世界的なカメラメーカー、ニコンが発売するミラーレス一眼(ミラーレス)。2018年以降、Z fcやZ 6といったミラーレスを数多く発売し、新しいコンセプトのカメラもリリースしています。しかし、いざ選ぼうとすると画素数・特徴・価格などが異なり、どれが自分に合うカメラなのか悩みますよね。
今回はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のニコンのミラーレス8商品を比較して、最もおすすめのニコンのミラーレスを決定します。
比較検証は以下の8点について行いました。
果たしてどの商品がマイベストが選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?ニコンのミラーレスの選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
高校生の頃に写真を始め、コンピュータ関連企業のサラリーマン、アルバイト生活を経て、写真家・鯨井康雄氏のアシスタント、2004年に写真スタジオ運営会社である「株式会社2405」を設立しフォトグラファーとして独立、広告等での人物撮影のほか、上場企業経営者やアナウンサーなどのプロフィール写真撮影にも力を入れており、写真専門誌での執筆・セミナー講師も多数、日本広告写真家協会会員。自身のキャリア25年の中で、これまで公私含め100台程のカメラボディを使用しており、現在はSONYをメインに15台以上、レンズも30本近く所有している。フィルムカメラをメインで仕事をした最後の世代で、駆け出しの頃Nikon F4・F5・F6や中判のMamiya 645 ProTLなどを使用した。現在、仕事で使用している主なカメラは、SONYのフラッグシップカメラα1、超高画素ながらコンパクトだからこその機動力もあるSONY α7CRと、サブ機として使用しているSONY α6700。レンズは「50mmマニア」を自称し、オールドレンズから最新の50mmまでを収集。仕事では、SONY SEL50F12GMや、コンパクトな単焦点のSONY SEL55F18Z、プロ御用達の万能な高性能ズームレンズであるSONY SEL24105G、大口径では無いがAFのスピードとレンズ重量の関係で出番の多いSEL85F18である。プライベートではSONY RX0ⅡやOLYMPUSのPEN E-P7、OM SYSTEMのM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0等も愛用している。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。屈曲試験機を用いた充電ケーブルの耐久検証や、陸上競技場でのランニングウォッチの測定精度検証などに取り組んできた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
はじめに、画質の要素のひとつである「解像感」から検証します。解像度測定用のチャートをそれぞれのカメラで撮影。解像度の測定に使われる専用ソフトウェアを用いて、カメラの解像感を測定します。撮影にあたり、統一した条件は以下のとおりです。【使用機材】解像度測定用チャート:パール工学工業株式会社【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)ソフトウェア:OMデジタルソリューションズ株式会社製 HYRes IVレンズ:ニコン Zマウント用交換レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S【検証方法】外光の影響を受けない室内にて撮影し、ブレないよう三脚とタイマーレリーズを使用する記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定撮影時、絞りF8・ISO感度は常用の最低感度とし、シャッタースピードを調整して適正露出にて撮影する10枚撮影し、すべてを評価対象として測定用ソフトウェアにてスコアを測定ばらつきを減らすため、スコアの最大値・最小値を除いた8つの平均値で評価する
解像感と同様に、画質を構成する要素である「暗所耐性・色再現性」も検証します。外光の影響を受けない室内で、光量の少ない環境を整えたうえで被写体を撮影。撮影した画像の「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価します。撮影にあたり、条件は以下のとおり統一しました。【使用機材】被写体:刺し子糸・造花・カラーチャート・金属質のカメラレンズ:ニコン Zマウント用交換レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S【検証方法】外光を遮断した室内で、被写体付近の明るさを約15ルクスに調整する撮影する画像のファイル形式を、設定できる最高画質のJPEGに統一絞りF8、シャッタースピード1/50秒、オートホワイトバランスに設定し、ISO感度は常用ISO感度内でのオート設定で行う三脚とタイマーレリーズを用いてブレのないように撮影する
つぎに、動く被写体を撮るときに重要な「オートフォーカス性能」を検証します。動く人物の撮影を想定し、走りながら接近する人物をオートフォーカスを用いて撮影。撮影した画像を分析し、合焦率を測定したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。なお、検証の条件は以下のとおり統一しました。【撮影設定】連写モード:高速連続撮影(拡張)撮影モード:シャッター優先オート、シャッタースピードは1/250秒に設定オートフォーカス設定:フォーカスモードはAF-C、AFエリアはオートエリアAF、顔検出・瞳AFはオン【検証方法】外光の影響を受けにくい室内にて撮影する被写体である人は、定めたコースを一定の速度(16mを6.4秒で走る)で進む撮影開始と同時にオートフォーカスを作動させたのち、連写検証中、明らかに被写体からピントが外れた場合は再度オートフォーカスを作動させる3回測定し、合焦率の平均値を評価対象にする
一般的なコンパクトデジタルカメラやスマホより大きく重いミラーレス。カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がります。そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりしたうえで、「グリップの握りやすさ」や「カメラの重さ」といった観点から、総合的な持ちやすさを評価しました。なお、レンズの違いによる差異をなくすため、カメラに装着するレンズは同じものを使用し検証をしています。
撮影するにあたって、カメラ本体の「操作のしやすさ」も重要です。そこで、ニコンのミラーレスの使いやすさに関わる項目を加点方式で評価します。評価対象とするのは以下のポイントで、それぞれに重み付けをして総合的な操作しやすさを評価しました。撮影モードダイヤルの解説表示の有無ファインダーの有無内蔵ストロボの有無メニュー項目のヘルプ表示の有無タッチ操作の有無
