自立歩行のサポートやリハビリ時に活躍する「歩行器・歩行車」。高齢者歩行器とも呼ばれる、大人用の歩行補助具です。しかし、ピックアップ歩行器・コンパクトな室内用歩行車のほか、折りたたみ式・キャスターつき・高さ調整機能つきなど種類が豊富で、どれを選ぶべきか迷ってしまいますね。
そこで今回は、歩行器・歩行車のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。シルバーカーとの違いや、介護保険を使って歩行器・歩行車をレンタルする際の価格相場も解説。おしゃれでかっこいい商品も登場するので、気に入るものを見つけて快適な毎日を過ごしましょう。
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歩行器・歩行車とは歩くのをサポートする歩行補助具の一種。4本の脚がついており、使用者の体を囲むようなつくりです。使用者が体を預けても安定するため、転倒防止や足腰の負担軽減に役立ちます。歩行が難しい高齢者はもちろん、ケガ・病気で歩きづらい人の自立歩行訓練や健康維持・自尊心の回復にも活躍しますよ。
杖と比べて安定性が高いため、杖での歩行が難しい人にもおすすめです。一般的な杖は脚が1本であるのに対し、歩行器・歩行車は4本脚なので使用者の体重をしっかり支えられます。使用者が両腕を使うため、杖よりバランスが取りやすい点もメリットです。杖を使って歩く前のリハビリ・歩行訓練にも向いています。
シルバーカーとの主な違いは構造です。シルバーカーは自立歩行できる人が主に荷物を運ぶ際に使うもの。体を預けるのが目的ではないため、体重をかけすぎると前輪が浮いたり体が支えられにくくなったりします。一方、歩行器・歩行車は自立歩行が難しい人が歩くために使うので、体重をかけること前提で作られています。
シルバーカーは福祉用具ではないため介護保険が適用されず、全額自己負担する必要があるのも歩行器・歩行車とは異なる点。歩行器・歩行車は福祉用具なので、介護保険を使用した場合のレンタルや購入の自己負担額は1〜3割です。歩行が難しい人が使う場合はシルバーカーではなく、歩行器・歩行車を選んでください。
歩行器・歩行車を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
歩行器・歩行車には、持ち上げ式・交互式・キャスターつきのほかに4輪歩行車があります。それぞれ特徴が異なるので、使用者や使うシーンに合わせて選びましょう。
腕力はあるものの両脚に力が入りづらい人が主に屋内で使うなら、ピックアップ歩行器とも呼ばれる持ち上げ式歩行器が向いています。歩行器を持ち上げ自分の前に置き、歩くを繰り返して使用する種類です。手すりとしても使え、ベッドから起き上がるときにも便利ですよ。
片側に体重をかける杖よりも安定感があり、体重を預けやすいのも特徴のひとつ。スピーディな歩行はできませんが、動作が単純で使いやすいのもポイント。杖から歩行器に変更したい人にもおすすめです。
ただし、歩行器を持ち上げる動作が必要なため、腕の力が弱く歩行器を持ち上げられない人には不向きです。腕力が落ちてきたが使う場合は、交互式やキャスター式を検討してください。
適度に腕力があるものの片脚に力が入りづらい人が屋内で使う場合は、交互式歩行器に注目。右フレームを動かしたら左足、左フレームを動かしたら右足と動かして歩行します。持ち上げ式のように歩行器全体を持ち上げる必要がないのがメリットです。
必ず左右フレームのどちらかが接地していて、歩行時に安定感があるのも魅力。通常歩行に近い動きで歩行できるため、持ち上げ式よりもスピーディに移動できます。
ただし、フレームを動かすとき重心を移動させるので、バランス感覚が必要な点に注意してください。また、持ち上げ式よりも歩行手順が複雑なため、使用者が使い方を理解しているかを確認しましょう。持ち上げ式のように使うとバランスを崩す可能性があります。
なお、種類に関わらず、歩行器・歩行車は使用者が体重を預けるため、しっかり握れるかは重要なポイントです。立ち上がりにも使うのであれば、二段グリップに注目しましょう。フレーム中間部にグリップがついており、グリップがついていないものと比べて立ち上がりやすいといえます。
筋力が弱い人・最近リハビリを始めた人が屋内で使うなら、脚部にキャスターがついているキャスター付き歩行器を要チェック。歩行器を前に押すだけで進み、移動がしやすいでしょう。後ろ脚に体重をかけることでストッパーが効く仕組みです。
