科研費の無念、リベンジに燃える
ネガティブなことは書きたくないので、今日から一年間のリベンジのために記しておく。
タイトルの通り今年度の科研費不採択であった。言い訳は色々あるが、とにかく悔しい。もう既に気持ちは切り替えたので来年度のリベンジに燃えている。
問題は今年度の研究費である。私の場合はこれまでに地道に色々お金を集めたため、使用期限のない寄付金がそこそこある。使用期限がないので貴重ではあるが切り崩さざるを得ない。科研費と比べると額は少ないが、節約すれば何とかこれで今年度は乗り切れるだろう。
それにしてもこの寄付金が無かったらと思うとぞっとする。所属する大学や部局にもよるのだろうが、私の所属する学部から交付される研究費は想像を絶するほど少なく、全く研究にならない。つまり次の科研費が採択されるまでは「研究者としての死」に近い状態となってしまう。弱肉強食の世の中とはいえ、ずいぶん厳しい。実はこれまで公的な研究費を切らしたことが一度も無かったのでこのようなことは考えたことが無かったのだが、今は何らかの制度改革でうまく回らないものかと考えてしまう。
来年度の科研費獲得に向けて必要なのは研究のアイディアや申請書のレベルアップに加えて業績が必要となる。それなりに自信があって応募した今回の科研費も駄目だったという理由の1つが業績かもしれない(これは評価を待つ必要がある)ので、文句のつけようのない業績を出す。お金はないが、死ぬほど頭を使って10月まで(科研費の締め切りまで)にインパクトのある仕事をしなければならない。意外に時間が短いな。
そして科研費だけで無く民間の助成金も狙っていく。とにかく研究費が必要なので、若かりし頃のように申請書マシーンにならざるをえない。今や助成金の公募のポータルサイトも充実しているので手当たり次第応募するしかないだろう。
あとはクラウドファンディングも手を出すべきだろうか...。
以上。