ニコンは静止画のイメージが強いものの、実は動画の撮影機能も充実しています。動画が撮りやすければ、思いどおりの映像作品を作りやすいですよね。そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。以下の点を評価対象とし、それぞれに重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。アクセサリーシューの有無モニターの可動方法マイク端子の有無イヤホン端子の有無HDMI端子の有無録画ボタンの大きさ・押しやすさ
あわせて、「動画の画質」についても検証します。それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカス性能」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。撮影時に統一した条件は以下のとおりです。【撮影した動画の種類】オートフォーカス性能:明るさ約1200ルクスの室内で、前後に移動する人物を撮影明所での解像感:約1000ルクスの室内で、椅子に座る人物を撮影暗所での解像感と色再現性関連:約100ルクスの室内で、刺し子糸やカラーチャートなど小物を撮影【設定】動画解像度:4K30p(設定できるものは60p)オートフォーカス:フォーカスモードはAF-C、AFエリアはオートエリアAF、そのほかのオートフォーカス関連の設定は初期値で撮影するレンズ:ニコン Zマウント用交換レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sを使用絞り:オートフォーカス検証時にはF1.8、解像感検証時にはF8に設定シャッタースピード:1/60秒ISO感度:常用ISO感度内でオートに設定
最後に、カメラの「手ブレ補正力」についても検証します。カメラを構える人の姿を模した器具を用い、カメラを固定します。一定の力を加えて振動を生じさせ、手ブレの動きを再現。揺れが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析し総合的な手ブレ補正力を評価します。なお、統一した撮影の条件は以下のとおりです。【使用機材】ライトスタンド:銀一株式会社 GIN-ICHI GP0112 40インチダブルライザーグリップスタンド・キットカメラ固定機材:サンテック ミニクランプ7266とマセスMT-02自由雲台を組み合わせて使用レンズ:ニコン Zマウント用交換レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S【検証方法】カメラを構える人の腕を再現するため、ライトスタンドのアーム部分は地上高152cmで固定し、地面と水平に58cm伸ばすアームの先端にカメラを固定したうえで、カメラと反対側のグリップ部分を輪ゴムで引っ張る画像を撮影する瞬間に輪ゴムを切断し、カメラに衝撃を与えるシャッタースピードの設定を1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒と変えながら各10枚撮影する
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
ニコンのミラーレスは、センサーサイズによって2種類に分けられ、FXフォーマットと呼ばれるセンサーを採用したモデルと、DXフォーマット採用のモデルが存在します。
Z 6やZ 7IIなどが含まれるFXフォーマット採用のモデルは、高画質・高性能が特徴の中〜上級者向きカメラ。FXフォーマット機のなかで性能の差が大きく、約20〜70万円と幅広い価格帯です。
一方、Z 50やZ fcなどのDXフォーマット採用モデルは、画質とコンパクトさを両立した初級〜中級者向き入門モデル。価格帯は約10〜17万円で、これからカメラをはじめる人でも購入しやすいといえます。
2018年7月に登場した新しいミラーレスのシリーズ「Nikon Z」。60年以上の歴史がある一眼レフ「Nikon F」シリーズに代わって、今やニコンのカメラの主流といえます。
なお、2011〜2018年に販売されていた小型ミラーレス「Nikon 1」シリーズはすでに生産終了。専用のレンズ・アクセサリーも同様に生産が終わっています。
ニコンのミラーレスの魅力は、画質や基本性能の高さだけではありません。実は、スペック表だけでは伝わらない心地よさと総合力こそ、ニコンならではの魅力といえます。
ニコンのミラーレスはとくにグリップが深く、ほかのメーカーのミラーレスと比べてしっかりと握れる点が特徴です。手の大きな人や爪が長い人でも握りやすく、快適な操作性を実現。手にしっかりと馴染むため、道具としての完成度が高いと感じるでしょう。
また、ファインダーの見やすさも大きな魅力です。実は、ファインダーの見やすさは、どれだけ撮影に没入できるかに関わる重要なポイント。ファインダーを覗くことで撮影に集中できるため、積極的に使いましょう。ニコンはファインダーの見やすさにも強くこだわっており、どの機種も見やすいと高く評価されています。
加えて、高性能なレンズもニコン製品の持ち味のひとつです。カメラにとっての目であるレンズは、画質を左右する大きな要素。ニコンが現在販売しているミラーレス用の「NIKKOR(ニッコール)レンズ」は、どれも市場からとてもよい評価を受けています。カメラ本体だけでなく、レンズも含めた総合力の高さがニコンの特徴です。
ニコンのミラーレスを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
イメージセンサーとは、レンズから入った光を受け取り画像データに変換する重要なパーツ。実はこのイメージセンサーの大きさ(センサーサイズ)こそが、カメラの画質と価格を大きく左右する要素です。
ニコンのミラーレスは、センサーサイズによって大きく2種類に分類でき、それぞれ特徴が異なります。まずは、センサーサイズの違いを知ったうえで選びましょう。
カメラをはじめて買うような初心者には、APS-Cがおすすめです。DXフォーマットとも呼ばれ、画質は一般的な一眼レフ相当。小さなカバンに収まるコンパクトさに加えて、比較的買いやすい価格も魅力です。
一方、大きさ・重さよりも画質を重視する人には、フルサイズがよいでしょう。ニコン製品ではFXフォーマットと呼ばれており、プロ写真家の多くが選ぶほど高画質。本格的なカメラらしい美しい色合いや被写体を際立たせるボケ表現など、スマホやコンパクトカメラとは別次元といえる表現力が特徴です。
一般的なスマホと比べると、APS-Cは13倍、フルサイズは30倍の大きさのセンサー。どちらを選んでも、スマホとは異なる高画質を楽しめますよ。
ニコンのミラーレスは、センサーサイズだけでなく機種ごとの特徴も異なります。自分の撮りたいものに合わせて選びましょう。
小型・軽量なAPS-Cセンサー搭載モデルは3機種がラインナップされていますが、実はどれも画質は同等。それぞれの違いはコンセプトとデザインです。
Z 50は一眼レフに似たスタンダードなデザインを採用。静止画撮影に便利なファインダーやフラッシュを内蔵した、使いやすい入門モデルといえます。操作方法は同社の一眼レフと同等で、カメラに慣れた人だけでなく、はじめてカメラを買う人にもおすすめです。
