車と色気
家庭内 バイトをやって 本を買う 本屋に行く時 わくわくしちゃう
お母さんの車のバッテリーがまたあがったから、お父さんの車と繋げてエンジンかけて、って、言われた。
最近なんどもバッテリーあがるから、バッテリーが悪いのかオルタネーターの故障か調べてきて、って言われた。
ぜんぶやったら2000円くれるって。
だからやった。
繋げたらすぐエンジンかかったから、そのまま車の整備屋さんのとこに行った。
もうお店閉めるとこギリギリ。
整備屋のおじさんは一目で「バッテリーだね」って交換してくれた。
交換を気にしなくちゃいけない時期だったし。
「自分でもバッテリー買ってきて交換できるからね」
って、いつもバッテリー交換する時、そのやり方見せてくれる。
でも、実際に自分でやったことないから、ちゃんと理解できてるかわかんないけど。
ブースターケーブルの繋げ方はお父さんに教わった。
整備屋さんで、オルタネーターもテスターでチェックしてくれて、これはダイジョーブ、って言われたから、バッテリーの交換だけで帰ってきた。
車の整備って面白い。
こういう仕事も興味ある(^_^)
整備屋さんに車持ち込むのが好き。
おじさんはいつも、工場で整備するのを見せてくれる。
それで、いろいろ仕組みを教えてくれる。
「ライトだけ買って自分でやると安いよ」
って、ライトの交換の仕方も教えてくれた。
「ボンネットの中からヘンな音します」
って、修理に持ち込むと、どんな音か説明すると、
「あー、それは多分、※※だねー」
って、ボンネット開けて、ここがこーなんだよ、これはこういう働きしてるんだよ、ってぜんぶ説明してくれる。
車の部品の安売りショップに持ち込んでた時は、すぐ高いの売りつけられて、女だからって、ほかに関係ない修理もしないとタイヘン、って脅されてた。
毎回。
欲しいものだけ黙って買わせてくれたことってないから。
ガソリンスタンドも、セルフじゃないとこに行くと、勝手にタイヤを見て、
「こまかいヒビがあるからすぐバーストしますよ。今すぐ交換しないと危ないです」
って、タイヤ売りつけられる。
お母さんはそういうのがめんどうで、私に免許取らせて、車のめんどくさいことは私に任せるようになった。
私は、お母さんのグチ聞いて、
「女だからバカにされる!」
って、思ったから、なにか売りつけられてもぜったい買わなかった。
でも、私がバイトでお母さんの車借りて乗ってった時、駐車場に停めてたら、お客さんが車を出す時、私のにぶつけた。
その時、お客さんが修理だすのに(修理費もぜんぶ出してくれた)紹介してくれた整備屋さんが、すごい優しいおじさんだった。
それからうちは、その整備屋さんに車のトラブルはお願いしてる。
この整備屋のおじさん、すごい好き(^_^)
私が若い女、ってぜんぜんバカにしないで、ちゃんと修理したとこをわかりやすく説明してくれる。
料金も、ちゃんとなににどうかかったか、はっきり説明してくれるから、ぜんぜんぼったくられてない。
ガソリンスタンドで、
「今すぐタイヤ交換しないとバーストしますよ!」
って脅された時も、それで整備屋さんに持ってったら、
「こんな程度、まだまだフツーに走れるから。スタンドは売りつけたいから大したことなくてもすごい脅すからね」
って、タイヤの押し売りしてこなかった。
でも、タイヤの交換時期になるとちゃんと教えてくれる。
新品のにするか、新品みたいな中古にするか、ちゃんと選ばせてくれる。
オイル交換も、車のことぜんぜんわかってない時、安売りカーショップに行ったら、高いオイルしか見せてくれなくて、それになにか混ぜるものを押し売りされて、エレメントとか、その時私にはぜんぜんわからないものもいろいろセットで交換、って言われて、すごい金額になった。
でも、整備屋のおじさんは、エレメントの交換の時期とか教えてくれて、ムダな交換させてこない。
いろいろ整備した整備カルテをくれるから、それみると、うちの車のいろんな消耗品はいつ交換したらいいか、私にもすぐわかる。
おじさんも、そこで働いてるバイトの若い男の人も、自分の車は走行距離が20万キロ以上なんだって。
おじさんは、10万キロすぎるといろいろお金かかるけど、ちゃんと大切にすればすごい乗れるんだよ、ってことも教えてくれた。
お父さんの車も、お父さんはもう車維持するお金ないのに、廃車する気がなくて、家に置きっぱなしにしてる。
お母さんがその税金払ってる。
でも、私はお父さんのMT車は好きだから、整備屋のおじさんに、これから乗り続けたらすごいお金かかりますか、って聞いた。
そしたら、
「どんな車も消耗品の交換にお金かかるけど、そのお金かけても乗れる車は乗り続けたほうがいーと思うよ。最低のお金しかかかんないように面倒みてあげるから、この車は乗り続けなさい」