価格にこだわるなら、前輪にのみキャスターがついた歩行器に注目しましょう。4輪より3,000円以上安価な商品があり、リーズナブルです。止まりやすく、歩行時に安定感があるのもポイント。ただし、前に進むときは少しだけ後ろ脚を上げる必要があり、歩行にコツがいります。
4輪キャスターの歩行器は一切持ち上げる必要がないので、腕力がかなり弱い人にもおすすめです。持ち上げ動作が必要ない分、足の動きに集中できるのもメリット。ただし、動きやすいものの、多少のコントロール力が必要です。
キャスターつきと同じく腕で支えるサークル式やアーム式もおすすめ。サークル式は病院でも使用される歩行車でスムーズな動きが魅力です。アーム式は前腕をのせるアームでコントロールするので、ハンドルを握る力がない人にも使えます。
歩行がやや不安定で屋内・屋外の両方で使用したい人は、重心が低く車輪が大きな4輪歩行車を選びましょう。握る力が必要ですが、ブレーキ付きでスピードを調整できるのがメリット。座面に座れるものやカゴつきは、買い物や散歩時に使用すると便利です。
腕が痛い人や握力が弱い人には、アーム式の4輪歩行車がおすすめ。アーム式は前腕をのせるアームでコントロールするので、ハンドルを握る力がない人にも使えます。ナブテスコのリハモにはブレーキがついており、屋外でも使いやすいでしょう。
疲れやすい人には、電動アシストつきの4輪歩行車がぴったり。平坦な道や上り坂では前進する力を補助し、下り坂では転ばないよう速度を抑えます。ナブテスコのコンパルのように自動ブレーキ機能があると、急な加速による転倒リスクがより下がるでしょう。
使用者の使いやすさや負担の少なさを考慮して、歩行器・歩行車のサイズを選びましょう。高さは、使用者の身長÷2+3cmが目安です。サイズが合わないと使用者が歩きにくく転倒するリスクがあるため、しっかり測って選ぶことが大切です。
使用者の身長測定が難しい場合は、高さ調整機能つきの商品がおすすめ。使用者が履く靴や室内履きの厚みに合わせて、高さを微調整したい人にも向いています。種類は少ないものの高身長・低身長向けの商品や、使用者の体格に合わせて幅を調整できるモデルもあるので、使いやすさにこだわるなら注目してください。
使用者の肘の角度も確認しましょう。持ち上げ式歩行器・交互式歩行器・アームがついていないキャスターつき歩行器などのフレームを掴んで使う種類の場合、使用者がフレームを握った状態で肘が約30度曲がるのが理想的。一方、腕で支えるアーム式なら使用者がアームに前腕をのせた状態で約90度曲がるのが目安です。
キャスターや車輪がついていない持ち上げ式歩行器・交互式歩行器を選ぶなら、3kg以下のものに注目しましょう。軽いので持ち上げやすく、使用者・介助者の負担を軽減できます。なかには1kg台の非常に軽量なモデルもあるので、使用者の腕力が弱い場合はチェックしてください。
ただし、軽量なほど歩行器の安定性が下がる傾向があるため注意が必要です。特にふくよかな使用者が軽すぎる歩行器を使うと、体重がうまく支えられずにバランスを崩すことがあります。できれば使用者に試しに使ってもらい、体を預けるのに不安がないかを確認してから購入しましょう。
持ち運びやすいものがいい場合は、折りたたみ式を選びましょう。コンパクトに折りたためると介助者が持ちやすく、車・バス・タクシー内へもスムーズに持ち込めます。使用者が介助なしで扱うなら、レバーやボタンを操作するだけで折りたためるワンタッチ型がベターです。
収納時になるべくかさばらないものを探している人にも、折りたたみ式が向いています。特に、持ち上げ式・交互式・キャスターつき・サークル型などのサイズが大きい歩行器は使わないときに小さく折りたためると、収納スペースを有効に使えますよ。
アームがついていない歩行器・歩行車の購入を検討している人は、グリップの素材や仕様をチェックしてください。アームがついていない持ち上げ式・交互式歩行器には使用者が握るフレームに、アーム式以外のキャスターつき歩行器・4輪歩行車にはハンドルにグリップがついています。
握りやすさを重視するなら、ゴム製のグリップがおすすめです。弾力があり、滑りにくい傾向があります。ただし、ECサイトにはグリップの素材が書かれていないことも多いため、気になる場合は販売店に問い合わせてみましょう。
なお、使用者が直接手で触れるグリップは汚れやすい場所なので、定期的に拭き掃除をして清潔に保つ必要があります。水で丸洗いできるグリップカバーも売られているので、衛生的に使いたい人はチェックしてください。長く使いたい場合は、グリップが破損・劣化したら新しいものにつけ替えられるモデルも狙い目です。