一方、Z 30は動画撮影向きのカメラ。可動域の広いバリアングルモニターや長時間の動画撮影能力があり、映像作品やVlog(ビデオブログ)の撮影に向いています。ファインダーやフラッシュはないものの、Zシリーズのカメラのなかで最小・最軽量。動画をメインに撮る人におすすめのカメラです。
なお、デザイン性の高いカメラがほしい人には、Z fcがおすすめ。1982年発売のフィルム一眼レフ「FM2」に似たノスタルジックな見た目が魅力です。見た目がほかと大きく異なる一方で基本性能はほぼ同等。カメラというより写真機と呼べるような独特の佇まいが好みなら、Z fcがおすすめです。
画質重視のフルサイズセンサーを搭載したモデルのなかで、最も初心者向けのモデルといえるのがZ 5です。
フルサイズ特有の豊かな色調や立体感に加えて、上位機種と同等の優れた堅牢性や見やすいファインダーを備えています。フルサイズ機のなかでは安価ながら、使いやすさに欠点はありません。
高画質で使いやすく安価なZ 5は、はじめてフルサイズを買う人におすすめです。
ただし、上位モデルに比べると連写性能や動画性能はやや劣る印象。とくに連写速度はほかのモデルの約半分で、初心者向きの安価な一眼レフと同等程度です。動く被写体をメインで撮りたいなら、別のモデルがよいでしょう。
2450万画素のフルサイズセンサーを搭載した高画質・高性能モデルのZ 6シリーズ。初代Z 6と新型のZ 6IIが販売されています。
下位モデルのZ 5とは異なり、暗所により強い裏面照射式のフルサイズセンサーを搭載。連写速度も高速で、激しく動く被写体の撮影も十分こなせる性能です。
加えて、プロレベルの撮影もできる動画撮影機能も特徴のひとつ。動画に最適化された手ブレ補正やスローモーション撮影に加えて、人の声の収録に特化した録音モードも備えています。
Z 6シリーズは、静止画・動画の両方で高いパフォーマンスを発揮できる万能さが魅力で、静止画・動画どちらもきれいに撮りたい人におすすめです。
ニコンのZ 7シリーズは、4575万画素の高画素と高速連写を両立したハイパフォーマンスモデル。外見はZ 6シリーズとほぼ同一ながら、画素数は約2倍と中身はまったく異なります。
Zシリーズのなかでは最も高画素で、巨大なA2サイズのプリントや8Kモニターでの画像再生にも対応できるほど。また、画像の一部を切り取っても画素数が十分残るため、画像の切り取り・編集が前提のプロの現場にも適しています。
加えて、今まで高画素機が苦手としていた高速連写にも対応。約10枚/秒の連写性能を活かして、決定的瞬間を捉えやすくなりました。
Z 7シリーズは今まで両立しなかった高画素・高速連写を兼ね備えたモンスターマシンといえます。作品を大きく印刷したり画像を切り取ったりするプロ写真家や、ハイエンド志向の人におすすめです。
ほかのZシリーズとは異なり、大きな本体が特徴のZ 9。プロ仕様のフラグシップモデルながら予約が殺到し、発売前から極端な品薄になったことでも話題となりました。
特徴的な正方形デザインは、プロ向きカメラの証ともいえるもの。本体は業界トップクラスの堅牢性を備えており、雪山やサバンナといったタフな環境でも問題なく作動するように作られています。
加えて、画素数・連写速度・動画性能のすべてにおいて業界トップクラス。オリンピックなどのスポーツ大会の撮影のほか、報道・野生動物・映像作品など、ありとあらゆる撮影をこなせるでしょう。
価格は高いもののスペックは群を抜いており、プロ級のクオリティを求める人や求める性能を一切妥協したくない人におすすめです。
価格は約70万円と、ニコンのミラーレスのなかで最も高価ですが、他社の最上位クラスのカメラと比較すると実は最安。
性能をふまえるとコストパフォーマンスはよく、値段を気にせず一番よいカメラがほしい人におすすめです。ただし、発売以来品薄が続き、納期は半年以上先といわれています。
せっかくカメラを買うなら画質にこだわりたいですよね。画質はさまざまな要素に影響されますが、まずは画素数と解像感に注目して選びましょう。
画素とは、画像を構成する1つの点(ドット)のこと。高画素(画素数が多い)であれば、細部までしっかりと写るだけでなく、拡大しなくてもシャープに見える傾向があります。
しかし、高画素であればあるほどブレが目立ちやすく、暗いところではノイズが生じてザラザラとした写りになる場合も。また、画像1枚あたりのデータ量も増えるため、保存や編集が大変というデメリットもあります。
「高画素であればどんな環境でも高画質」というわけではないため、用途に合った画素数を選ぶことが重要です。
なお、撮影した画像を大きく印刷したり、一部だけ切り取ったりしないなら2000〜2400万画素程度で十分。ニコンのミラーレスはすべて2000万画素以上あり、まず不満はないでしょう。
一方、風景を隅々までしっかり写したい人や、撮影後に画像の切り出しや大きなサイズでの印刷をする人には4000万画素以上のものがおすすめです。ニコンではZ 7シリーズとZ 9が該当します。
解像感とは、実際に写真を見たときにシャープに見えるかどうかを指す言葉。画素数は数値で示せますが、解像感は画素数ではわからない実際の見え方を表す感覚的なものです。
実は、同じ画素数でも、センサーや画像処理エンジンのチューニングによって解像感は異なります。今回検証したところ、2000万画素のZ 50を含めてどの機種も解像感に不満はありませんでした。
ただし、画像の一部を切り取る場合や、風景写真を撮る場合には解像感を重視するほうがおすすめ。解像感にこだわるなら、「ローパスフィルターレス」仕様のセンサーを搭載するZ 7シリーズやZ9を選びましょう。
ローパスフィルターとは、イメージセンサーに搭載されたフィルターのこと。本来存在しない色(偽色)や模様(モアレ)が写ってしまうことを防ぐために、あえてレンズから入る光をボカす役割があります。
ローパスフィルターレスとは、解像感を重視するためにこのローパスフィルターを取り除いた状態のこと。偽色やモアレを防ぐよりも解像感を重視する上級者向きの仕様といえるでしょう。
写真を撮るときに大切なのは、実は被写体にピントを合わせること。ピントが合っていないと、どうしても失敗したように見えてしまううえ、あとから画像編集ソフトで修正することも困難です。初心者はピントが正しく合っているか注意して撮影してくださいね。
なお、子ども・ペット・鉄道・飛行機など、動くものを撮るならとくにオートフォーカス(AF・自動ピント合わせ)機能に注目しましょう。注目すべきポイントは「測距点」と「連写速度」です。
測距点は、画面内にあるピントを合わせられる点の数のこと。測距点が多ければ、ピントを合わせる位置を自由に選べるうえ、被写体が動いてもしっかりと追えるため便利です。
実際に撮影をしたところ、ニコンのミラーレスはどの機種も十分なAF精度と追従性がありました。走ってくる子どもやペットの撮影など、日常の撮影ではどれを選んでも不満はまずないでしょう。
なお、激しく動くスポーツや高速移動をする野鳥など、より動きが素早い被写体を撮るなら追従性に優れるZ 9やZ 6シリーズがおすすめです。
連写速度とは、1秒間に何枚撮影できるかを表す数値。連写速度が速ければ、一瞬の表情の変化や決定的瞬間を捉えやすくなりますよ。
一般的に連写が速いとされるのは10枚/秒で、Z 5以外の機種はどれも十分高速といえます。なお、とくに動きが速いスポーツや野鳥を撮るなら14枚/秒以上を目安にしましょう。
