第二次世界大戦に突き進んだ歴史のうねりに、否応なく飲みこまれていく女性教師と生徒たちの苦難と悲劇をとおして、戦争の悲壮さを描いています。壺井栄の同名ベストセラー小説を原作に、日本中を感動の涙で包み込んだ名作。