陸自ヘリ墜落

事故1カ月 原因説明なく 地元、対話模索

陸自ヘリコプターが墜落した現場では民家の解体作業が進む=佐賀県神埼市で2018年3月4日午後2時24分、石井尚撮影
陸自ヘリコプターが墜落した現場では民家の解体作業が進む=佐賀県神埼市で2018年3月4日午後2時24分、石井尚撮影

 佐賀県神埼(かんざき)市の民家に陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故から5日で1カ月になった。陸自は事故機の同型機以外の飛行を既に再開している。不安を拭えないままの住民も少なくなく「不信感が募る前に陸自と対話を」と動き始めた地元区長がいる。

 事故では、ヘリ搭乗の隊員2人が死亡し、民家と小屋計3棟が焼けた。この他8棟で部品が屋根を貫通するなどの被害があった。

 現場は今、焼け残った家屋の残骸が運び出され、住宅の土台があらわになっている。そんな中、事故機が所属する陸自目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)は2月22日から事故機と同型機を除くヘリの飛行を再開。しかし、陸自から事故原因の説明がないままで、住民の不安は消えていない。

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