調乳用のお湯を持ち運ぶのに便利な、調乳用水筒。ミルクを作るのに必要な湯温70℃以上を長時間維持でき、夜間の授乳時にも使えて重宝します。しかし保温力や容量、飲み口の形状などの商品ごとにさまざまな特徴があるうえ、サーモスや象印をはじめ多くのメーカーから販売されており、どれがよいのか迷いますよね。
そこで今回は、調乳用水筒の選び方を解説。さらに、おすすめの調乳用水筒をAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
助産師として25年以上この仕事に関わる。大学病院、市民病院、個人病院等に勤務、看護教育や思春期教育にも従事。現在は海外に住む日本人の妊婦さんや親御さん向けにオンラインクラスなどを行うエミリオット助産院を運営している。青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学。育児に関するアドバイスを充実させるために、保育士や公認心理士の資格も取得し役立てている。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
調乳用水筒は、授乳期の赤ちゃんと一緒に外出する際に必要です。赤ちゃんの月齢にもよりますが、生後3~4か月は1日約5回、離乳食がはじまった9~11か月でも1日2~5回程度はミルクを飲みます(参照:雪印ビーンスターク)。外出時にもミルクが必要になる場合が多いので、調乳用のお湯を持ち運べると便利です。
調乳用水筒は、一般的な水筒より保温性能が高いのが特徴。ミルクを作る際は湯温を70℃に調整する必要がありますが、調乳用水筒で湯温を保てばお湯を沸したり適温に調節する手間を省けます。急にミルクが必要になっても、赤ちゃんを待たせることなくすぐにミルクを与えられるでしょう。
スムーズに調乳するために、片手でも哺乳瓶にお湯を入れられる構造になっているのもうれしいポイントです。片手で赤ちゃんをあやしながらでも、調乳ができますよ。
調乳用水筒を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
調乳用にお湯を携帯する場合は、保温性の高い水筒を選ぶことが大切です。粉ミルクに含まれる可能性のある細菌を殺菌するために、赤ちゃんのミルクは70℃以上のお湯で作ることが推奨されています(参照:厚生労働省)。
基本的に、保温性が高いのはステンレス製の「真空断熱構造」「魔法瓶構造」「二重構造」の表記がある水筒です。内部を二重にして外びんと内びんの間を真空にすることで、高い断熱効果を発揮。しかし、1時間程度で70℃以下に湯温がさがる水筒もあるため、商品説明記載の保温時間に注目してください。
3~6時間程度70℃以上の湯温をキープできる水筒だと、近場の散歩から県外への帰省まで幅広い用途に対応できます。保温性能は外気温の影響を受けるため、寒い冬は湯温を確認してから調乳しましょう。フタに温度計がついていて、湯温がひとめでわかる水筒もありますよ。
汚れやニオイの付着を防ぐ内部のコーティングにも注目してください。内部がコーティングされていればお湯に金属臭が付きにくく、ミルクの味・香りに与える影響を防げます。また、コーティング効果で汚れが内部に付着しにくいので、お湯をより清潔に保てるでしょう。
調乳用水筒のコーティングは、セラミックやフッ素が主流です。コーティングがされていないと酸に弱いステンレスボトルでも、コーティング済みなら果汁やスポーツドリンクなどの酸性の飲み物も入れられるので、卒乳後の使い道が広がります。撥水性が高いぶん洗浄後の水切れも早いので、使用後のお手入れも簡単です。
しかし、水筒内部を強い力でこするとコーティングが剥がれやすいため注意が必要。柔らかいスポンジやブラシを使って、やさしく内部を洗いましょう。
水筒の容量は、500mLを目安に持ち運びやすさも考慮して選びましょう。赤ちゃん連れの外出は荷物が多いため必要以上の容量で水筒を選ぶと持ち運びにくく、パパやママの負担になりがちです。500mLペットボトル程度の大きさならかさばりにくく、負担になりにくいでしょう。
また、1回の調乳で120~220mL程度のお湯が必要ですが、500mLあれば2回はミルクを作れるので少なすぎることはありません(参照:雪印ビーンスターク)。外出が短時間の人や途中でお湯を補給できる人は、携帯性を重視して約1回分の200〜300mLほどを選ぶのも手です。
調乳用にはワンタッチで開けられて、注ぎやすい飲み口の水筒が理想的。ミルク作りは赤ちゃんのお世話をしながら行うことも多く、両手がつかえないと調乳に手間取りがちです。片手でもスムーズに哺乳瓶にお湯を注げるよう工夫された水筒を選ぶと、パパやママの負担を減らせますよ。
とくに、ボタンを押すだけでフタが開くワンタッチ式なら、片手で簡単に開け閉めできて便利です。広口だとお湯が広がりやすいため、注ぎ口が付いたタイプのほうが哺乳瓶に注ぎやすいでしょう。
ワンタッチ式を選ぶ場合は、誤って開かないようボタンに安全ロックがついているか確認してください。ロックがないと、カバンに入れたときに荷物があたって勝手に栓が開き、水漏れすることがあります。水漏れが心配な場合は、しっかり栓が閉まるスクリュー式も候補に入れて検討しましょう。
