【徹底比較】軟水のミネラルウォーターのおすすめ人気ランキング【2025年3月】

ダノンの「ボルヴィック」。ヨーロッパ生まれのミネラルウォーターのなかでは珍しく、硬度60mg/Lと軟水に分類されます。

非加熱・無殺菌のため、自然な甘みを感じました。喉の奥に引っかかるようなえぐみはなく、透明感のある味わいが印象的。ペットボトルからのにおい移りはなく、ほかに気になる臭みも感じませんでした。

透明感のある軟水のミネラルウォーターを探している人におすすめです。現在は並行輸入品であり店頭で手に入れることが難しいため、ネットでの購入をおすすめします。

アサヒ飲料の「おいしい水 天然水 六甲」。この商品の採水地は神戸の六甲山ですが、富士山が採水地のものもあります。

原水の種類は「深井戸水」で、数十年かけて地下150メートル以上の深さまでしみ込むうちに、地層のミネラル成分をほどよく含みまろやかな味わいに。マグネシウムとカルシウムが黄金比で含まれており、ミネラルバランスのよさを感じました。

舌の奥で感じられる深い甘みがあるため、軟水特有のやさしい味わいが好きな人におすすめしたい商品です。

伊藤園の「磨かれて、澄みきった日本の水（西日本）」は、島根県浜田市で採れた硬度83mg/Lの水を使っています。活性炭フィルターとマイクロフィルターでろ過して殺菌をしていると謳っている商品です。

軟水にしてはやや硬度が高いため、ミネラルの味わいを十分に感じられます。また非加熱のため、自然な深い風味があり、鼻に抜ける心地よい香りも好印象でした。

2Lサイズのみ販売されているので、ストックとしてまとめ買いするのに便利です。

セブン＆アイ・ホールディングスの「セブンプレミアム からだにうるおうアルカリ天然水」は、セブンイレブンのPB商品で、伊藤園が製造しています。採水地は島根県の浜田市で、天然のアルカリイオン水が湧出することで有名な場所です。

国内製造では珍しく非加熱のミネラルウォーターで、鼻に抜けるさわやかさと、舌に残る甘みが特徴的。浄水加工による人工的なアルカリ水とは違い、天然のもの特有のとろみを自然に感じられました。

コンビニで簡単に手に入るため、非加熱の国産の軟水を飲んでみたい人におすすめです。

日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す天然水」。サイズのラインナップが豊富で、スーパーやコンビニなどで手軽に購入しやすいのが魅力です。採水地は売られている地域によって異なりますが、今回は山梨産の硬度27mg/Lの商品を検証しました。

やわらかくまろやかな味わいが特徴的。雪解け水のような甘みが、口の中でやさしく広がりました。ペットボトルのにおい移りもしておらず、水そのもののおいしさをしっかり味わえました。

ラベルがはがしやすく簡単につぶせるので、捨てやすいところがうれしいポイント。家のストック用のまとめ買いから、外出先での水分補給までマルチに活躍します。

大塚食品の「クリスタルガイザー」。クリスタルガイザーの採水地はシャスタとオランチャの2か所あり、本商品はこのうちシャスタから採水されたものを使用しています。

クリスタルガイザーは非加熱処理のオゾン殺菌という方法を採用しています。そのため、後味にオゾンのにおいが移っているのが特徴的。塩味やえぐみも感じられ、国産の軟水とは異なる味わいでした。

まとめ買いすると段ボール箱ではなくビニールに包まれて届くので、コンパクトさはありますが耐久性にやや不安が残ります。梱包方法が気にならない、海外のミネラルウォーターの味わいが好きな人にはおすすめです。

Costcoの「カークランドシグネチャー スプリングウォーター」。大型スーパーのCostcoで売られている商品で、採水地はオーストラリアビクトリア州のトゥルーガニーナです。

ミネラルバランスが国産の水と異なっており、やや化学的にも感じられるにおいが特徴的。アクアソムリエのなかでも賛否が分かれた商品で、飲みやすいという意見と特徴的な香りが気になるという意見が。

味に大きなクセはなくまとめ買いできるので、災害時の備えとしておすすめです。

ファミリマートの「新潟県津南の天然水」は、硬度17mg/Lと軟水のなかでもかなり硬度が低い商品です。

雑味や塩味を感じない透明感のある味わいで、後味にはわずかな甘みを感じました。すっきり感が強く、飲む人を選ばないクセの少なさが魅力です。

硬度20mg/L以下の商品は基本的には箱でまとめ買いするしかありませんが、この商品はコンビニでバラ売りされています。赤ちゃんのミルク作りや、クセがない軟水を探している人におすすめです。

ファミリーマートの「長野県安曇野の天然水」。ファミリーマートで展開でき、2Lタイプのみ展開されています。

北アルプスの水特有のすっきり感の強い味わいで、キレがありつつもやわらかい甘みを感じられました。硬度が30mg/Lと低く、においもないので好みを選ばないおいしさです。

ペットボトルの真ん中がへこんでいて、ボトルが持ちやすいのもうれしいポイント。冷やしてごくごく飲むとおいしい軟水です。

Qvouの「霧島天然水 のむシリカ」。宮崎県小林市で採水されており、国産の軟水としてはかなり高めの硬度130mg/Lのミネラルウォーターです。

口に入れた瞬間、シリカ特有のキュウリに似た青臭い味わいを感じました。後味にクセがあり、口の中がざらつくような苦味が。好みを選ぶ味わいで、モニターからは賛否両論でした。特に硬度が低いといわれている関西や関東周辺に住む人には、飲みづらいと感じるかもしれません。

個性の強い味わいのため、定期購入する前に少量から試すことをおすすめします。

サントリーホールディングスの「サントリー天然水」。本商品の採水地は南アルプスですが、地域によって採水地が異なります。

キレがよく、シャープな味わいが特徴的。安定感があり、後味に残らずすっきりと飲める味わいでした。しかし、アクアソムリエからは「ペットボトル臭が少し感じられた」との意見も。

ラベルがはがしやすいので、サッと捨てられて便利。水の深いおいしさを味わいたいというより、喉が渇いているときによく冷やしてぐびっと飲みたい人におすすめです。

アスクルの「LOHACO water」。ラベルレスの角型ボトルで、2019年にグッドデザイン賞を獲得しています。群馬県と長野県との県境に位置する嬬恋で採水した水を使用しています。

ペットボトルのにおい移りは気にならず、甘い味わいといわれる嬬恋の水らしい、まろやかで透明感のある味わいが感じられました。硬度22mg/Lと低いため、赤ちゃんのミルク作りにも好適です。

梱包の箱が取り出しやすい形状である、ラベルレスで捨てるときに楽なので、まとめ買いにおすすめです。

永伸商事の「ミライズ」。硬度が48mg/Lながら、シリカが75mg/L含まれている商品です。

ややペットボトル臭はありながらも、全体的にスッキリしておりさっぱり感を味わえました。口に入れた瞬間に甘さが広がり、後味によい意味での渋みやえぐみを感じました。

バランスのよい味わいのため、シリカが含まれた飲みやすいミネラルウォーターを探している人におすすめです。