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展望2025:円相場、初の5年連続安は回避か 急落なら再介入も
2025年の外為市場では、円が緩やかながら5年ぶりに反発する展開を予想する声が優勢だ。ドル高のピークアウトや日銀の利上げが、年後半にかけてドル/円の上値を次第に抑える見通し。ただ、トランプ新政権が発足する米国の急速な景気失速は想定しづらく、ドル安は緩慢なペースにとどまるとの見方だ。
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2025年の視点:市場を揺さぶるビッグ3は誰か=尾河眞樹氏
2025年の金融市場はどのような展開になるのだろうか。そのカギを握る注目人物は誰か。あくまで筆者の個人的な見解に基づき、市場の動きに大きな影響を与えると思われる「ビッグ3」ランキングを示しつつ、相場を展望してみたい。
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2025年の視点:正念場の日銀と石破政権、ドル160円台後半のリスクシナリオも=熊野英生氏
2025年を見通すためには、米国がトランプ次期大統領の下でどう変わっていくかを考える必要がある。まずは、就任直後のトランプ関税のマイナス効果が懸念される。以前はトランプ・トレードに期待する声は大きかったが、11月5日の当選から株価上昇の動きはごく短期間で終わった。むしろ、インフレ促進型の政策によって、米連邦準備理事会(FRB)の25年中の利下げ回数が少なくなる方が警戒された。米株価は、利下げ予想を織り込んで上がっていた部分が剥落してしまった。米長期金利も上昇して、ドル高円安が進む展開になっている。