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習近平の中国

習近平体制は党大会を経て3期目が始動。権力集中が加速する異例の長期政権は、どこに向かうのでしょうか。

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中国3中全会が閉会へ 経済停滞、市場や消費者の信頼回復できるか

中国の習近平国家主席=北京で3月11日、ロイター
中国の習近平国家主席=北京で3月11日、ロイター

 中国共産党の重要会議「第20期中央委員会第3回総会(3中全会)」が18日、4日間の日程を終えて閉会する。中国で不動産不況や個人消費の低迷が長期化し、人口減少などの影響も懸念される中、今後の持続的な発展へ向けた中長期的な経済政策を中心に議論したとみられる。概要をまとめた公報(コミュニケ)が発表される予定。

 会議では、習近平国家主席(党総書記)が、党が絶大な権限を握る独自の発展モデル「中国式現代化」の推進に関する決定案を説明。一党支配体制の安定を優先しながら、停滞する経済を立て直す改革の方針を打ち出し、市場や企業、消費者の信頼を回復できるかが焦点となる。

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