マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

押さない、かけない、喋らない

気が付けば1月3日。いよいよお正月も終わってしまいます。

独りで迎えるお正月も今回で4回目。嬉しいことではないですが、大分慣れて来たというか、勝手が掴めて来た気がします。

 

年末年始だからね、と少しだけ上向きな気分で。

ちょっと良いお酒なんかを買ってみたりするけれど、結局言うほど飲めない。

食事的な食べ物も多く仕込んでおくけれど、結局言うほど食べられない。

お菓子だって食べちゃうぞ~なんて思うけれど、ホントに言うほど食べられない。

のんびりMHWをやり直すか~と用意したけれど、言うほどプレイ出来ない。

テレビやYouTubeも、思えばそんなに見たわけでもない。

音楽もちょっと新しく買ったりしたけど、それほど聴いたわけでもない。

当然どこかへ出かけたりもしません。

誰かと会ったりもしません。

あれ?何をしていたんだろう。という感覚に陥ります。

 

社会人にとっては、九連休+年末年始なんてとんでもなく壮大な一大スペクタクルです。けれども、生活そのものにフォーカスを当てれば、一週間ちょっとの時間なんてほんの一瞬。そこに特別な何かが生まれなくたって、普通のことですね。

昨年に無職の時間を過ごした感覚を引っ張り出せば、これにも納得。ひとが集まるならば別ですが、ひと独りに起こる物事なんて、まぁこの程度のものです。

 

そうなれば一事が万事。

数年間独りでの生活を重ねて来て、大きな感情が動くのは、やはり誰か他のひととの関わり合いの中でした。ド陰キャな私としては、極々限られたひととの関わり。

だから、その関わりを大事にしようね、というのは大前提として。

独りで過ごすしかない時間に生まれる「小さな感情の動き」を感知して、咀嚼して、味わう技術こそ、必要なのではないか。という結論に至りました。このお正月でね。

 

独りで居る間は、爆発的な大きなナニカは得られない。そこはもう狙わない...というか、対象範囲から除外しましょう。

スゴイ楽しい時間が得られない...思ったよりテンション上がらない...という結果に、ガッカリしない、くよくよしない。最初からそういうものなのだから、と言い聞かせる。

その代わり、ちょっとしたイイね!に最大限に耳を澄ませる。

ちょっと美味しかったら最高。

少し笑えたら最高。

何も考えずに時間が過ぎたら(≒楽しい時間)百点満点。

凄く痛む場所がなければ元気。

身体的側面で睡眠を阻害されなければ健康。

一日の終わりにお布団に入ることが出来たら幸せ。

 

これまでに、知識や言葉として手に入れたコツ。

日々の細かな物事に対して丁寧に向き合う。

物事を楽しむ前に、楽しめる状態の自分を作る。

美しく生きる。

少しずつ実践を伴って、体での理解が進んで来たかな。

休みが終わり、辛いところだけれど。焦らずに、騒がずに。

押さない、かけない、しゃべらない。

落ち着いて、今日も生きて行きましょう。