実は、夕方や夜だけでなく室内もカメラにとっては暗く、画質が劣化しやすいシチュエーション。室内でも頻繁に撮影するつもりなら、暗所での画質に優れているカメラをおすすめします。
実際に比較すると、センサーサイズが大きいほうが暗所での画質に優れていました。これは、センサーの面積が大きければ受光量が増えて、少ない光量でも明るくきれいに写るためです。スマホと比べると、APS-Cでも明らかにきれいに撮れましたが、よりこだわるならフルサイズがおすすめです。
また、センサーサイズが同じ場合、画素数が少ないものほど暗所できれいに写る傾向があります。これは、画素数が少ないほうが1画素当たりの面積が大きいため。暗所での画質に強くこだわるなら、画素数が多すぎない2000〜2400万画素のモデルを選びましょう。
カメラの使いやすさは、スマホの普及とともに少しずつ変わってきました。今のカメラにとって重要なポイントを確認して選びましょう。
思い描いたとおりの写真を撮るためには、カメラの使いやすさも大切。近年、とくに重要視される使いやすさのポイントを確認しましょう。
まずは、タッチ操作対応のモニターです。スマホのようにタッチ操作ができれば、ピント合わせをしたりシャッターを切ったりすることも直感的に行えます。
つぎに、撮影した画像をスマホに転送できるWi-Fi機能も重要です。SNSへ画像を投稿するときに便利で、スマホユーザーなら必須ともいえる機能でしょう。加えて、カメラの遠隔操作にも使えますよ。
USB充電機能もあると便利です。カメラがUSB充電に対応していれば、スマホ用充電器やモバイルバッテリーで充電でき、予備バッテリーを買わなくても長時間撮影ができるでしょう。
なお、これらの機能は現行のニコンのミラーレスすべてに搭載されています。ただし、カメラのUSB端子は機種によって異なるため、充電ケーブルを買う場合は注意しましょう。
水や砂ぼこりといった汚れからカメラを守る防塵・防滴機能。滝や砂漠、雪山など過酷な環境で撮影したい人には必須といえる機能です。
ニコンのカメラで防塵・防滴機能を搭載しているモデルは多く、フルサイズセンサーを搭載したモデルにはすべて搭載。水に濡れたり砂ぼこりが舞ったりする環境で撮影するなら、上位モデルを選びましょう。
なお、小雨や運動場の砂ぼこり程度であれば、タオルやカメラ用のレインカバーで十分対応できますよ。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | 発売時期 | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
解像感 | 暗所耐性・色再現性 | オートフォーカス性能 | 持ちやすさ | 操作のしやすさ | 動画の撮りやすさ | 動画の画質 | 手ブレ補正力 | 重量(バッテリー込み) | ファインダー形式 | 有効画素数 | 本体サイズ | 連写速度(AF追従) | センサーサイズ | レンズマウント | ISO感度 | 連写速度(AF固定) | フォーカスポイント(測距点) | AF検出方式 | AF検出範囲 | シャッタースピード | 背面モニター | モニターサイズ | ファインダー視野率 | ファインダー倍率 | 撮影可能枚数 | ボディ内手ブレ補正 | タッチパネル | USB充電・給電 | Wi-Fi・Bluetooth機能 | 動画撮影機能 | 記録メディア | 記録メディアスロット | 防塵防滴仕様 | ||||||||
1 | ニコン Z 6II | ![]() | 5位 | 高次元のバランス型!隙のない性能で、すべての人におすすめ | 2020/11/06 | 約705g | 電子ビューファインダー(EVF) | 2450万画素 | 約134×100.5×69.5mm | 約14枚/秒 | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) | ニコンZマウント | ISO 100~51200 | 不明 | 273点 | 位相差AF/コントラストAF | EV-4.5〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.2型 | 約100% | 約0.8倍 | ファインダー使用時:約400枚/画像モニター使用時:約450枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能(別売:EH-7P ) | スマホ転送可(SnapBridgeアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/120p/4K:UHD/30p) | CFexpressカード、XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | デュアルスロット | ||||||||||||
2 | ニコン Z 6|Z6LK24-70 | ![]() | 2位 | 後継機よりも購入しやすい価格。画質もハイレベルな万能機 | 2018/11/23 | 約675g | 電子ビューファインダー | 2450万画素 | 約134×100.5×67.5mm | 約12枚/秒 | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) | ニコンZマウント | ISO 100~51200 | 不明 | 273点 | 位相差AF/コントラストAF | EV-3.5〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.2型 | 約100% | 約0.8倍 | ファインダー使用時:約310枚/画像モニター使用時:約380枚 | ◯(5軸) | USB充電(別売:EH-7P ) | スマホ転送可(SnapBridgeアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/120p/4K:UHD/30p) | XQDカード、CFexpressカード | 不明 | ||||||||||||
3 | ニコン Z 7II | ![]() | 4位 | 解像感で最高評価。連写も動画撮影も十分こなせる高画素機 | 2020/12/11 | 約705g | 電子ビューファインダー(EVF) | 4575万画素 | 約134×100.5×69.5mm | 約10枚/秒 | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) | ニコンZマウント | ISO 64~25600 | 不明 | 493点 | 位相差AF/コントラストAF | EV-3〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.2型 | 約100% | 約0.8倍 | ファインダー使用時:約380枚/画像モニター使用時:約440枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能(別売:EH-7P ) | スマホ転送可(SnapBridgeアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/120p/4K:UHD/30p) | CFexpressカード、XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | デュアルスロット | ||||||||||||
