米国

クシュナー氏の機密権限制限 身元審査「未完了」で

 【ワシントン高本耕太】複数の米主要メディアは27日、トランプ大統領の娘婿クシュナー大統領上級顧問が、機密情報にふれる権限を制限されたと報じた。クシュナー氏は中東和平交渉仲介チームを率いるなど、政権の政策の多くに関与しているが、外交や安全保障などの最高機密を扱うための身元審査を完了していないことが明らかになっていた。

 ホワイトハウスでは今月、大統領が閲覧・決裁する書類の管理を担当していたポーター秘書官が配偶者暴力(DV)疑惑で辞任した。これをきっかけに、クシュナー氏を含む数十人の職員が、身元審査を経た「機密取り扱い権限(クリアランス)」を得ないまま「暫定」の身分で勤務していることが判明。ケリー首席補佐官が23日に運用の厳格化を通達していた。

この記事は有料記事です。

残り194文字(全文518文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月