近江・多賀監督、山田の先発起用は「間違いだった」　センバツ

　第94回選抜高校野球大会は最終日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、近江（滋賀）は1―18で大阪桐蔭に敗れた。近江の多賀章仁監督の主なコメントは次の通り。

「大事に至らなくて良かった」

　近江・多賀章仁監督　（急きょ出場が決定したが）本当によく選手たちはこういう中で戦った。（サヨナラ勝ちした）準決勝は運命的な勝ち方だった。一戦ごとにチームは成長した。夏に向けての課題が明確になった。彼らの精進に期待したい。

　（先発は）山田でいったが、今日は無理だった。回避すべきだったと思っている。夏や先の将来のことを考えれば、先発させるのは間違いだった。（本人が）先発を志願してくれたが、ブルペンから本来の状態ではなかった。三回、松尾君に本塁打を打たれて、自分から交代を申し出てくれたので、大事に至らなくて良かった。まだまだ、彼は発展途上の選手。これから高校野球を終えて、どういう野球人生があるのかワクワクする。