中国、マスク氏へのTikTok米国事業売却を検討=BBG
[13日 ロイター] - ブルームバーグが13日、関係者の話として報じたところによると、中国当局は、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国内での利用禁止を回避できなかった場合、TikTok米国事業を実業家イーロン・マスク氏に売却するという選択肢を検討している。
中国当局は、TikTokが引き続き、親会社である中国企業の字節跳動(バイトダンス)の管理下に置かれることを望んでいるという。
ブルームバーグは、一つのシナリオとして、マスク氏率いる短文投稿サイトXがTikTok米国事業の経営権を取得し、共同で事業を運営することを挙げた。中国当局の議論はまだ初期段階にあり、合意には至っていないとしている。
TikTokはコメントを控えた。マスク氏とXはコメント要請に現時点で応答がない。中国関係当局からのコメントも得られていない。
米連邦最高裁は先週、TikTokの米国内での利用禁止につながる新法を支持する方向に傾いていることを示唆した。新法はTikTok親会社のバイトダンスが米国での事業を19日までに売却しない場合、米国でのサービス停止を求めるもので、TikTok側は最高裁に新法発効差し止め命令を請求していた。 もっと見る
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