毎日芸術賞

毎日芸術賞の人々

／1　市村正親さん

　◆市村正親さん　演劇・邦舞・演芸部門　ミュージカル「スウィーニー・トッド」「モーツァルト！」での演技　◇生涯現役「突っ走る」　舞台の世界に足を踏み入れて以来、常に最前線で活躍する75歳にとって、2024年は俳優生活51周年だった。「なぜか50周年の時は出演舞台があまりなかった。演劇の神様が『少し休

第65回毎日芸術賞贈呈式　受賞者喜びの声

　第65回毎日芸術賞と若手芸術家を顕彰するため新設された第1回ユニクロ賞（いずれも特別協賛・株式会社ユニクロ）の贈呈式が8日、ホテル椿山荘東京で開催された。受賞者6人がそれぞれ喜びを語った。（ユニクロ賞を除き、写真は藤井達也撮影）　◆大竹しのぶさん（俳優）　演劇・邦舞・演芸部門　舞台「GYPSY」「

大竹しのぶさんら受賞者6人が出席　毎日芸術賞、ユニクロ賞贈呈式

　第65回毎日芸術賞と若手芸術家を顕彰する第1回ユニクロ賞（いずれも特別協賛・株式会社ユニクロ）に選ばれた6人の贈呈式が8日、東京都文京区のホテル椿山荘東京であった。賞状を松木健・毎日新聞社社長が、花束やカシミヤのセーターなどを木下孝浩・ファーストリテイリンググループ上席執行役員がそれぞれ受賞者に贈

第６５回毎日芸術賞

毎日芸術賞　65回の軌跡　昭和、平成、令和　文化振興に一助

　毎日芸術賞は2023年度をもって第65回を迎えた。昭和、平成、そして令和という三つの時代を通じて、幅広い領域の優れた芸術家を顕彰し、日本の文化振興の一助となってきた。加えて今年度から、気鋭のアーティストを応援する「ユニクロ賞」も新設され、次世代も力強く後押しする。伝統ある賞の歴史をここで一度振り返

「子供たちの初めてに」　ユニクロ賞の30代指揮者、沖澤のどかさん

　昨年4月に京都市交響楽団の常任指揮者に女性初、史上最年少で就任した沖澤のどかさん（36）は、現在の音楽シーンでひときわ強い輝きを放つ。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で腕を磨き、国内外のオーケストラで客演を重ねるなど、音楽家としての歩みを着実に進める新星だ。40歳未満の若手芸術家を顕彰する第1回

毎日芸術賞ユニクロ賞に沖澤のどかさん　京響常任指揮者就任演奏で

　若手芸術家を顕彰する第1回（2023年度）毎日芸術賞ユニクロ賞（特別協賛・株式会社ユニクロ）の受賞者が、指揮者の沖澤のどかさん（36）に決まった。対象は昨年4月に京都コンサートホールで、同9月に東京・サントリーホールで開かれた京都市交響楽団常任指揮者への就任披露演奏会。ユニクロ賞は、今年度から株式

毎日芸術賞・ユニクロ賞

／下　新たな才能を後押し　映画部門／文学部門／美術部門

　65回目を迎える毎日芸術賞に今年度から、40歳未満の若い芸術家を顕彰し、今後の活躍を後押しする「ユニクロ賞」が新設される。2月8日の受賞者発表を前に、各界の若手アーティストたちの活躍を紹介する。　◆映画部門　◇自主製作起点に世界へ　第77回毎日映画コンクールで、「ケイコ　目を澄ませて」（2022年

毎日芸術賞・ユニクロ賞

／上　躍動する若手アーティスト　演劇部門／クラシック部門／ポップス部門

　65回目を迎える毎日芸術賞に今年度から、40歳未満の若い芸術家を顕彰し、今後の活躍を後押しする「ユニクロ賞」が新設される。2月8日の受賞者発表を前に、各界の若手アーティストたちの活躍を紹介する。＝［下］は2月1日掲載　◆演劇部門　◇歌舞伎俳優の成長著しく　今、演劇の分野で若い世代の充実を語る時、ま

毎日芸術賞の人々

／下　山下洋輔さん／大竹伸朗さん

　◆山下洋輔さん　音楽Ⅱ部門（ポピュラー）　重量盤アナログレコード「村上春樹presents山下洋輔トリオ再乱入ライブ」　◇情熱不変「大暴れ」　「びっくりです。なんでこのようなすごいタイトルの賞をいただけるのだろうと。でも、人様が何か認めてくださるというのはいつもうれしいですね」。顔をほころばせて受

毎日芸術賞の人々

／中　大竹しのぶさん

　◆大竹しのぶさん　演劇・邦舞・演芸部門　舞台「GYPSY」「ヴィクトリア」「ふるあめりかに袖はぬらさじ」での演技　◇相次ぎ初役「幸せ者」　ミュージカル「GYPSY」、一人芝居「ヴィクトリア」、そして有吉佐和子の名作「ふるあめりかに袖はぬらさじ」での演技が評価され受賞が決まった。「出合えて『私って本

