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東京五輪汚職

東京オリンピックを巡る汚職・談合事件で、大会組織委元幹部らが逮捕。祭典の裏で何が。

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元次長逮捕「完全にしっぽ切り」 五輪組織委消滅、責任うやむや

東京オリンピック・パラリンピック組織委の森泰夫元次長の自宅に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=川崎市麻生区で2023年2月8日午前10時15分、吉田航太撮影
東京オリンピック・パラリンピック組織委の森泰夫元次長の自宅に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=川崎市麻生区で2023年2月8日午前10時15分、吉田航太撮影

 東京オリンピック・パラリンピックを巡る談合事件で8日に逮捕された大会組織委員会元次長は、企業の受注意向を一手に集めて調整する「官製談合」の中心だった疑いがある。テスト大会の落札企業は本大会の業務も「スライド契約」しており、立件対象の受注総額は約400億円に上る。汚職事件に続く組織委元幹部の逮捕となったが、組織委の清算法人は間もなく業務を終える予定で、責任の所在はうやむやのままだ。

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