雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

過ぎたるはなお及ばざるが如し

僕も共時性を感じるほうだ.まだ恵比寿に住んでいた時分,競馬の予想ソフトで稼いでいる個人タクシーの運転手の話を歌舞伎町のスナックでしていて,店の前で乗り合わせたタクシーがたまたまその運転手だったり,恵比寿駅前に自転車を駐輪していて,帰りに微妙に自転車の様子が違うので防犯登録を調べてもらったら,同じ鍵,同じ型の自転車を隣に止めた人と取り違えになっていたり,こういうのって珍しいよなぁ,と感心してしまう.つい先日もRさんを昼飯に誘いたいなー,と思っていたらRさんの方から誘いがあって,そういう小さな「繋がってるね」感ってすごく嬉しいというか,時々そういうことがあるから前向きに生きれるんだよなー,と思うのである.

カナダのマニトバ大学の学生に対して何年もかけて行った調査では共時性の経験度が高い人は精神の健康度が高いらしい。偶然に意味を見出す人たちは人生を前向きにとらえて、楽しく生きている傾向があるからだそうだ。一方で、偶然に過剰に意味を見出す「アポフェニア」という性向が、ある種の心の病の兆候か原因である可能性があるとも言われる。