氷の上や固まった雪の上を歩くのに重宝する軽アイゼン。靴底につける爪つきの滑り止めで、積雪期の低山や残雪期などに活躍します。しかし、エバニューをはじめとしたさまざまなメーカーから販売されているうえ、爪の数・装着方法などが多様。自分の登山レベルに適したモデルがどれなのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、軽アイゼンのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。メーカーならではの特徴や、登山レベルごとに必要な爪の数なども解説。自分の登山レベルや登る山の難易度にぴったり合うモデルを選んで、快適な雪上歩行を楽しみましょう。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ。「今一番良い山で、一番楽しい山の遊びをしよう!」をモットーに、国内外、季節を問わず山の旅を案内する。プライベートでも、登山、トレッキング、自然観察、クライミング、スノーハイク、バックカントリースキーなど、その時々に合った自然の中でのアクティビティを楽しむ。また、以前写真関係の仕事に就いていた経験を活かし、山での写真撮影や雑誌などにルポタージュの執筆も行う。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
軽アイゼンは、氷の上や凍った雪の上を歩くために登山靴に装着するギア。4〜12本の爪がついたアイゼンのうち、おもに爪が4〜6本で、積雪期の低山・残雪のある山・夏の雪渓歩行などに適したものが軽アイゼンです。なお、似た用途のチェーンスパイクは小さな爪がついたもので、平坦な雪道に適しています。
軽アイゼンの魅力は、軽量で持ち運びに便利な点。コンパクトでトレッキングシューズに直接装着できるギアなので、万が一のことを考慮して、ザックに収納しておくのがおすすめです。本格的なアイゼンが必要な難易度の高い山に挑戦する前に、軽アイゼンで使用感に慣れておくのもよいでしょう。
軽アイゼンを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
軽アイゼンはモンベルやエバニューなどさまざまなメーカーから販売されています。それぞれのメーカーの特徴を把握して、好みのモデルを探しましょう。
モンベルの軽アイゼンは、軽量で使い勝手に優れたものがほしい場合にうってつけ。4本爪のスノースパイクシングルフィットは、付属のスタッフバッグを含めてわずか200gと軽量。夏の高山など雪の状況がわからない場合に念のため持っておくのもおすすめです。
また、10本爪で中級の冬山に対応できるものも販売されています。ラチェット式で簡単に装着できるものや、ベルト式のバックルを固定するだけで簡単に装着できるものなど装着方法も多彩。好みの使い心地を追求できるため、迷ったらまずはモンベルをチェックしてみましょう。
靴の種類を問わず使いやすいモデルがほしい人には、エバニューがぴったり。エバニューの軽アイゼンは本格的な登山靴からローカットシューズまで幅広く使えます。さまざまな状況で使用できるので、低山ハイクなどアイスバーンの心配が少ない場合でも、ザックに忍ばせておくとよいでしょう。
軽量で装着が簡単なモデルが多いのも魅力のひとつ。手袋をはめたまま着脱できるバックル式を選ぶのもおすすめです。また、雪がダンゴ状につくのを防止するスノープレートを備えたモデルもあり、スムーズに歩行できるのがメリット。歩きやすさを重視する場合も要チェックです。
軽アイゼンには主にラチェット式とベルト式の装着方法があります。着脱のしやすさや汎用性にもこだわって使い方に合うものを選びましょう。
登山ギアに慣れていない人はラチェット式を要チェックです。ラチェット式はワンタッチで調整できるレバーを操作して靴に固定するタイプ。ベルト式と比べて着脱が簡単なので、はじめて使用する人もぜひ検討してください。
