ブログのアクセス解析を見たら、2011年に公開した下記記事へのアクセス数が増えていた。
内容は佐野眞一の著書の紹介であって、佐野がフジテレビの鹿内信隆・春雄親子を、彼らが死んだあとに批判した本の内容を紹介したものだ。昔「サンケイ残酷物語」とよく言われたが、フジテレビの社内権力闘争も凄まじいものだった。
しかし、ブログ記事を書いた私自身はその内容などすっかり忘れていた。
詳しいのはまたしてもレバ子氏で、一昨日のXの連続ポストは読ませた。以下にリンクする。
財界主導で作られたニッポン放送の番頭格だった鹿内信隆は大の労働組合嫌いで、彼が後にフジテレビや産経新聞を手中におさめた後も苛烈な労組潰しを行いました。フジサンケイグループの支配者鹿内一族は早すぎる後継者の死、苛烈な社内権力闘争で実権を失い、その栄華も夢の如しです。 pic.twitter.com/NkQc2R5pVr
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
鹿内一族の強権の源泉は財界に大きなコネがあったからですが、コネを作った人が亡くなれば、そうした繋がりも水の如しです。反労働組合で生まれたとも言えるニッポン放送はむしろ大衆路線を喧伝し、フジサンケイグループは一躍メディア界のトップでした。ただ常に新聞は足を引っ張っていたと言われます pic.twitter.com/rF3LXwTHRJ
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
放送は、関西では朝日毎日の天下だったが、東京ではフジサンケイが覇権を握った。
ラジオ、テレビ、新聞を支配し基本的には反共、反労組、流す番組は政治色がない大衆路線。そんなフジサンケイグループが左翼メディアの代表と今一部から喧伝されているのは驚きでした。産経新聞は飼い犬だった大衆に手を噛まれた気分でしょう。貴方がたが今まで煽ってきた世論の結末。これが回答。 pic.twitter.com/WIbBSlppya
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
2002年の小泉訪朝の時にもネトウヨがフジテレビをバッシングしたことがある。
現在のフジサンケイグループの総帥は皮肉にも労組出身でした。鹿内信隆の息子に引き立てられ鹿内の娘婿を失脚させてから今の地位に上り詰めました。彼も鹿内が敷いた大衆路線を引き継ぎましたが、そうした運営はもうおしまいです。彼の労働運動は女性25歳定年制を打ち破るものでしたが独裁者になった pic.twitter.com/5qYgCOfko6
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
読売では独裁権力者は死ななければ交代しないが、産経では血で血を洗うすさまじい権力闘争が起きて、クーデターによって権力の移動が起きる。1992年にそれを起こして独裁者になったのが日枝久だ。
現在民放労連の委員長はフジテレビの女性カメラマンが勤めています。なんとも運命の巡り合わせですね。どうしようもない産経新聞は別としてフジテレビが時折り見せる社会に切り込む番組は、まだ色褪せていないはずです。働く人から職場を変えよう!産業民主化は労組から始まる。明日も頑張ります。 pic.twitter.com/RAYHzrxcis
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
産経新聞は創刊当初からもパッとせず、元日本共産党転向組の水野成夫が経営に参画すると、彼は正力松太郎の助言を聞いて開発と球団経営に精を出します。現在のびわ湖バレイは元々サンケイグループの持ち物でした。国鉄スワローズはサンケイスワローズになります。結果としてどちらも売却。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
水野成夫はタニマチ気質が強い人で、横綱にも気前よく産経新聞の経費でお金を配っていました。そうした放漫経営が鹿内信隆に足元を掬われる要因になります。実権を鹿内に奪われた水野はライフルを持ってこい!アイツと心中する覚悟だと言ったと言われます。恐ろしき社内権力闘争。負けたらただの人。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
フジサンケイグループにとって産経新聞は常に金食い虫だが、新聞の情報力と不動産収入、全国紙というブランドは無視できるものではなかったです。ただフジサンケイグループはお家騒動が激しい企業です。企業内再建はまず民主化からでしょう。フジサンケイの過去全てが問われています。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月25日
同じレバ子氏のXから東国原英夫批判のXを拾う。
コメディアンの天下り先が知事という時代がありました。大阪ではお笑い100万票という時代が。真偽は不明です。その時代から少し先にワンフレーズで知事になったコメディアンがいました。彼はわずか4年で知事を退任し、代議士を目指しました。どげんかしないといけなかったのは自分のキャリアだった。 pic.twitter.com/Yrb8pNgB8p
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月26日
真偽不明の情報を自分の知名度を使って広げてしまう。本人はどれほどその重さを感じていたのは不明ですが、結果として人の命を奪ってしまう事になった。げにタレント業の人はたまに恐ろしい事をやってしまう。だからウクライナのゼレンスキー政権も私は過度な入れ込みはしないです。プーチンには鉄槌を pic.twitter.com/AvWY22ysXf
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年1月26日
「ウクライナの真理教政権に過度な入れ込みをしない」が「プーチンには鉄槌を」という立場は私も同じだ。だから弊ブログではプーチンの批判だけに徹して、ゼレンスキーの評価については何も書かないことにしている。真理教に対してネガティブな心証を持っている部分もあるが、戦争中にそれを書くとプーチンに塩を送ることになるのでそれは書かないことにしている。
だが、その後者の「プーチンには鉄槌を」だけを見て、私をゼレンスキー信者とみなして攻撃してきたのが「某ガス」ことid:bogus-simotukareだった。それで私はブチ切れて奴をコメント禁止処分にした。しかしはてなブログではリンクの通知やidコールまではブロックできないので、今も奴からの通知(攻撃)を受け続けている。「まさ」も私に文句があるなら某ガスと同じことをやれば良いのである。「まさ」にも何度も切れたが、最終的にブチ切れたのが、奴が立花孝志のデマに乗っかって故高橋茉莉氏に関する思わせぶりなコメントをしてきたことだった。
なお、日本共産党は「ウクライナTシャツ」を売るなど、ゼレンスキーに過度な入れ込みをしていたように見える。少なくとも2022年のウクライナ戦争初期における某ガスの立場は日本共産党とは180度近く違っていた。
このあたりが某ガスが「本当に日本共産党支持者かどうかわからない」と一部から評される一因になっている。この評判は奴のお仲間が今よりもずっと多かった頃からあった。