使用者がポジティブな気持ちで使えるように、歩行器・歩行車のデザインにも着目してください。おしゃれが好きな使用者や、歩行器・歩行車にネガティブなイメージを持っている使用者の場合は、特に見た目にこだわるのがおすすめです。使用者の好みに合う色や柄を選べば、積極的に使ってくれるかもしれません。
歩行器・歩行車はデザイン性よりも機能性・安全性を重視して作られているものの、なかにはおしゃれでかっこいい商品もあるので探してみましょう。好みに合うものが見つからないときは、購入したあとにシールを貼ったり、お守りやぬいぐるみを邪魔にならない範囲で取りつけたりするのもひとつの手です。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||||
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種類 | 歩行器・歩行車タイプ | 重量 | 幅 | 奥行 | 高さ | 折りたたみ式 | スピード抑制機能 | 座面腰かけ可能 | 高さ調節可能 | |||||
1 | 島製作所 シンフォニーSP | ![]() | たっぷり入るバッグ付き。折りたたみレバーが便利なポイント | 歩行車 | キャスター式 | 約5.9kg | 約幅50cm | 約奥行56cm | 約高さ78.5〜88cm | |||||
2 | Amigoyo 歩行車 | ![]() | 歩行途中でも腰を掛けられる座面クッション付き | 歩行車 | キャスター式 | 8kg | 61cm | 68cm | 約80~90cm | 不明 | ||||
3 | UGT 歩行車 | ![]() | 3段階に高さ調整でき、室内外での買い物や旅行におすすめ | 歩行車 | キャスター式 | 8.5kg | 47cm | 68cm | 85~95cm | |||||
4 | 島製作所 歩行車 | ![]() | 3WAYキャスターで移動もラクラク。保管に便利な折りたたみ式 | 歩行車 | キャスター式 | 7.2kg | 51cm | 66cm | 81~92.5cm | |||||
5 | PTUWOD 四輪歩行車 | ![]() | 高さ調節ができ、軽量で丈夫な座れるシルバーカー | 歩行車 | キャスター式 | 7.7kg | 58cm | 61cm | 82~92cm | |||||
6 | ウェルパートナーズ ラビット歩行補助車|WA-2 | ![]() | 身体を支えながら歩行をサポートする機能がいっぱい | 歩行器 | キャスター式 | 8.3kg | 幅51cm | 奥行60cm | 高さ76~96cm | |||||
7 | カワムラサイクル 四輪歩行車|KW40 | ![]() | 段差に強い10インチキャスター搭載のスリムモデル | 歩行車 | キャスター式 | 7.7kg | 幅505mm | 奥行700mm | 高さ790〜890mm | |||||
8 | ユーバ産業 アームフィットEXR|EXR-698E | ![]() | アームレストつきで体をあずけながらの歩行をサポート | 歩行器 | 不明 | 8.8kg | 幅57cm | 奥行63cm | 高さ86.5~110cm | |||||
9 | 竹虎 レッツゴーミニ|117504 | ![]() | 小柄な人や狭い屋内で扱いやすいコンパクトタイプ | 歩行車 | キャスター式 | 6.2kg | 横幅50.5cm | 奥行57cm | 高さ74〜81.5cm | |||||
10 | 日進医療器 折りたたみ式歩行車|TY160S | ![]() | 収納がラクラク。コンパクトに折りたためる | 歩行器 | キャスター式 | 約7.3kg | 使用時:幅57cm | 使用時:奥行68cm/折りたたみ時:厚さ20cm | 使用時:高さ67〜77cm |
グリップのレバーを握ると後輪ブレーキ、押し下げると駐車用ストッパ―がかかる一体型システムを採用。また座席の背面には、収納量たっぷりのバッグが付属しています。折りたたみレバーを上げるだけで簡単に折りたためて、持ち運びしやすいのもいいところ。
種類 | 歩行車 |
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歩行器・歩行車タイプ | キャスター式 |
