かすみのnote

つもる心のちょきんばこ

えすえぬえす

離れてみて思うことがある。

やはりSNSが苦手である。

居心地の良いSNSほど無性にがぶがぶと噛みつきたくなる。

そこにいる時もいない時も感じ良く振る舞う自分と呼応する人たちの出会いを素敵だと賛辞し、紛れもない喜びを噛み締めながら、ふと気づく。

破壊的衝動。

衝動を行動にはしない。

湧き上がる得体の知れない光が屈折して突き刺してくる。

光は時に乱暴なのだ。

カーテンを閉める。

薄暗い部屋で誰にも何にも邪魔されず、孤独を堪能する。

LINEの通知。

えすえぬえすでしか会えなかった友からのスタンプは心地よい。

矛盾とは私の人生そのものだと知るのに、えらく長かった道のりだったなと嘲け笑って返信をした。