イスラエル財務相、西岸の村「消滅必要」と発言 米が撤回要求

イスラエル財務相、西岸の村「消滅必要」と発言 米が撤回要求
 3月1日米国務省のプライス報道官は、イスラエルのスモトリッチ財務相(写真右前)がヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の村を「消滅させる必要がある」と述べたことについて、ネタニヤフ首相(左)に撤回するよう求めた。写真は2月、エルサレムで代表撮影(2023年 ロイター)
[ワシントン/ハワラ(ヨルダン川西岸) 1日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は、イスラエルのスモトリッチ財務相がヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の村を「消滅させる必要がある」と述べたことについて、ネタニヤフ首相に撤回するよう求めた。
ヨルダン川西岸ではパレスチナ人によるユダヤ人への襲撃やユダヤ人入植者がパレスチナの集落を攻撃する事件が相次いでいる。
2月26日には、イスラエル人2人が車内でパレスチナ人とみられる男に銃殺されたのに続き、ヨルダン川西岸のハワラ村をイスラエル人入植者が襲撃し、多数の住宅や車に放火した。
スモトリッチ氏は1日の会議でこの事件について問われ、イスラエルが国家としてハワラを消滅させる必要があると述べた。
プライス氏はこの発言を「無責任」だとして不快感を示し、公式な撤回を求めた。

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