3 | ニコン Z 5 | ![]() | フルサイズのエントリー一眼。画質は良好だが暗所に弱い | 2020/08/28 | 675g | 電子ビューファインダー(EVF) | 2432万画素 | 134×100.5×69.5mm | 4.5枚/秒 | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) | ニコン Zマウント | ISO100~51200 | 4.5枚/秒 | 273点 | 像面位相差・コントラスト併用AF | EV-3〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒 | チルトモニター | 3.2型 | 100% | 約0.80倍 | ファインダー使用時:約390枚/画像モニター使用時:約470枚 | あり(5軸) | USB充電・給電可能(別売:EH-7P ) | Wi-Fi・Bluetooth両対応 | 4K:30p/フルHD:60p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
3 | ニコン Z 7 | ![]() | 3位 | 解像感高く総合的な画質は優秀。AFは連写時に若干乱れた | 2018/09/28 | 約675g | 電子ビューファインダー(EVF) | 4,575万画素 | 約134×100.5×67.5mm | 約9枚/秒 | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) | ニコンZマウント | ISO 64~25,600 | 不明 | 493点 | 位相差AF/コントラストAF | EV-2〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) | 1/8,000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.2型 | 約100% | 約0.8倍 | ファインダー使用時:約330枚/画像モニター使用時:約400枚 | ◯(5軸) | USB充電(別売:EH-7P ) | スマホ転送可(SnapBridgeアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/120p/4K:UHD/30p) | XQDカード、CFexpressカード | 不明 | ||||||||||||
6 | ニコン Z 30 | ![]() | 1位 | 小型で高画質な入門機。メニューは上位機のようで慣れが必要 | 2022/08/05 | 405g | 2088万画素 | 128×73.5×59.5mm | 11枚/秒 | APS-C | ニコン Zマウント | ISO100~51200(拡張:ISO102400、ISO204800) | 11枚/秒 | 209点 | 像面位相差・コントラスト併用AF | EV-4.5~19 | 1/4000~30秒 | バリアングルモニター | 3.0型 | 約330枚 | USB充電・給電可能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 | 4K:30p/フルHD:120p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード | シングルスロット | ||||||||||||||||
7 | ニコン Z 50 | ![]() | 小型・軽量でバランスのよい性能。ただし手ブレには注意 | 2019/11/22 | 約450g | 電子ビューファインダー(EVF) | 2088万画素 | 約126.5×93.5×60mm | 約11枚/秒 | APS-C(ニコンDXフォーマット) | ニコン Z | ISO 100~51200 | 約11コマ/秒 | 209点 | 位相差AF/コントラストAF | -4〜19 EV(ISO100:F2.0レンズ使用) | 1/4000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.2型 | 約100% | 約1.02倍 | ファインダー使用時:約280枚/画像モニター使用時:約320枚 | 不明 | USB充電(別売:EH-73P ) | スマホ転送可(SnapBridgeアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/120p/4K:UHD/30p) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | 不明 | |||||||||||||
8 | ニコン Z fc | ![]() | 画質は良好。特徴的な見た目で人気だが、操作性はやや特殊 | 2021/07/23 | 約445g | 電子ビューファインダー | 2088万画素 | 約134.5×93.5×43.5mm | 約11枚/秒 | APS-C(ニコンDXフォーマット) | ニコンZマウント | ISO 100~51200 | 不明 | 209点 | 位相差AF/コントラストAF | EV-4.5〜19(ISO100:F1.8レンズ使用) | 1/4000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) | バリアングルモニター | 3.0型 | 約100% | 約1.02倍 | ファインダー使用時:約310枚/画像モニター使用時:約360枚 | 不明 | USB充電(別売:EH-7P ) | スマホ転送可(SnapBridgeアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/120p/4K:UHD/30p) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | 不明 |
2020/11/06 発売
重量(バッテリー込み) | 約705g |
---|---|
有効画素数 | 2450万画素 |
連写速度(AF追従) | 約14枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | ◯(5軸) |
AFの検証では、連写中でもピントが被写体から外れることはなく、非常に高精度でした。素早く動き回る被写体の撮影でも困ることはないでしょう。なお、動画撮影時にも精度は高く、追従性に不満はまったくありませんでした。
動画の画質もとても良好で、細部までシャープな印象です。発色は暗所でも美しく、ザラザラとしたノイズの発生もほとんど目立ちません。映像・音声関連の端子類もひと通りそろっており、不満はないでしょう。
加えて、本体に内蔵された手ブレ補正は強力。日中の撮影では手ブレが目立つことはなく、夜景の撮影でもブレることは少ないでしょう。
