関連記事も一つ書いてるけども
m-dojo.hatenadiary.com
https://x.com/MasudaToshinari
より
パリ五輪柔道60kg級、永山竜樹選手とガルリゴスの試合は確かに審判ミスだが、永山選手も失態。思い出したのは1984年のロス五輪の野瀬清喜vsサイゼンバッハ。これほどの大舞台で「自己審判」してはいけなかった。「待て」が聞こえたかどうかという問題ではなく相手が技を解くまで緊張し続けるべき。
— 増田俊也(作家) (@MasudaToshinari) July 27, 2024
増田俊也(作家)
@MasudaToshinariもうひとつはやはり、試合場が日本ではなく外国だということです。野瀬vsサイゼンバッハのときも篠原vsドゥイエのときも抗議がうまくできずに向こうの思うがままにされてしまった。だから本来なら日本チーム内に英語とフランス語ができる柔道経験者の弁護士を入れて、そのときのために抗議の訓練をするべきかもしれない。背負い投げや十字固めの研究も必要ですが、海外でのこういった審判への抗議スタイルを対策していかないと。
増田俊也(作家)
@MasudaToshinari僕は永山選手を責めてはいませんよ。あんなかたちで負けるのは勿体なかったなと思っています。精神論も言っていません。「気を抜いた」というのは他のスポーツであっても、海外での試合は相当に繊細に選手たちは進めていると思うんです。それが何か審判が何やってるんだかわからないうちに負けにされてしまった。
増田俊也(作家)
@MasudaToshinari【永山竜樹選手vsガルリゴスの誤審問題】
僕がいちばん「変だな」と思ったのは審判の所作や表情です。あまりに自然で無表情だった。例えば七帝柔道の大会(七帝戦)だと選手が絞めに入ると主審は屈み込んで両選手の技の動きだけではなく、顔をずっと観察しています。落ちた瞬間を的確にとらえ、さらに「完全に落ちた」と誰からもクレームがこないところまで待ちます。それくらい繊細な場面です。
でも永山竜樹vsガルリゴスの絞めの攻防では主審に「緊張」が見られなかった。「待て」を言うときも無表情、「勝ち」を宣するときも無表情。永山選手もすぐに立ち上がったので深く落ちていたわけではないように見えました。なぜあそこで一本を宣したのか。普通の感覚なら審判はまわりの目を気にしてうろたえてもおかしくない。
あの主審はよほど審判技量が高く自分の能力に自信を持っているのか、逆にレベルが低くて選手の攻防を見ることができず、観客の目も怖くなかったのか。最終的な論点はそこになるんじゃないかな。
どちらにしても五輪後にこの試合をあらためて見てもらい、佐藤宣践先生くらいの世代の一流指導者たちに細かく柔道の技術とルールの変遷をを分析してほしいです。「ゴング格闘技」で20頁くらい(400枚詰原稿用紙150枚位になります)。
おっと、まだ続いてたか(ただ、氏の書き込みはほんの少し長文で、埋め込みだとパッと見て全文読めないので注意)
増田俊也(作家)
@MasudaToshinariポストラインに「七帝柔道だったらこんなことはありえない」とか流れてくるけど、七帝柔道で絞め落としたり関節で腕を折ったりするのは、まさにこのように試合後に「落ちてなかった」とか「参ったしていない」という揉めごとを防ぐため。「柔道は武道なのに」というポストも的外れ。そもそも武道とスポーツの違いって何だろう。中井祐樹が十年以上も前に「武道にあってスポーツにないものはない」と断言していますよね。
確かに止めない審判もおかしいですね。おそらくこの審判は自分で絞め落としたことも自分が絞め落とされた経験もないのでしょう。見てるだけではだめです。自分で経験しないと感覚がわからないと思う。 https://t.co/m92Rjvm0Qr
— 増田俊也(作家) (@MasudaToshinari) July 27, 2024
「締めが効いていない」かどうかは僕には判断できませんでした。審判のそのときの表情からも判断できませんでした。だからこそ絞めは「参ったしたとき」と「完全に落ちたとき」以外は、待てをかけたり一本をとったりしてはだめなんです。 https://t.co/EgM7pj2YaC
— 増田俊也(作家) (@MasudaToshinari) July 27, 2024あの中井祐樹の発言は「ゴング格闘技」誌上で出されたコメントでした。読売新聞では中井はあんなことは言わないだろうし、週刊新潮でもあんなことは言わないでしょう。僕もそうです。読者層に合わせて話すしかないんです。MMAはもちろん、柔道ルールだって国際ルール、講道館ルールのほか、欧州で様… https://t.co/1tnvXdPUsj
— 増田俊也(作家) (@MasudaToshinari) July 27, 2024カメラを引いていくと七帝柔道ルールどころかブラジリアン柔術もすべて「柔道」の一流派ですから、五輪で採用されているIJFルールは「このあたりでどうだろう」と様々な国の様々な委員らが妥協して作られているものだと僕は認識しています。綱引きか押しくらまんじゅうかわかりませんが。
— 増田俊也(作家) (@MasudaToshinari) 2024年7月27日