重量 | 約5.9kg |
幅 | 約幅50cm |
奥行 | 約奥行56cm |
高さ | 約高さ78.5〜88cm |
折りたたみ式 | |
スピード抑制機能 | |
座面腰かけ可能 | |
高さ調節可能 |
屋内・屋外どちらでも使用しやすいスリム設計で、クロスフレーム採用のため収納時はコンパクトに折りたためます。キャスターは段差を乗り越えやすい大きめの10インチタイプ。ファスナー付きの大容量バッグがついているのも魅力的です。
種類 | 歩行車 |
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歩行器・歩行車タイプ | キャスター式 |
重量 | 7.7kg |
幅 | 幅505mm |
奥行 | 奥行700mm |
高さ | 高さ790〜890mm |
折りたたみ式 | |
スピード抑制機能 | |
座面腰かけ可能 | |
高さ調節可能 |
クロームメッキ仕上げのスチールを採用した、シンプルなデザインが特徴です。重さが7.3kgあるうえ、後輪が固定されているので、ふらつきが強い人でも歩行時に安定しやすいでしょう。折りたたみも可能で、厚さ20cmまで縮められるため、省スペースで収納できます。
種類 | 歩行器 |
---|---|
歩行器・歩行車タイプ | キャスター式 |
重量 | 約7.3kg |
幅 | 使用時:幅57cm |
奥行 | 使用時:奥行68cm/折りたたみ時:厚さ20cm |
高さ | 使用時:高さ67〜77cm |
折りたたみ式 | |
スピード抑制機能 | |
座面腰かけ可能 | |
高さ調節可能 |
スチール製でしっかりしたつくりが魅力。折りたたみができるタイプなので、使わないときはコンパクトに収納できます。後輪用のキャスターストッパーやガートル棒などのオプション品が充実しているため、さらに操作しやすいようにカスタマイズできるところも魅力です。
種類 | 歩行器 |
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歩行器・歩行車タイプ | キャスター式 |
重量 | 13kg |
幅 | 幅57cm |
奥行 | 奥行70cm |
高さ | 高さ92〜112cm |
折りたたみ式 | |
スピード抑制機能 | |
座面腰かけ可能 | |
高さ調節可能 |
屋内でも使いやすいよう、スリムにつくられた固定式の歩行器です。重量は2.3kgと軽めで、扱うときの負担が軽減されるのがうれしいポイント。高さはプッシュボタン式で2.5cmごとの6段階調節ができるため、幅広い身長に対応できますよ。
種類 | 歩行器 |
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歩行器・歩行車タイプ | 固定式 |
重量 | 2.3kg |
幅 | 45.5〜47cm |
奥行 | 40~43.5cm |
高さ | 62.5〜75cm |
折りたたみ式 | |
スピード抑制機能 | 不明 |
座面腰かけ可能 | 不明 |
高さ調節可能 |
歩行器・歩行車は、月額1,500~3,500円ほどでレンタルできます。購入すると約10,000~150,000円かかるので、ケガが治るまでの間や旅行中など短期間だけ使用するなら、レンタルするのがおすすめです。長期間使う場合は購入を検討しましょう。
レンタルの場合、職員や販売員によるフォローを受けられることがあるのもポイントです。なかには専門職員が使用者の体格に合うものを選んでくれたり、無料でメンテナンスしてくれたりする場合もあります。使用者に合う歩行器・歩行車を選ぶ自信がないときは、まずはレンタルしてみるのもひとつの手です。
なお、1割負担の介護保険を利用すると、月額200~800円ほどでレンタルできます。介護保険を使うには介護認定を受ける必要があるので、自治体に相談してください。
以下のコンテンツでは、介護やリハビリに役立つ道具を紹介しています。高齢者が外出するときに活躍するシルバーカーの人気ランキングや選び方も解説しているので、必要なものがあれば参考にしてください。
歩き始めた赤ちゃんの動きをサポートする歩行器を探している人は、以下のコンテンツを参考にしてください。歩行器の選び方やおすすめの商品に加え、使用時に注意すべき点も解説していますよ。
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