画質・AF・動画性能・使いやすさなど、すべてにおいて優れた万能なカメラ。価格は格安といえないものの、性能を重視するすべての人におすすめのベストバイ商品です。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 約134×100.5×69.5mm |
レンズマウント | ニコンZマウント |
ISO感度 | ISO 100~51200 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
AF検出方式 | 位相差AF/コントラストAF |
AF検出範囲 | EV-4.5〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.2型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約0.8倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約400枚/画像モニター使用時:約450枚 |
記録メディア | CFexpressカード、XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
ニコン Z 6IIをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2018/11/23 発売
重量(バッテリー込み) | 約675g |
---|---|
有効画素数 | 2450万画素 |
連写速度(AF追従) | 約12枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | ◯(5軸) |
ニコンの「Z 6」は、フルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼として2018年11月に発売されました。兄弟機であるZ 7と比べ、画素数は2450万画素と標準的です。
画質は非常によく、細部までシャープに写っています。発色は美しく鮮やかで、暗所でも明所とほぼ同等の美しさを維持していました。暗所での解像感の低下も少なく、総合的な画質はとても良好といえます。
加えて、動画の画質もきれいです。細部までしっかりとシャープなうえ、発色も良好。暗所でも画質の低下はほとんどありませんでした。また、映像・音声関連の端子も不足なく搭載されています。
カメラは薄型ながら大きなグリップを備えており、手が大きい人でもしっかり握れました。本格的なカメラらしいダイヤル・ボタン配置ですが、オートモードやタッチパネルを搭載しているため扱いにくいことはないでしょう。ただし、後継機と異なり対応する記録メディアがXQD・CFexpressというやや特殊で高価なもののみである点には注意が必要です。
後継モデルが発売されたものの、性能ではまだまだ劣らないフルサイズミラーレス一眼。高性能な機種がよいが価格は抑えたい人には選択肢のひとつとなるでしょう。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
本体サイズ | 約134×100.5×67.5mm |
レンズマウント | ニコンZマウント |
ISO感度 | ISO 100~51200 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
AF検出方式 | 位相差AF/コントラストAF |
AF検出範囲 | EV-3.5〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.2型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約0.8倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約310枚/画像モニター使用時:約380枚 |
記録メディア | XQDカード、CFexpressカード |
記録メディアスロット | 不明 |
防塵防滴仕様 |
ニコン Z6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2020/12/11 発売
重量(バッテリー込み) | 約705g |
---|---|
有効画素数 | 4575万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | ◯(5軸) |
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 約134×100.5×69.5mm |
レンズマウント | ニコンZマウント |
ISO感度 | ISO 64~25600 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
AF検出方式 | 位相差AF/コントラストAF |
AF検出範囲 | EV-3〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.2型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約0.8倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約380枚/画像モニター使用時:約440枚 |
記録メディア | CFexpressカード、XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
ニコン Z 7IIをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2020/08/28 発売
重量(バッテリー込み) | 675g |
---|---|
有効画素数 | 2432万画素 |
連写速度(AF追従) | 4.5枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | あり(5軸) |
解像感は良好で、ほとんどの人が満足するレベルでしょう。明所・暗所どちらでも発色は美しく一貫性があります。暗所での解像感は、上位モデルよりはやや見劣りするものの、夜景をメインで撮らない限り不満には感じにくいでしょう。総合的な画質は良好です。
AF性能は良好で、激しく動く被写体をメインで撮らないなら困ることは少ないでしょう。しかし、暗所ではAFの動作は明らかに遅くなり、ピントが合わない場合も。動画時のAFも暗所で正確性を欠き、なかなか合わない様子が見られました。
本体は上位モデルのZ 6・Z 7シリーズと同様の大きさ・重さです。グリップは大きく、手指の大きさに関わらずしっかり握れるでしょう。基本的なボタン配置は上位モデルと同等ですが、タッチ操作で各種設定を変えられるため、不慣れな人でも扱えるでしょう。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 134×100.5×69.5mm |
レンズマウント | ニコン Zマウント |
ISO感度 | ISO100~51200 |
連写速度(AF固定) | 4.5枚/秒 |
AF検出方式 | 像面位相差・コントラスト併用AF |
