2025年 アウディが反撃に出る!「Q3」、「A7」、新PHEV導入で形勢逆転へ

アウディ Q3 次期型プロトタイプ スパイショット
2025年に最も期待される1台は、人気クロスオーバーSUV「Q3」新型だろう。次期型では、曲線的なフロントエンドと幅広のメッシュグリルを備えた、より表現力豊かなデザインを誇ると予想されている。

A6後継A7新型はアバント、セダン、オールロード、RSを揃える

アウディは、今年後半に「Q3」と「A7」新型を発売する計画を発表、ラインナップを刷新する中、これらに「多数の新しいプラグインハイブリッド」が加わる予定だという。

アウディは2024年の販売台数が11.8%減少して1,671,218台となり、期待外れだったようだ。本国ドイツでの販売台数は21.3%減少し、中国、北米、欧州でも減少を記録している。また、新型Q6 e-tronを発売したにもかかわらず、EVの販売台数は8%減の164,000台超となり、大半の顧客は手頃な価格の「Q4 e-tron」を選び、販売台数は約108,000台となっている。

アウディ Q3 次期型プロトタイプ スパイショット

これらの数字は良い数字とは言えず、アウディは販売台数の減少は「厳しい経済状況、激しい競争市場、部品の入手性不足」などが理由と分析している。これに加えてCEOのゲルノット・デルナー氏は、「2024年は、新しい製品ポートフォリオへと移行する過渡期の一部でした」と説明。さらに「明確な製品と技術のロードマップに基づき、アウディは2024年と2025年に20を超える新モデルで製品ポートフォリオを体系的に刷新しています」と付け加えた。

2025年に最も期待される1台は、人気クロスオーバーSUV「Q3」新型だろう。次期型では、曲線的なフロントエンドと幅広のメッシュグリルを備えた、より表現力豊かなデザインを誇ると予想されている。これらに加えて、スプリットヘッドライト、流れるようなボディワーク、よりダイナミックなキャビンが組み合わされている。ボンネットの下には、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドのパワートレインが揃っていると期待されている。

アウディ RS7 新型プロトタイプ スパイショット

また、A7は、A6の後継車へと移行する中で、より大胆な方向転換となるだろう。この変更の一環として、スポーツバックは、伝統的なセダン、実用的なワゴン、そして高性能なオールロードバージョンに置き換えられる。

2025年は、昨年不調だったアウディの大反撃が見られそうだ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

APOLLO 近影

APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…