特集
東京都知事選2024
東京のリーダーを選ぶ都知事選は2024年7月7日投開票。選挙戦のニュースを通じて、1400万人が暮らす巨大都市のこれからを考えます。
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都知事選で「全否定」でも人気 都庁プロジェクションマッピング
2024/9/6 05:00 2017文字東京・新宿の都庁第1本庁舎を使った大型プロジェクションマッピング(PM)は2月の導入から半年が過ぎた。4~32階部分の壁面に迫力の映像が投影され、これまで30万人以上の観覧客を集めているものの、2年間で16億5000万円という多額の予算から「他に税金の使い道があるのでは」との批判が都知事選などで噴
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記者が見た石丸伸二氏 引っかかり続ける投開票日の光景、専門家は…
2024/8/9 05:30 1545文字東京都知事選で次点ながら165万票を得た前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)。その躍進ぶりや発言は今もメディアをにぎわせている。選挙期間中、石丸氏と支持者の動きを追った私(記者)は、投開票日に繰り広げられた光景がずっと胸の奥に引っかかっている。 ◇「ふざけるな」会見場に響いた声 7月7日午後8
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32知事「公選法改正必要」 都知事選の大量同一ポスター問題で
2024/8/4 18:04 831文字7月の東京都知事選で同一のポスターが掲示板に多数張られた問題を受け、全国47都道府県知事のうち32人が公職選挙法の改正を必要と考えていることが4日、共同通信のアンケートで分かった。選挙の実務を担う都道府県のトップの7割近くが法改正に前向きな姿勢を示したことになり、国会で進む改正議論を後押しする可能
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24色のペン
石丸伸二氏支持の理由は何か=川上晃弘(社会部東京グループ)
2024/7/29 06:00 1631文字東京都知事選で石丸伸二氏が約165万票を獲得した。都知事選に投票した人のうち、4人に1人が41歳の前市長に都政を託そうとしたことになる。 私には自民党支持者の知人がいる。立憲民主党支持の仲間もいるし、共産党支持の友人もいる。政治への思いは違うものの、彼らの考えていることを何となくではあるが理解でき
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NHK会長「問題ないのか」 NHK党、政見放送で受信料批判
2024/7/24 18:37 298文字NHKの稲葉延雄会長は24日の定例会見で、7月の東京都知事選の政見放送で政治団体「NHKから国民を守る党」の候補者がNHKの受信料批判を繰り広げたことについて「選挙で選ばれて仕事をしようとする人が、法に触れるようなことをけん伝するのは問題がないのか」と述べた。 候補者は政見放送で「NHKに受信料を
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ポッドキャスト―今夜、BluePostで
東京都知事選の「石丸」現象 166万票が意味したものとは?
2024/7/23 17:30 590文字毎日新聞の記者がお送りするポッドキャスト「今夜、BluePostで」。火曜日は、オピニオン編集部の小国綾子記者と鈴木英生記者がお届けします。識者インタビューやコラムを担当していて、記事を書くたびにうんうん悩む2人が、そんな思いをリスナーのみなさんと分かち合います。 今回のテーマは、東京都知事選の「
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石丸氏の国政進出「期待する」28% 若年層ほど高い傾向 世論調査
2024/7/21 18:42 1209文字20、21日実施の毎日新聞世論調査で、東京都知事選で2位になった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の国政進出に期待するかを聞いた。「期待する」は28%、「期待しない」は53%だった。「わからない」は18%。選挙の投票先選びでインターネットを参考にする人、若い年代ほど石丸氏への期待が高い傾向が
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都知事選ポスター問題 公選法改正に向け与党が議論、罰則も検討
2024/7/19 19:14 1276文字東京都知事選でポスター掲示板に候補者と無関係のポスターが張られた問題などを受け、公職選挙法の改正に向けた与野党の動きが活発化している。自民、立憲民主両党は19日、秋の臨時国会での公選法改正に向けて与野党で協議していくことを確認。自民、公明両党は同日、与党案のとりまとめに向けた初会合を開いた。先の通
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都知事選ポスター問題受け総務省が論点提示 自公で議論加速
2024/7/18 17:44 668文字東京都知事選で候補者のポスター掲示板に候補者と無関係のポスターが張られた問題などを受け、自民、公明、立憲民主の各党は18日、公職選挙法改正に向けた党内会合をそれぞれ初開催し、議論を本格化させた。総務省は会合でポスターに候補者の写真や氏名を掲載することを義務化するなど問題解決に向けた複数の論点を提示
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24色のペン
30~50代の石丸氏支持とは?=鈴木英生(オピニオン編集部)
2024/7/18 06:00 2821文字◇「保守対リベラル」ではなかった 先日の東京都知事選での石丸伸二氏(41)の健闘ぶりには驚いた。投開票日から約1週間後、有権者意識の変化に詳しい政治学者、遠藤晶久・早稲田大教授(46)に感想を聞くと、「マスコミや政治関係者が当然視しがちな『保守対リベラル』の構図が、有権者の認識とズレていることを改
