こちらはもっと前になりますが,杉田敦先生から,ご編著の岩波講座4巻を頂戴しておりました.ありがとうございます.
ル・ボンについて書かれているということに多少の驚きがあったのですが,読んでみると非常に引き込まれ,得心するところがありました.
- 杉田敦 [2014] 「ル・ボン――群衆の登場」杉田 (編) [2014: 1章].
- 杉田敦 (編) [2014] 『国家と社会』岩波書店(岩波講座 政治哲学 4).
- 序論(杉田敦)
- I 大衆と組織
- 1 ル・ボン――群衆の登場(杉田敦)
- 2 ウェーバー――カリスマの来歴と変容(野口雅弘)
- 3 ソレル――主体の変容と想像力(金山準)
- II 自由主義と社会主義
- 4 多元的国家論――伝統と革新による自由の実現(早川誠)
- 5 ケインズの政治哲学――経済学における社会と国家(間宮陽介)
- 6 20世紀前半のマルクス主義――「等価性の世界」における形式と規律(西永亮)
- 7 ヘゲモニー論の系譜学――グラムシと現代政治思想(中村勝己)
- III 共同性と政治
- 8 シュミット――自由主義批判のジレンマ(大竹弘二)
- 9 ハイデガー――存在論的政治の可能性(小林正嗣)
- 10 シュトラウス――著者の責任と読者の責任と(飯島昇藏)