「宇宙はもういいかな」 日本人初の宇宙飛行士 秋山さんは今

自宅前の畑に立つ秋山豊寛さん=三重県大台町で2023年3月16日、兵藤公治撮影
自宅前の畑に立つ秋山豊寛さん=三重県大台町で2023年3月16日、兵藤公治撮影

 日本の新たな宇宙飛行士候補が14年ぶりに誕生した。そういえばあの人は……。連絡を取ると三重県の山中で暮らしていた。日本人で初めて宇宙へ行った元TBS記者の秋山豊寛さん(80)のことだ。宇宙飛行士候補への期待を語ってもらおうとしたが、「ニュースを見ていない」と意外な回答。もはや宇宙に興味はないのだろうか。

 訪ねたのは3月中旬。自宅に着くと、まずは畑を案内された。ソラマメや芽キャベツ、赤カブなどが育ち「もう少しすると猿が出るんだよ。本格的な畑仕事は4月からだね」と教えてくれた。早寝早起きと農作業による適度な運動が健康の秘訣(ひけつ)という。

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