AF検出範囲 | EV-3〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.2型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.80倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約390枚/画像モニター使用時:約470枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
ニコン Z 5 24-50 レンズキットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2018/09/28 発売
重量(バッテリー込み) | 約675g |
---|---|
有効画素数 | 4,575万画素 |
連写速度(AF追従) | 約9枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | ◯(5軸) |
2018年9月に発売された「Z 7」は、ニコン初のフルサイズミラーレス一眼。高画素と高速連写を両立しており、市場から大きな注目を集めたモデルです。
センサーは高画素かつシャープネス重視のチューニングで、解像感は非常に優れていました。発色も美しく、暗所でも細かな色の違いを表現できています。暗所ではノイズが生じているものの、解像感の低下は大きくなく、総合的な画質は非常によいといえます。
また、動画の画質も良好で、とくに発色が好印象。暗所ではノイズが生じており、注視すると気になるものの解像感自体が大きく低下することはありませんでした。なお、音声・映像端子はそろっており不満はないでしょう。
カメラ本体はZ 6と同じもので、手が大きい人でもしっかりと握り込める深いグリップを備えています。メニューの構造は初心者向きというわけではないものの、項目のヘルプ表示に対応。タッチ操作もできるため、はじめての人でもすぐ慣れるでしょう。なお、メディアスロットが一般的なSDカードに非対応であることは留意しましょう。
なお、手ブレ補正は本体に内蔵。画素数が多いためブレは目立ちやすいものの効果は強く、夜景や暗い室内の撮影でもブレる恐れはあまりないでしょう。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 約134×100.5×67.5mm |
レンズマウント | ニコンZマウント |
ISO感度 | ISO 64~25,600 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
AF検出方式 | 位相差AF/コントラストAF |
AF検出範囲 | EV-2〜19(ISO100:F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8,000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.2型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約0.8倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約330枚/画像モニター使用時:約400枚 |
記録メディア | XQDカード、CFexpressカード |
記録メディアスロット | 不明 |
防塵防滴仕様 |
ニコン Z7をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2022/08/05 発売
重量(バッテリー込み) | 405g |
---|---|
有効画素数 | 2088万画素 |
連写速度(AF追従) | 11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
ボディ内手ブレ補正 |
AFは優れており、精度や被写体追従性は上位モデルに引けを取らないといえます。連写速度も速いため、動き回るペットや子どもの撮影も十分こなせるでしょう。動画撮影時もAFは安定しており、人が前後に動いてもピントがしっかりと追従しました。
動画の画質も良好で、4Kらしいシャープさが見られる映像です。暗所では解像感は落ちるものの、スマホや従来の一眼レフ以上の高画質。大きな録画ボタン・HDMI端子だけでなく、録画されているかわかる専用ランプ(RECランプ)も搭載しています。自撮りに便利なリモコン付きミニ三脚(シューティンググリップ)も用意されており、動画撮影向きの設計です。
ファインダー形式 | |
---|---|
本体サイズ | 128×73.5×59.5mm |
レンズマウント | ニコン Zマウント |
ISO感度 | ISO100~51200(拡張:ISO102400、ISO204800) |
連写速度(AF固定) | 11枚/秒 |
AF検出方式 | 像面位相差・コントラスト併用AF |
AF検出範囲 | EV-4.5~19 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | |
ファインダー倍率 | |
撮影可能枚数 | 約330枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
ニコン Z30をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2019/11/22 発売
重量(バッテリー込み) | 約450g |
---|---|
有効画素数 | 2088万画素 |
連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C(ニコンDXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | 不明 |
AFは優秀で、上位モデルと遜色ない性能といえます。連写中にピントが外れることもなく、人物の検出・追従もしっかりと行えました。動画撮影でも同様で、動画時のAFは完璧ともいえる性能です。
動画の画質も良好といえますが、明所で撮った映像に比べて暗所では画質は低下しました。なお、暗所ノイズは現れたもののサラサラとした微細なものだったため、注視しなければあまり気にならないでしょう。
本体サイズは小さいもののグリップは大きく、手の大きな人が持ってもホールド感は良好。ボタン類はすべて右サイドにまとまっており、比較的シンプルな操作性といえます。なお、メニュー構造は上位モデルと同じです。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 約126.5×93.5×60mm |
レンズマウント | ニコン Z |
ISO感度 | ISO 100~51200 |
連写速度(AF固定) | 約11コマ/秒 |
AF検出方式 | 位相差AF/コントラストAF |
