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大坂なおみ(テニス)|東京オリンピック

「うつ」告白からの復帰戦。精神的な不安は完全に癒えるはずもないが、母国日本での五輪に参加したい思いがある

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大坂なおみ、追われる立場の新年 重圧にも「笑顔でテニス楽しむ」

大坂なおみ選手=宮間俊樹撮影
大坂なおみ選手=宮間俊樹撮影

 大坂なおみ(21)=日清食品=が「シャイな完璧主義者」が柔軟さを身につけて別人になった。コートからお茶の間まで沸かせる、無邪気な笑顔も飾らないトークも意識的に作り上げてきたものだ。恥ずかしがり屋で、すぐにいら立っていた自分を卒業して迎えた昨年9月の全米オープン。笑う門に福が来た。

 どれほど想像をたくましくしても、こんなシンデレラストーリーを予期できなかっただろう。昨季のスタート時点の世界ランキングは68位だった。それが3月、4大大会に次ぐランクの国際大会「BNPパリバ・オープン」でツアー初優勝を遂げると、全米オープンで日本勢初の4大大会制覇を果たした。

 世界ランキングは10月、1973年に現行制度になって以降、伊達公子氏、錦織圭(日清食品)に並ぶ日本勢最高の4位になった。行く先々でメディアが鈴なりとなり、「数カ月で人生が変わった」との言葉に実感がこもる。

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