2025年の視点:改善する貿易収支と加速するデジタル赤字、円相場の需給を検証=唐鎌大輔氏
2025年の円相場見通しのポイントに関し、言及したい論点は多岐にわたるが、今回は以前から本コラムでも重視している需給に絞って議論したい。以下では、需給分析の要となる経常収支を中心に25年のイメージを示す。
- オピニオン
コラム:USスチール買収阻止、背景に保護主義と技術革新のせめぎ合い
USスチールは、さまざまな意味で過去の重荷を背負っている。123年の歴史を持つこの金属メーカーは、老朽化した高炉から新型の電気炉への移行が利益を圧迫したため、買収の対象になりやすくなった。バイデン米大統領は、日本製鉄による約150億ドルでの買収を阻止する決定を下したが、これは主にこうした古い施設の運命を巡る争いの末のことだった。レガシー産業の保護は、今や超党派の執着事案だ。しかし、このような場当たり的な優遇措置は、消費者に不利益をもたらす危険性がある。
中国、公務員に10年ぶり大幅賃上げ 経済活性化策の一環
中国政府は、国内数百万人の公務員に対し異例の賃上げを実施した。関係者が明らかにした。減速する経済を下支えするための消費刺激策の一環とみられる。
- ワールド
トランプ氏、10日に量刑言い渡し 不倫口止め事件 収監はない見通し
米ニューヨーク州地裁の判事は3日、トランプ次期米大統領が有罪評決を受けている不倫口止め料不正処理事件を巡り、来週10日に量刑を言い渡すとの判断を下した。ただ、禁錮刑を科す考えはないとも述べた。