AF検出範囲 | -4〜19 EV(ISO100:F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.2型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約1.02倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約280枚/画像モニター使用時:約320枚 |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | 不明 |
防塵防滴仕様 |
2021/07/23 発売
重量(バッテリー込み) | 約445g |
---|---|
有効画素数 | 2088万画素 |
連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C(ニコンDXフォーマット) |
ボディ内手ブレ補正 | 不明 |
AF性能も良好で、精度・追従性ともに上位モデルと遜色ない性能といえます。連写速度も速く、動き回る被写体の撮影にも不足を感じることはないでしょう。動画撮影時も精度は高く、被写体が前後に動いてもしっかり追従しました。
本体デザインはクラシックカメラのようで、カメラ上部には設定変更用の複数のダイヤルが存在。オートモードを搭載しているため初心者でもすぐ使えるものの、はじめて使う人には難しく見えてしまう恐れがあります。また、グリップ部分に凹凸がないため握りにくく感じるとの声もありました。
なお、本体に手ブレ補正は搭載されておらず、補正が効くかはレンズ次第。そのうえ、やや握りにくいため、夕景・夜景など手ブレが目立ちやすい状況では注意する必要があるでしょう。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
本体サイズ | 約134.5×93.5×43.5mm |
レンズマウント | ニコンZマウント |
ISO感度 | ISO 100~51200 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
AF検出方式 | 位相差AF/コントラストAF |
AF検出範囲 | EV-4.5〜19(ISO100:F1.8レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約1.02倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約310枚/画像モニター使用時:約360枚 |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | 不明 |
防塵防滴仕様 |
ニコン ミラーレスカメラ Z fcをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のニコンのミラーレスカメラ8商品をすべて集めて、どれが最もおすすめできる商品かを検証しました。なお、mybestでは解像感や暗所耐性が高く、オートフォーカスの精度が優れた商品を優れたカメラと定義しています。
選び方のポイントをふまえ、具体的な検証内容は以下の8点としました。
検証①:解像感
検証②:暗所耐性・色再現性
検証③:オートフォーカス性能
検証④:持ちやすさ
検証⑤:操作のしやすさ
検証⑥:動画の撮りやすさ今回検証した商品
はじめに、画質の要素のひとつである「解像感」から検証します。
解像度測定用のチャートをそれぞれのカメラで撮影。解像度の測定に使われる専用ソフトウェアを用いて、カメラの解像感を測定します。撮影にあたり、統一した条件は以下のとおりです。
【使用機材】
【検証方法】
解像感と同様に、画質を構成する要素である「暗所耐性・色再現性」も検証します。
外光の影響を受けない室内で、光量の少ない環境を整えたうえで被写体を撮影。撮影した画像の「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価します。撮影にあたり、条件は以下のとおり統一しました。
【使用機材】
【検証方法】
つぎに、動く被写体を撮るときに重要な「オートフォーカス性能」を検証します。
動く人物の撮影を想定し、走りながら接近する人物をオートフォーカスを用いて撮影。撮影した画像を分析し、合焦率を測定したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。なお、検証の条件は以下のとおり統一しました。
一般的なコンパクトデジタルカメラやスマホより大きく重いミラーレス。カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がります。
そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりしたうえで、「グリップの握りやすさ」や「カメラの重さ」といった観点から、総合的な持ちやすさを評価しました。なお、レンズの違いによる差異をなくすため、カメラに装着するレンズは同じものを使用し検証をしています。
撮影するにあたって、カメラ本体の「操作のしやすさ」も重要です。
そこで、ニコンのミラーレスの使いやすさに関わる項目を加点方式で評価します。評価対象とするのは以下のポイントで、それぞれに重み付けをして総合的な操作しやすさを評価しました。
ニコンは静止画のイメージが強いものの、実は動画の撮影機能も充実しています。動画が撮りやすければ、思いどおりの映像作品を作りやすいですよね。
そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。以下の点を評価対象とし、それぞれに重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。
あわせて、「動画の画質」についても検証します。
それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカス性能」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。撮影時に統一した条件は以下のとおりです。
【撮影した動画の種類】
【設定】
最後に、カメラの「手ブレ補正力」についても検証します。
カメラを構える人の姿を模した器具を用い、カメラを固定します。一定の力を加えて振動を生じさせ、手ブレの動きを再現。揺れが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析し総合的な手ブレ補正力を評価します。なお、統一した撮影の条件は以下のとおりです。
【使用機材】
【検証方法】
ニコン以外のメーカーからも発売されているミラーレス。ニコンのミラーレスとは異なる魅力があるカメラばかりです。
以下の記事では、各メーカーのミラーレスを集めて同一条件にて比較しました。メーカーごとに選び方も紹介しているので、あわせて確認してください。
メーカーにこだわらず初心者に人気のミラーレスを集めて同じ条件で比較し、初心者向きのおすすめNo.1ミラーレスを決定した記事はこちらです。初心者向きのミラーレスを探している人は、参考にしてくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
ファッション
靴・シューズ
コンタクトレンズ
腕時計・アクセサリー
ギフト・プレゼント
旅行・宿泊
その他