薬屋のひとりごと
第25話 猫猫と毛毛
1月10日(金)放送分
人気アニメ「ガンダム」シリーズの「ガンダム Gのレコンギスタ(G-レコ)」のテレビアニメ放送10周年を記念した上映イベント「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」が11月16日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された。劇場版全5部作を上映するイベントで、舞台あいさつを含めて約9時間半のイベントとなった。
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舞台あいさつに、富野由悠季総監督が登場し、「君たち、いい加減にせぇ! 15周年になったら、今83歳の爺ちゃんが、いくつになるか知ってる?って話です。とは言いつつ、こういうことが言えるのは皆さん方がいらっしゃるからです。ありがとうございます」とファンに感謝。「今後とも末永く応援してくれ……とは言いません。僕自身、寿命があります。ですが、作品は残ります。図々しいことを言います。(作品を)後続部隊に伝えるようにしていただけるとうれしいなと思います。今日に限って言えば、長時間、我慢して見てください」と呼びかけた。
舞台あいさつには、アイーダ・スルガン役の嶋村侑さん、ノレド・ナグ役の寿美菜子さん、キャラクターデザインの吉田健一さん、メカニカルデザインの安田朗さん、バンダイナムコフィルムワークスの仲寿和プロデューサーも登壇した。
吉田さんが描き下ろした10周年記念イラストの話題になると、仲プロデューサーは「キャラクター20人くらいでお願いして、それでも無茶だな」と思っていたというが、吉田さんは70人以上を描いた。吉田さんは、線画で3日間、完成までに3週間で仕上げたといい、富野監督は「本当にすごいねぇ。これだけのキャラを描ける人はそうそういませんよ」「これがプロの底力なので、イラストレーターになりたいという人は、こういう人をサンプルにして、超えなくちゃいけない」と語った。
SNSで実施された「地球人はG-レコを見ればいいのだ!」キャンペーンで投稿された同作への思いや作品の解釈も紹介され、富野監督は「上手に短くまとめていただいていて、お世辞ではなく、ありがとうと言うよりありません」と深く頭を下げた。「現実と『G-レコ』での経験がつながっている」「実際に体験してみることの大切さを学ばせてもらった」という投稿もあり、富野監督は「生活の中で『G-レコ』を通して自覚してくださるというのは、作り手としてとってもうれしいことで、プライドをいただけたと感じます」と顔をほころばせた。
安田さんは「この間、G-セルフのプラモデルが出たじゃないですか。インターネットで結構いろいろな人が騒いでいたんですけど、『10年も経つのにまだ騒ぐんだ!』って。ちょっと自分の考え方が甘かったな、と思わされました。今日ここには、さらに濃い人たちがいるということで、いや本当……ありがとうございました」と感謝。
吉田さんは「10周年……『G-レコ』の第1話の作業中に老眼になったんですよ。ガンダムが急に見えなくなって。それで、劇場版5部作の間に髪の毛が白くなったんです。真っ白になりました。そういう時間も含めて、皆さんは今日来てくださっているということで、ありがたいなと思います。実は企画スタートからだと18年半、本当にありがとうございました」と話した。
嶋村さんは「まだ10年!という気持ちではないんですけど、私たちの大切な大切な『Gのレコンギスタ』という作品の10周年に駆けつけてくださって、本当に皆さんありがとうございました」と話し、寿さんは「あれ? 去年もみんなで集まりませんでしたっけ?という気持ちになるくらい、『Gのレコンギスタ』=ファミリーみたいな、親戚みたいな、作品から出てくる温かさのおかげで今日お越しくださった皆さんとも温かい関係を繋いでいてくれるのかな、と思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、次は15周年とか……20周年とか……」と語った。
「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとしてテレビアニメ版が2014年10月~2015年3月に放送された。富野監督が「ガンダム」のテレビアニメシリーズを手掛けるのは「∀ガンダム」以来、約15年ぶりとなった。
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