夏の雪渓など雪道が途切れる環境で、何度も着脱を繰り返す場合にも重宝します。簡単に着脱できるので、万が一の場合に備えて持っておくのもひとつの方法。ただし、ベルト式に比べてかさばる傾向があるため、携帯性も考慮する場合はサイズや重量もチェックしましょう。
さまざまな登山靴に合うものがほしい人は、ベルト式に注目。アッパーが柔らかい靴だと隙間が生じやすく固定が困難ですが、おおむね多くの靴に対応可能です。状況に応じて複数の靴を使い分ける場合にも便利なので、1つ持っておくとよいでしょう。
また、軽量でコンパクトなので、万が一の場合に備えてザックに入れておくのもあり。つけ方に慣れが必要ですが、練習すれば幅広いシーンで活躍します。使用するごとにベルトが摩耗するので、丈夫なベルトにこだわるのもおすすめです。
軽アイゼンは主に4本爪・6本爪のタイプに分類されます。登る山の環境を考慮して適したタイプを選びましょう。
4本爪タイプは軽量・コンパクトで低山ハイクなどに適しています。爪の数が少ないぶん傾斜の厳しい山や深い雪には不向きですが、軽量で装着しても負担が少ないため、平坦な道や1,000m以下の低山で気軽に使えるのがメリットです。軽量なので、荷物の重量を抑えたい人にも向いています。
ただし、土踏まず部分でバランスをとる必要があり、安定性に欠けるのはデメリットです。使用に慣れていない場合は事前に練習しておくのがベター。また、土踏まずに装着するため、土踏まずとかかとに段差がない靴には装着できない場合がある点は押さえておきましょう。
傾斜のある山にも使用したい場合は6本爪タイプをチェック。6本爪タイプは4本爪タイプに比べて足裏を覆う面積が広く、爪の数も多いため安定した歩行が可能です。爪が雪をしっかりとらえるので初心者でも歩きやすく、アイゼン入門にも適しています。
4本爪タイプに比べて重量があり、携帯性に劣る点はデメリット。また、つま先やかかとには爪がないため急な斜面での使用は困難です。雪や氷がない可能性が高いなら予備の4本爪、登る山の環境が把握できる場合は6本爪というように使い分けるとよいでしょう。
登山に使用したい場合は、爪の長さが5mm以上のものを選ぶのがおすすめです。雪山の縦走やアイスクライミングに使う本格的なアイゼンほどの長い爪はいりませんが、しっかり雪をとらえ、歩きやすいものを選ぶ必要があります。最低でも5mmを目安に、登る山のレベルに適した長さを選びましょう。
爪の材質も確認しておくのがベターです。軽くて強度の高い炭素鋼製や、錆びにくくメンテナンスが簡単なステンレス製などが扱いやすいでしょう。なお、軽アイゼンで検索するとゴムスパイクがヒットする場合がありますが、市街地向きで登山には向きません。
軽アイゼンにはコンパクトに収納できるものや、雪が詰まりにくい工夫が施されたものなどがあります。自分の使い方にマッチするモデルを選びましょう。
予備として持ち運びたい場合は、コンパクトに収納可能なモデルをチョイス。登る山の環境がわからない場合は、ザックに軽アイゼンを忍ばせておくのがおすすめです。とくに4本爪のものやベルトタイプなどは軽量でコンパクトといえるでしょう。
ケースが付属するものを選ぶのもひとつの方法。ケースつきなら使用後に爪の汚れや濡れなどを気にせず収納できます。また、爪部分がほかのギアに干渉して傷がついたり、破れたりすることも防げるので重宝するでしょう。持ち運びに便利なものがほしい場合は要チェックです。
雪が詰まるのを防止したい人は、スノープレートつきに着目。雪の上を歩行しているうちに軽アイゼンにダマになった雪が付着して歩きにくくなります。スノープレートつきであれば雪の付着を防げるので、とくに長時間歩きたい人はチェックしてください。
ただし、ぴったり装着できていないと十分に効果を発揮できないので注意が必要。靴と軽アイゼンの間に隙間があると雪が詰まってしまいます。隙間ができないよう、ぴったり装着できるサイズのものや、サイズ調整可能なものを選ぶのがおすすめです。
安定した歩行のために靴にしっかりフィットするものを選びましょう。フィットしないと足が締めつけられたり、転倒のリスクが高まったりします。6本爪タイプには、横幅調整ができるフリーサイズや対応サイズが決まったものがあるので、仕様を確認して適したモデルを選びましょう。