水筒が洗いやすいかも、チェックすべき判断ポイントです。赤ちゃんの健康を守るために清潔なお湯を持ち運ぶには、毎回水筒の洗浄が必要。洗いやすいものを選ぶとお手入れがしやすくなり、家事の負担を減らせます。
洗いやすいのは分解するパーツが少なく、シンプルな構造の水筒です。フタ・飲み口・パッキンとパーツが多いと分解に手間がかかるだけでなく、構造が複雑で洗いにくい傾向があります。分解する必要がない、フタとパッキンが一体化したシームレス構造の水筒にも注目しましょう。
食洗機対応の水筒なら、ほかの食器と一緒に洗えて時短できて便利です。食洗機対応でもプラスチック製のフタや飲み口が食洗機にかけられない商品もあるため、商品説明や取扱い説明書を確認しておきましょう。飲み口は広いものや凹凸のないストレートボトルを選ぶと、食洗機でもきれいに洗えますよ。
持ち歩くものなので、水筒のデザインにもこだわって選びましょう。お気に入りのデザインやシンプルなものなら、授乳期がすぎてもマグボトルとして長く使えます。
友達や家族の出産祝いや誕生日プレゼントに調乳用水筒を贈る場合は、名入れサービスに注目してください。赤ちゃんの名前やイラスト、メッセージを刻印した水筒は特別感があります。多くの場合、名入れに別途追加料金が発生するので、注文前に確認しましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||||
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容量 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 飲み口タイプ | 本体素材 | 開閉方式 | 保温効力(メーカー記載) | パーツ分解可能 | |||||
1 | サーモス THERMOS|調乳用ステンレスボトル|JNX-500DS | ![]() | 分解してしっかり洗える軽量ボトルタイプ | 500mL | 約6.5cm | 約7.5cm | 約22cm | 不明 | 不明 | ステンレス | 不明 | (6時間/5時間)・・・69度以上、72度以上 | ||
2 | スケーター 超軽量調乳用ステンレスボトル ムーミン星 | ![]() | 注ぎやすい注ぎ口・フタで外出先でのミルク作りにもぴったり | 500mL | 65mm | 不明 | 227mm | 不明 | 不明 | ステンレス | 不明 | 不明 | 不明 | |
3 | SGUAI スマートボトル G5 | ![]() | お湯の温度を確認できる、斬新なタッチ式 | 400mL | (コップ時)68mm | 不明 | (コップ時)215mm、(直飲み時)230mm | 約318g | 不明 | ステンレス | 不明 | 73度以上(9時間) | 不明 |
軽量のボトルタイプで、調乳に適した温度のお湯をバッグやカバンに入れて手軽に持ち運べるのが魅力。フタがワンタッチでオープンできるため、赤ちゃんを抱いていてもスムーズにミルクを作れます。注ぎ口は取り外せるので、細部までしっかり手入れが可能です。
容量 | 500mL |
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幅 | 約6.5cm |
奥行 | 約7.5cm |
高さ | 約22cm |
重量 | 不明 |
飲み口タイプ | 不明 |
本体素材 | ステンレス |
開閉方式 | 不明 |
保温効力(メーカー記載) | (6時間/5時間)・・・69度以上、72度以上 |
パーツ分解可能 |
容量 | 400mL |
---|---|
幅 | (コップ時)68mm |
奥行 | 不明 |
高さ | (コップ時)215mm、(直飲み時)230mm |
重量 | 約318g |
飲み口タイプ | 不明 |
本体素材 | ステンレス |
開閉方式 | 不明 |
保温効力(メーカー記載) | 73度以上(9時間) |
パーツ分解可能 | 不明 |
調乳用水筒の保温性を高めるポイントは、予熱です。冷えた水筒にお湯を入れると温度の低下が早いため要注意。使用直前に熱湯を注ぎ、数分間放置して内部を温めましょう。予熱用のお湯を捨ててから、満水まで沸騰させた調乳用のお湯を入れると冷めにくく、湯温が長持ちします。
そのほか、水筒に断熱素材を使ったカバーをかけるのも保温性を高めるのに有効です。外気との温度差を軽減できるため、とくに寒い季節や屋外の外出時におすすめ。衝撃から水筒を守り、破損による保温性能の低下を防ぐ効果も期待できます。水筒をカバンの奥や、保温性あるバッグに入れてもよいでしょう。
なお、水筒にも使えるペットボトルカバーは、以下のコンテンツで詳しく紹介しています。カバーをかけることで水筒の破損を防ぎ、保温性もキープできるので、ぜひ活用してください。
赤ちゃんとの外出時は荷物が多いため、哺乳瓶や粉ミルクは携帯しやすいものを選びましょう。プラスチック製の哺乳瓶は軽く、割れにくいのも魅力的です。スティックタイプやキューブ型の粉ミルクなら軽量の手間がかからず、外出先でスムーズに調乳できますよ。
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