なのでどんなところにも置けちゃいます。
いろんなところに置いて使うためには、ケーブルは少ないに限ります。
というわけで、無線LANに対応させてみました。
利用した無線LANアダプタは、BUFFALOのWLI-UC-GNMです。
せっかくなのでRaspberry Piに似合いそうなちっちゃいものを選びました。
私の環境は、
Raspberry PiのOSはRaspbian
で
無線LANの暗号化方式は、WPA-PSK-AES
で
IPアドレスはDHCPで配布されています。
まずはRaspberry PiのUSBポートに無線LANアダプタをさして、電源をいれてRaspbianを起動します。
これで無線LANアダプタはちゃんと認識されています。
ターミナルを起動して
sudo lsusb
とすると以下のように認識されているUSB機器一覧を見ることができます。
Bus 001 Device 002: ID 1234:5678 Standard Microsystems Corp. Bus 001 Device 001: ID aaaa:bbbb Linux Foundation 2.0 root hub Bus 001 Device 003: ID 0000:cccc Standard Microsystems Corp. Bus 001 Device 004: ID 0404:0101 BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) WLI-UC-GNM Wireless LAN Adapter [Ralink RT8070]
また
sudo ifconfig
とするとwlan0としてインタフェースを認識していることもわかります。
eth0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx inetアドレス:192.168.1.2 ブロードキャスト:192.168.1.255 マスク:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1 RXパケット:729 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0 TXパケット:608 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0 衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000 RXバイト:70431 (68.7 KiB) TXバイト:95914 (93.6 KiB) lo Link encap:ローカルループバック inetアドレス:127.0.0.1 マスク:255.0.0.0 UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 メトリック:1 RXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0 TXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0 衝突(Collisions):0 TXキュー長:0 RXバイト:0 (0.0 B) TXバイト:0 (0.0 B) wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx UP BROADCAST MULTICAST MTU:1500 メトリック:1 RXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0 TXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0 衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000 RXバイト:0 (0.0 B) TXバイト:0 (0.0 B)
ここからが無線LANの設定です。
無線LANのssidがSSIDで、パスフレーズがPASSPHRASEだとします。
設定の基本情報を最初に作成します。
sudo wpa_passphrase SSID PASSPHRASE >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
これで設定の基本部分が記載されます。
以下のような感じになっていると思います。
sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="SSID" #psk=PASSPHRASE psk=dc111d5dc0a222b3bb3333ab65be37b5e44dfb6da5555b6666ac7777777de688 }
これを以下のように修正します。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ proto=WPA key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP priority=2 ssid="SSID" psk=dc111d5dc0a222b3bb3333ab65be37b5e44dfb6da5555b6666ac7777777de688 }
※上記ではなくて、こっちの方がよいかもしれないです。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ proto=WPA WPA2 key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP TKIP group=CCMP TKIP ssid="SSID" psk=dc111d5dc0a222b3bb3333ab65be37b5e44dfb6da5555b6666ac7777777de688 }
次に起動時に無線LANに接続するように設定します。
sudo vi /etc/network/interfaces
以下のように修正します。
auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet dhcp auto wlan0 allow-hotplug wlan0 #iface wlan0 inet manual #wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface wlan0 inet dhcp wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface default inet dhcp
設定が完了したら再起動をします。
sudo reboot
再起動後に
ifconfig
を実行してみてwlan0にIPが振られていればOKです。
以下が参考になりました。
http://linux99.exblog.jp/i3
http://firtel.blogspot.jp/2012/09/raspberry-pilan.html
まだ使い始めて、それほど立っていないのですが問題なく使えています。
他に無線LANに対応する方法として、以下のような機器をコンバータとして利用して、無線を受けてRaspberry Piと有線でつなぐというのもよいかもしれないです。
これであれば、無線LANの設定はいらないので簡単ではあります。
追記:2013/07/26
IPアドレスをDHCPで取得しているので、時折IPアドレスが変わってsshで接続するために調べなおすといったことをしていました。
ちょっと面倒なのでホスト名で接続できるようにします。
仕組みとしては、zeroconfというものを使います。
raspberry piの方にはavahi-deamonというのを入れます。
以下を実行すればインストールされますし、自動起動するようになります。
sudo apt-get install avahi-daemon
特に設定をいじっていなければ
raspberrypi.local
というホスト名で利用できるようになります。
raspberry piのターミナルで
ping raspberrypi.local
として返答があれば、うまく設定されています。
そしてrasberrypiにsshで接続するwindows側の設定です。
一番簡単なのはiTunesをインストールすることです。
一緒にインストールされるBonjourというものが重要です。
ホスト名での接続に関して、以下が参考になりました。
http://openrtm.org/openrtm/ja/node/266
無線関連以外にもRaspberry Piを利用する上で必要そうなものをまとめてみました。
http://kingyo-bachi.blogspot.jp/2013/08/raspberry-pi.html
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