ギリシャが離脱すればユーロ圏は崩壊=バルファキス財務相
[ローマ 8日 ロイター] - ギリシャのバルファキス財務相は8日、ギリシャがユーロ圏を離脱すれば他の国が追随し、ユーロ圏は崩壊するとの見解を示した。
同相はイタリア放送協会(RAI)のインタビューで、ギリシャの債務問題はユーロ圏全体の緊縮財政を拒否する取り組みの一環として、解決されなければならないと述べ、欧州投資銀行(EIB)が出資する大規模な投資計画が必要だ、との考えを示した。
「ユーロ圏はぜい弱で、カードで城を作っているようなものだ。ギリシャのカードを取り除けば、全体が崩れる」と述べた。
ギリシャや他国が、現在の条件では債務を返済できないという事実に向きあわない限り、ユーロ圏は分裂や崩壊のリスクに直面すると語った。
同相はさらに「イタリアの債務状況は持続不可能だ」と指摘した。
これを受け、イタリアのパドアン経済・財務相は、イタリアの債務状況は強固で持続可能だと反論し、バルファキス財務相のコメントは不適切だ、と批判した。
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