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与野党から「公選法の改正必要」 都知事選ポスター問題や選挙妨害
2024/7/14 13:34 461文字東京都知事選で選挙掲示板に同一ポスターが多数張られた問題を受け、14日のNHK番組では、与野党幹部から公選法改正を求める意見が相次いだ。自民党の稲田朋美幹事長代理は「法改正の議論が必要だ」と指摘。立憲民主党の大串博志選対委員長も「法改正を提示したい」と強調した。 稲田氏は、ポスター掲示枠が売買対象
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「旧自治省のお言葉かと」 小池都知事、神戸市長の施策批判に皮肉
2024/7/12 15:30 444文字東京都の小池百合子知事は12日、3選後初の定例記者会見に臨み、神戸市の久元喜造市長が「東京さえよければいいという、地方が衰退する施策を展開する小池都政を終わらせてほしかった」と発言したことについて、「神戸の市長というよりは旧自治省のお言葉なのかなと思う」と皮肉を込めて反論した。 久元氏は旧自治省(
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都知事選、20代で出られないのは差別? 若者参加阻む「当たり前」
2024/7/12 13:58 2591文字ゼロ――。国際創造学者のドクター・中松さん(96)を最高齢に、56人が出馬した東京都知事選。その20代の候補者の人数だ。公職選挙法上、参院議員と都道府県知事に立候補できるのは30歳以上と決まっているため、「当たり前」の数字だ。若者の政治参加が叫ばれるなか、2015年の公選法改正で投票できる選挙権年
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都知事選2024
「ひろゆき論」著者が分析 石丸伸二氏が小泉・橋下氏と違うのは
2024/7/12 11:59 3585文字東京都知事選で2位につけた石丸伸二氏(41)。若年層を中心にした支持はなぜ? 1990年代からインターネット上のコミュニケーションを注視し、「ひろゆき論」「弱者男性論」など刺激的な論考で知られる伊藤昌亮・成蹊大教授の分析です。【聞き手・鈴木英生】 「石丸現象」について他の識者の見方はこちらです Y
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都知事選2024
リベラルにはわからない? Z世代が石丸伸二氏を支持する理由
2024/7/11 22:37 2787文字まるでパラレルワールドだ――。東京都知事選の翌日、社会学者で東京大学大学院情報学環准教授、藤田結子さんは感じた。大学関係に多いリベラルな知人たちと、藤田さんが普段からインタビューをしている10~20代の若者たちとで、石丸伸二氏(41)への評価がまるで違う。Z世代はなぜ、石丸氏を支持するのか、藤田さ
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共産・小池氏、連合会長を批判 都知事選で「票が逃げた」発言に
2024/7/11 18:11 331文字共産党の小池晃書記局長は11日の記者会見で、東京都知事選で元立憲民主党参院議員の蓮舫氏が敗北したことに関し、連合の芳野友子会長が共産党の支援で「票が逃げた」と発言したことについて、「何を根拠におっしゃっているのか」と批判した。 小池氏は「蓮舫さん自身が『共産党をはじめ多くの方の力をいただいたのは私
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YouTubeが都知事選を左右…津田大介氏が驚く「石丸現象」
2024/7/11 16:28 1786文字東京都知事選では、既存の政党の推薦や支持を受けなかった41歳の石丸伸二氏が、多くの票を集めた。「政治再建」を掲げ、SNS(ネット交流サービス)や動画を駆使したスタイルで、多くの若年層や無党派層から支持を集めたのはなぜか。ジャーナリスト、津田大介氏が語る「石丸現象」。【聞き手・岡崎大輔】 ◇知名度の
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「小池都政を終わらせてほしかった」 神戸市長が施策を批判
2024/7/11 16:24 392文字小池百合子氏が3選を決めた東京都知事選について、指定都市市長会長の久元喜造・神戸市長は11日の定例記者会見で「東京さえよければいいという、地方が衰退する施策を展開する小池都政を終わらせてほしかった」と述べた。次点に入った前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏については「東京一極集中の是正の主張には共感を
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小池氏は島しょ部や町村部で高い支持 石丸氏は23区で 都知事選
2024/7/10 17:15 511文字7日投開票の東京都知事選について上位3候補の自治体別得票率を比較・分析したところ、3選した小池百合子氏(71)は都内全ての区市町村で得票率がトップとなり、特に島しょ部や多摩地域の町村部で高い支持を得た。都心の23区は得票率が比較的低かった。次点だった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は23区
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小池氏、首相に公選法の見直し要請 東京都知事選で問題公然化
2024/7/9 18:29 366文字東京都の小池百合子知事は9日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、都知事選での3選を報告した。デジタルトランスフォーメーション(DX)など政策面での国との連携も要望し、首相は「課題について共に進めていく」と応じた。 都知事選では、候補者のポスター掲示板の枠が足りなくなったり、候補者が政見放送で都政と関
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