マグマ量産型には、スポーティな運転と快適性を高めるために設計された独自のコンポーネントが搭載
ジェネシスは現在、SUV「GV60」に導入されるパフォーマンスモデル「GV60 マグマ」発売へ向けて開発を進めているが、量産準備が整ったプロトタイプをカメラが捉えた。
2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ダイナミックなデビューを果たしたジェネシス「GV60マグマ コンセプト」は、2025 年までに生産が開始されることが確定している。
一方ベースとなるGV60は、先日巨大な27インチディスプレイを搭載してアップデートされたばかりだ。
「マグマ」はBMWの「M」やヒョンデの「N」、メルセデスの「AMG」に相当するジェネシスのブランドで、このバッジは同社のいくつかのモデルに採用されると予想されている。GV60は最初に登場し、GVの姉妹車であるヒョンデ「アイオニック5N」から最高出力650ps(478kW)のバイモーターパワートレインを移植することで、トリムツリーのトップの地位に君臨するとみられる。
ただし、ジェネシスは、マグマのパワーがどのくらいになるか、また、5Nのシミュレートされたマニュアルトランスミッションも搭載されるかどうかを明らかにしていない。
ヒョンデのヨーロッパR&Dセンターの近くで捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施されているが、ホイールアーチエクステンションを装着、赤いブレーキキャリパーが見てとれる。
プラスチックのアーチリップには、コンセプトで見られるような攻撃的なスロットは見当たらないが、ベースのフラッシュアーチとは異なり、明らかにフレアになっていることがわかる。フロントホイールアーチの下部には、ポルシェ911 GT3 RSを思わせるコンポーネントもある。また、通常のGV60に見られるフルレングスのルーフレールの代わりに、マグマにはルーフの後部にショートレールが取り付けられている。
このプロトタイプには、コンセプトのリアスポイラーや、モータースポーツにインスパイアされたゴージャスなアロイホイールが未装着だが、今後装備される可能性もある。
ジェネシス「マグマ プログラム」内の生産モデルには、スポーティな運転と快適性を高めるために設計された独自のコンポーネントが搭載される。これには、幅広で低いボディデザイン、専用のシャーシとサスペンションコンポーネント、マグマ専用のサウンドシステムが含まれる。
内部の画像はないが、すべてのモデルにデジタル計器クラスターとタッチスクリーンを組み合わせた、巨大な27インチダッシュボードディスプレイが搭載されることがわかっている。
GV60マグマのワールドプレミアは、今秋に予定されている。