4本爪タイプは靴の土踏まずに装着するので、土踏まずとかかとに1cm程度の段差がないと装着が難しい場合があります。ソールの形もチェックしておきましょう。また、ベルト式は靴のアッパー部分が柔らかいとぴったりフィットしにくいので、店頭で試着して選ぶのがベターです。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
装着方法 | 爪の数 | |||||
1 | エバニュー EVERNEW|4本爪アイゼン|EBY012 | ![]() | ゴムバンド式で幅広いタイプの靴に装着可能 | ゴムバンド式 | 4本 | |
2 | エバニュー EVERNEW|4本爪アイゼンバックル式|EBY013 | ![]() | ヒールスタビライザーつきで踵をしっかり固定できる | ラチェット式 | 4本 | |
3 | オオクボ アイゼン|MW-042 | ![]() | 手軽に装着できるワイヤー仕様。軽量で携行しやすい | ラチェット式 | 4本 | |
4 | オオクボ アイゼン | ![]() | 軽量で持ち運びに便利なアイゼン | ベルト | 4本 | |
5 | Itisyou アイゼン | ![]() | 5本の爪で凍結した地面や雪道での転倒や転落を防ぐ | ゴムバンド | 5本 | |
6 | Luganud 靴用滑り止め | ![]() | 積雪や氷上でのウォーキング・ジョギングにおすすめ | ゴムバンド | 5本 | |
7 | Limaxi 滑り止めスパイク | ![]() | バッグに収めやすいコンパクトなデザイン | ゴムバンド | 5本 | |
8 | イワタニ・プリムス アイ・トレック|アイ・トレック 4本爪軽アイゼン|IT-HG121 | ![]() | 左右が分かるマーク付きでスムーズに装着 | ベルト式 | 4本 | |
9 | generic アイゼン | ![]() | シンプルで弾力性のあるアイススパイク | ゴムバンド | 5本 | |
10 | モチヅキ Mini-5 ゴムストラップ装着セット ケース付|08151 | ![]() | ゴムバンドで固定。ほどよいフィット感 | ゴムストラップ | 4本 |
軽アイゼンは隙間がないようにぴったり装着するのが正しい使い方です。隙間があると雪が詰まってしまい、きついと安定した歩行が困難に。靴との一体感を重視してストレスなく歩行できるように装着しましょう。歩くときは爪がスパッツなどに引っ掛からないようにガニ股を意識して歩くのがポイントです。
また、使用後は水分を拭き取り、乾燥させてから片づけるようにしましょう。爪は金属製なので、しっかり乾燥させないとさびの原因になります。しっかり手入れをして、お気に入りを長く使ってくださいね。
軽アイゼンはワークマンやアウトドアショップのほか、AmazonなどのECサイトでも購入可能です。店舗では重さや収納性などを現物でチェックできます。アドバイスを受けられることもあり、初心者も選びやすいでしょう。靴とセットで購入する際も相性を確認できて便利です。
一方のECサイトのメリットは、さまざまなモデルを比較検討しやすい点。メーカー・デザインなどにこだわって選びたい人も、自分の好みのものを見つけられるでしょう。頻繁に使用しないなら、ネットや現地山小屋などのレンタルサービスを活用するのも賢い方法です。
冬山登山を快適に楽しむために、登山用ゲイター・トレッキングシューズ・トレッキングポールも見ておきましょう。これからギアをそろえる人は、相性も考慮して長く使い続けられるものを探してくださいね。
1位: エバニュー|EVERNEW|4本爪アイゼン|EBY012
2位: エバニュー|EVERNEW|4本爪アイゼンバックル式|EBY013
3位: オオクボ|アイゼン|MW-042
4位: オオクボ|アイゼン
5位: Itisyou|アイゼン
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