A Successful Failure 2009年のまとめ
2007年の1月1日に開始したA Successful Failureも3周年を迎え、明日より4年目に突入する。昨年のエントリ数は30と極めて少なかったので、今年はエントリ数の増加を心がけたはずだったが、蓋を開けてみるとわずか33(本エントリ含む)。全然増えていない。来年もきっとこれぐらいだろう(もはや諦め)。
ほとんど更新されないにも関わらず、2007年のPVは38万、2008年は52万、2009年は74万と順調に増加し、累計PVは165万となった。新規エントリへのアクセスではなく、古いエントリに検索エンジン経由でアクセスする人が一定数いる事によるものだ。ただ、あまりにも更新数が少ないためかGoogle PageRankが4から3に落ちてしまったので、来年の増加はあまり期待できないだろう。
さて、僅か33エントリしかないが、その中から今年の自薦ベストエントリをあげると次のようになる。
- いよいよ実世界にタッチするiPhoneアプリまとめ
- 花粉症で1日約6,000円の損失って頭悪すぎでは?
- 2位は頭悪すぎな花粉症の調査結果について。100万女性のティッシュ消費に関する考察は会心の出来だと自負しているのだがどうか*1。コンタック総合研究所には、また我田引水な調査結果を発表してくれることを大いに期待している。
- Web上の膨大な画像に基づく自動画像補完技術の威力
- 3位は望外にも1900 overというはてブを頂いたエントリ。確かにインパクトは抜群だが2007年発表と2年も前の話で知っている人は知っているネタだったので、個人的にはここまで注目されたのは意外だった。一方、紹介動画がホットエントリ化していた時期にPatchMatchの技術解説を行ったAdobe Photoshop CS5に実装されるPatchMatchの実力については、ほとんどアクセスされなかった。これはすでに動画で技術概要について周知されていたため、インパクトが無かった為であると考えられる。中身を知ると面白いと思うのだが、なかなか面白さが伝えられていないようだ。残念。
あとは月面基地とか中国のソースコード強制開示とかアフォーダンスとか言語習得難易度表とかビジュアル言語とか、改めてまとめて見てみると、まとまりが無くA Successful Failureはどのジャンルに属するblogなのか?と問われると苦慮してしまいそうだ*2。Blogopolisにおけるジャンルも「iPhone」とか「これはすごい」とか「ネタ」とか「Amazon」とか「科学」とか全く一定しない。実際には、著者がすごいと思った何かを伝えるという事が基本スタンスであってジャンルはあまり関係がない。これはすごいランキングで個人のblogの中では上位にランクされている事もその反映だと思う。
今年は@LunarModule7でTwitterを始めた。TwitterでTLを眺めているだけでも、自分が知らなかった世界、新たな視点がある事に気付かされる。時間を消費するツールである事が難点だが、うまく使っていきたいと思う。筆者は基本的に非コミュなのだが、相手をしてもらえると喜ぶので、心の広き方はおつきあいください。
Twitterを始めると、blogの更新が滞る人が多いということだが、当blogはあまりTwitterと使い方が被るような性格のものではないので、特にblogの更新が滞るという事はないだろう。というよりも、元々滞っているようなものなので、これ以上滞りようがないとも言うかもしれない。そういうわけなので、来年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
当blogが皆様にとって少しでも価値のあるものでありますように。