資産クラス

「資産クラス」とは、似たような性質を持つ銘柄同士に共通するグループを表しており、同一の法律や規制の対象になっているものや、市場や経済状況が違っても同じ動きをする傾向を持つものがあります。資産クラスは、そのETFがどんな種類の投資にフォーカスしているかを示す情報になります。以下のように、資産クラスは6つに分類されます:

株式 

このファンドに含まれるのは株式のみです。株式とは事業の所有権のことを指しており、その利益分配に参加する権利や公の取引所での取引権を持つものです。

債券

このファンドに含まれるのは債券のみです。ここで言う債券とは、満期日が指定され額面金額で発行された債券のことを指します。私募債・永久債・転換債・優先債も含みます。

コモディティ

このファンドは専らコモディティのセクター内部で得られるリターンに連動するように設計されています。コモディティのセクターは、取引所で取引される現物商品やその現物商品に関わる契約から成り立っています。

通貨

このファンドは専ら通貨への投資で得られるリターンに連動するように設計されています。通貨とは、2人の当事者が取引行為を行う際に使用される交換・疎通媒体です。通貨は会計単位として機能しており、また別の原資としては使うことができない価値を保持するものとしても機能します。暗号資産は現在のところ「通貨」に分類されています。

アセットアロケーション

このファンドは株式・債券・コモディティ・通貨のうちから、少なくとも2つの資産クラスを組み合わせて設計されています。ただし、資産クラスが2つ以上あるファンドでも、以下の要件を満たせば「オルタナティブ」資産クラスに属することになります。

オルタナティブ

「オルタナティブ」の資産クラスに属するファンドについては保有する資産の種類は問いません。ただし、単一資産クラスのファンドと区別するために、この分野のファンドには以下のいずれかの条件を伴っていることが必要です:

- ファンド名として、絶対リターン、イベント・ドリブン、ロングショート、マーケットニュートラル、マルチ戦略など一般的なヘッジファンド戦略に従うことを示しているもの。

- 金利スプレッドなど、主要となる資産クラスとは明らかに異なる経済的リスクを負う資産タイプに投資するもの。

- 資産のボラティリティに直接連動したリターンを提供するもの。