毎日芸術賞の人々

／上　北方謙三さん／柿本多映さん

　幅広い芸術分野を対象に、優れた成果を顕彰する「第65回毎日芸術賞」の受賞者が決まった。受賞者5人の横顔を順番に紹介する。　◆北方謙三さん　文学Ⅰ部門（小説・評論）　『チンギス紀』全17巻（集英社）　◇「人間」描く無限の旅　「これまでよく頑張りましたね、という意味でいただいた賞だと思います。大きい仕

第６５回毎日芸術賞

第65回毎日芸術賞　受賞者5人の業績

　65回を数える毎日芸術賞（特別協賛・株式会社ユニクロ）は、あらゆる芸術分野を対象に、特に優れた個人・団体を顕彰する賞です。受賞が決まった皆さんの業績を紹介します。　◇受賞者（敬称略・50音順）　大竹しのぶ（俳優）舞台「GYPSY」「ヴィクトリア」「ふるあめりかに袖はぬらさじ」での演技▽大竹伸朗（画

第64回毎日芸術賞贈呈式　受賞者喜びの声

　第64回毎日芸術賞（特別協賛・信越化学工業株式会社）の贈呈式が9日、東京都内のホテル椿山荘東京で開催され、受賞した5人が喜びを語った。（写真はいずれも宮本明登撮影）　◆遠藤彰子さん　美術Ⅰ部門（絵画・彫刻・工芸・グラフィック）　開館30周年記念「物語る遠藤彰子展」（神奈川・平塚市美術館）　◇自分の

5人に毎日芸術賞贈呈

　第64回毎日芸術賞（特別協賛・信越化学工業株式会社）に選ばれた5人への贈呈式が9日、東京都文京区のホテル椿山荘東京であった。賞状を松木健・毎日新聞社社長が、花束を秋谷文男・信越化学工業副会長がそれぞれ受賞者に贈った。　「物語る　遠藤彰子展」での展示で受賞した美術Ⅰ部門の遠藤彰子さん（75）は「子供

毎日芸術賞の人々

／4止　遠藤彰子さん

　◆遠藤彰子さん　美術Ⅰ部門（絵画・彫刻・工芸・グラフィック）　開館30周年記念「物語る　遠藤彰子展」（神奈川・平塚市美術館）　◇コロナ下に明日への光　「思いがけず、という感じでうれしかったです。大作を毎年描いていますが、年を取れば自分の感覚も、時代も変わってくる。やれる限り続けようと勇気を得ました

毎日芸術賞の人々

／3　加藤登紀子さん

　◆加藤登紀子さん　音楽Ⅱ部門（ポピュラー）　CDアルバム「果てなき大地の上に」（TOKIKO　RECORDS）　◇ウクライナ支援へ自主制作　「もう本当にうれしかったです」。受賞の知らせに相好を崩し、「1969年に『ひとり寝の子守唄』で日本レコード大賞歌唱賞をいただいた時のことを思い出してしまいまし

毎日芸術賞の人々

／2　加藤健一さん

　◆加藤健一さん　演劇・邦舞・演芸部門　舞台「スカラムーシュ・ジョーンズor七つの白い仮面」「サンシャイン・ボーイズ」での演技　◇一人芝居で恩返し　「今まで賞をいただいた時は『やったー』と喜びましたが、今回は『やれたー』という感じでしょうか」。そう、しみじみ語る。　2020年以来、新型コロナウイルス

毎日芸術賞の人々

／1　桐野夏生さん／永田和宏さん

　幅広い芸術分野を対象に、優れた成果を顕彰する「第64回毎日芸術賞」の受賞者が決まった。受賞者5人の横顔を順番に紹介する。　◆桐野夏生さん　文学Ⅰ部門（小説・評論）　「燕は戻ってこない」（集英社）　◇今の目標は「脱・社会派」　現代人の業をすくい取り、吸引力に満ちた物語に昇華させてきた。受賞作もその例

第64回毎日芸術賞　受賞者5人の業績

　64回を数える毎日芸術賞（特別協賛・信越化学工業株式会社）は、あらゆる芸術分野を対象に、特に優れた個人・団体を顕彰する賞です。受賞が決まった皆さんの業績を紹介します。　◇受賞者（敬称略・50音順）　遠藤彰子（美術家）「物語る　遠藤彰子展」（神奈川・平塚市美術館）での展示▽加藤健一（俳優）舞台「スカ

第63回毎日芸術賞贈呈式　受賞者喜びの声

　第63回毎日芸術賞（特別協賛・信越化学工業株式会社）の贈呈式が3日、東京都内のホテル椿山荘東京で開かれた。受賞した6人が喜びを語った。　◇当初の迷い消え、今は楽しい　皆川博子さん　ミステリー小説「インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー」で文学Ⅰ部門を受賞した皆川博子さんは、デビュー作の刊行から50年