って言ってくれた。
整備屋のおじさんも、お父さんの車、好きなんだって。
要らなくなったらおじさんに売ってね、って笑って言われた。
私が働いてるお店は、年に何回かの予約ものの商品は、従業員もノルマで予約させられる。
ノルマがないのは大学生以下。
ギフトも一件は入れて、って言われたけど、私はギフトなんて送るとこがない。
送るとこがない主婦とかは、自分用に買ってる。
でも私は、整備屋のおじさんにお中元贈った。
おじさんがスーパードライが大好き、って言ってたの覚えてたから、スーパードライのギフトにした。
そしたら、おじさんから携帯に電話きて(修理の連絡で教えてあるから)、
「こんなことしなくていーのに。お客さんのほーがしてくれるなんて、ほんとは反対なんだから。でも、すごっく嬉しかったよ」
って、お礼言われた。
ノルマだから贈った、なんて言えなくなった。
なんかほんとによろこんでくれたから、お店のノルマっていう黒い事情だったの、悪いと思った。
こんどは、ノルマとかうちのお店とか関係なくて、なにか贈ろうと思った。
女だからってバカにしない車屋さんって、すごいありがたいから。
女だからなにもわかってない、ってバカにして、要らないものまで売りつけるカーショップやガソリンスタンドって、女にはすごい悲しいから。
ちゃんと親切にしてくれれば、そこのお店をずっと利用しようと思う。
でも、女だからってだますよーなことされると、二度と行かないって思う。
そんな商売してなにがいーのか、私も一応は接客業してるから、お客だます快感ってぜんぜんわかんない。
女だから、ってバカにする人たちって、いろいろいるから。
整備屋のおじさんは、そういうこと、ぜんぜんしない男の人。
おじさんからいろいろ、車のこと教わるの、すごい楽しい。
だから、うちの車がなにかトラブっても、イヤにならなくなった。
お母さんに言われた通りのことしたから、2000円もらった。
前払いでもらってバッテリー交換に行ったから、その帰り、本屋に寄った。
3冊、文庫本を買った。
短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 穂村弘,東直子,沢田康彦
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2013/04/25
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穂村弘さんの短歌の本にすごい興味あったから、本屋で見つけて嬉しかった。
- 作者: 中村稔
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1995/06
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宮沢賢治の詩をちゃんと読んでみたいと思ったから。
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1967/11/17
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三島由紀夫って、ただ小説書いてただけの昔の有名な作家って思ってたら、自衛隊で割腹自殺したって事件知って、すごい驚いた。
その時の動画が今も見れるってすごいと思った。
私のお祖父ちゃんは、三島由紀夫にすごい嫉妬してたんだって。
だから、テレビ見て、
「あれはダメだ。ああいうのはダメだ」
ってすごいえらそうに言ってたから、お祖母ちゃんはそれで三島由紀夫の小説、いろいろ読んだんだって。
私のお祖父ちゃんは、お祖母ちゃんと出会う前のある女の人と自分の恋愛を小説に書いてたんだって。
でもぜんぜんつまらないから、ぜんぜん売れなかったんだって。
(今はアマゾンで定価より高い値段で古本売られてるけど!)
お祖母ちゃんは、お祖父ちゃんのその小説、
「ぜんぜん色気ないからね。三島由紀夫みたいな色気はない人だからね」
って、三島由紀夫のファンになってた。
私は中学の時、「金閣寺」読んでみたけど、三島由紀夫の色気も面白さもぜんぜんわかんなくて、途中で挫折した。
「不道徳教育」って、これに三島由紀夫の色気があるのかもー、と思って買った。
あるのかぜんぜん内容がわかってないけど。
NHKのテキストで短歌のがあった。
それ見たけど、私にはあまり面白くなかったから、買わなかった。
きれいに詠もうとしてる大人の短歌って好きじゃない。
そんな「きれいな短歌」なら、古今和歌集読んだほうが、ほんとに言葉の流れがきれいだし。
気取った短歌って面白くない。
自由な歌人の穂村弘さんを教えてもらったのが、すごい嬉しい。