村上春樹の小説のおすすめ人気ランキング

村上春樹が描く、限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説です。1969年の秋、20歳を目前にひかえた主人公が経験した、喪失と再生の長編物語です。上下巻で構成された読み応えのある作品なので、じっくり楽しめるのがうれしいですね。

10歳のときに出会いいつしか離れ離れになった青豆と天吾は1Q84の世界で巡り合えるのか。刊行以来、日本で、世界で、空前の話題を呼んでやまない村上春樹の長編小説。第63回毎日出版文化賞や第44回新風賞を受賞した作品の第1作です。

田村カフカは15歳の日に、姉と並んだ写真を持って二度と戻らない旅に出た。金属を混ぜ込んだような強い筋肉を持ち、世界でいちばんタフな15歳の少年になりたいと願い、世界と世界が結びあうはずの場所を求めて。海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説です。

1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の僕は、行きつけのバーで地元の友人鼠と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作です。

静寂な幻想世界と、波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす長編小説です。村上春樹が描く不思議な世界観が、読む人を奇妙な世界へと導いていくのが魅力。また、第21回谷崎潤一郎賞を受賞しています。

あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行ったあと、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい鼠の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編です。

鉄道の駅をつくるのが仕事の多崎つくるが主人公。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいましたが、大学時代のある日突然、四人から何の理由も告げられずに絶縁を申し渡されます。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるが、あのときなにが起きたのか探り始めるストーリーです。

10歳のときに出会いいつしか離れ離れになった青豆と天吾は1Q84の世界で巡り合えるのか。刊行以来、日本で、世界で、空前の話題を呼んでやまない村上春樹の長編小説。第63回毎日出版文化賞や第44回新風賞を受賞した作品の第2作です。

ジャズを流す上品なバーを経営し、妻と二人の娘に囲まれ幸せな生活を送っていた僕の前に、十二歳の頃ひそやかに心を通い合わせた同級生の女性が現れます。会うごとに、謎めいた彼女に強く惹かれていってしまうストーリー。日常に潜む不安と欠落、喪失そして再生を描く、心震える長編小説です。

舞台俳優・家福をさいなみ続ける亡き妻の記憶、彼女はなぜあの男と関係したのかを追う「ドライブ・マイ・カー」。妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み謎に追いかけられる、「木野」。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る、6つの物語が収録されています。

妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家の運命が、謎の隣人と古い石室によって変えられていきます。謎と予感に満ちた渦の中へ吸い込まれるような物語。想像力と暗喩が織りなす村上春樹の世界へ引き込まれるでしょう。

逆の方向から1984年を描いた近過去小説。「1Q84」の世界に、もし愛があるなら、それは完璧な愛かもしれない。刊行以来、日本だけでなく世界で話題を呼んでやまない作品で、毎日出版文化賞を受賞しています。

22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちる。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋で、行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。とても奇妙な、この世のものとは思えないラブ・ストーリーです。

「羊をめぐる冒険」から4年、激しく雪の降りしきる札幌の街から主人公・僕の新しい冒険がスタート。奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、僕はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていきます。70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた作品です。

時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フードつきパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかけ、同じ時刻にある視線がもう一人の若い女性をとらえる。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編です。

雨の匂いや古いスタン・ゲッツ、そしてピンボールと、青春の彷徨は、いま終わりの時を迎えようとしています。双子の姉妹との僕の日々や、女の温くもりに沈む鼠の渇き、やがて来る1つの季節の終わりを描いた作品。ほろ苦い青春を描く3部作のうち、大いなる予感に満ちた待望の第2弾です。

1995年3月20日の朝起こった、日本中を震撼させたオウム真理教団による地下鉄サリン事件。この事件を境に日本人はどこへ行こうとしているのか。62人の関係者にインタビューを重ね、村上春樹が真相に迫るノンフィクション書き下ろし小説です。

「ノルウェイの森」の原点である、「螢」を収めた村上春樹の初期短編集。ほかにも「納屋を焼く」などリリックな短篇物語が収録されています。アニメ映画化やドラマ化、また映画化された物語がたくさん詰まっています。

短篇小説は、ひとつの世界のたくさんの切り口だ。文學界に随時発表された、「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」などの7作に、書き下ろし作品「一人称単数」を加えた8作を収録。「女のいない男たち」から6年ぶりの短篇小説集です。

2020年3月初めから書き始め、3年近くかけて完成させた小説。コロナが猛威を振るっており、その間ほとんど外出することもなく、かなり異様な緊張を強いられる環境下で日々こつこつと書き続けていました。村上春樹が長く封印してきた物語の扉が、いま開かれます。