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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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「最大の刑事罰を」 知床観光船沈没の遺族ら、逮捕の社長に憤り

記者会見で謝罪して立ち上がる運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長=北海道斜里町で2022年4月27日、猪飼健史撮影
記者会見で謝罪して立ち上がる運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長=北海道斜里町で2022年4月27日、猪飼健史撮影

 一歩前進した――。知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で被害者だけでなく家族、地元住民も計り知れない傷を負った。運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(61)が18日に業務上過失致死などの疑いで逮捕され、関係者たちは相応の処罰を求めた。【金将来、本間浩昭、本多竹志、鈴木斉、山田豊】

 道内に暮らす乗船者家族の男性(52)は、18日午前10時ごろ、検察から桂田容疑者が逮捕されたとの連絡を受けた。「まだ起訴された訳じゃない」と冷静さを保ちつつも、「起訴されれば、なるべく一番重い刑罰を与えてほしい、というのが正直な気持ち。言い訳ばかりで人のせいにしていたが、もう逃げないで犯した罪を認めてほしい」と語った。

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