ててん日記

好きなものをマイペースに追いかける通行人Tの備忘録。

4th六角D2のサーブのフォームが大好きな話

 

*4th六角からダビデ沼に飛び込んだ人が書いています。 

*六角しか見えていません。

*ゆるゆるテニス部員だった昔の知識で書いているので間違いがあるかもしれません。

 

 

 

 

いよいよ、テニミュ4th比嘉公演が始まります。

先日(1/6)公演時間が発表されたのですが、まさかの3時間20分。真っ先に思ったのは、「六角VS比嘉のラリーを期待してもいいのでは?」ということでした。TLはバレーで盛り上がっていました、それも大歓迎。

バネさんダビデの試合描写を見れる可能性があると思うとわくわくします。

過去公演の感想メモには2人の打ち方の好きなところが沢山残っているのですが、フォームが変わっている可能性があるかも知れないと思い立ってしまったため今のうちに好きな所を残しておくことにしました。全部の打ち方を語るには開演まで時間が足りないので、一番大好きなサーブに絞ります。

 

バネさんのサーブ

六角公演:D2試合中いっぱい

BDだと、[01:18:53],[01:19:14],[01:59:55],[01:22:35],[01:22:48],[01:23:43],[01:23:55],[01:24:11],[01:24:27],[01:30:58],[01:31:23],[01:33:37]

立海公演:3位決定戦[BD/00:39:37]

 

バネさん・ダビデペアはバネさんのサーブから始まるので、見るチャンスは沢山あります。

初見の印象は「打点が高く、ラケットを振り上げた勢いをそのままボールに伝えていく綺麗なフォーム」でした。スイングもとっても速い。速すぎて桃城の「プロネーション(回内)…!~」って台詞がカットされた話は面白すぎました。(4thバネさん役の桐田君は軟式・硬式ともにテニス経験者です。)

 

バネさんのサーブのイメージはこんな感じ。

 

サーブのフォームについて一般に言われているのが、「肘をしっかりと伸ばして右肩の上やや前方でインパクト(球種によって位置は変わる)」、「前方に向けてスイングして左足に向けて通過させる」。バネさんのサーブはまさに理想だし、あのスピードで打ち込めるのはしっかり身体に定着しているということなので流石です。

また、彼のサーブの特徴の一つとしてトスを上げながら両足をそろえて打つ(フットアップ)スタンスがあります。足を寄せるメリットはジャンプしやすい=下半身の力をラケットに伝えやすいこと、打点を前にとれるためより速く相手に届くこと。つまり、スピードや威力のあるサーブを打ちやすい姿勢になります。バネさんのパワーをしっかり伝えられたサーブが飛んできたら、そりゃ人も吹き飛ぶよなぁ…。ちなみにデメリットは足を広げて立つ姿勢に比べて安定しないことです。

(ただフットアップスタンスは後ろ足を前に寄せることで体重移動がしやすいというものなのですが、4thバネさんは多分前足を後ろに下げてそろえています。)

 

この綺麗&速いバネさんのサーブ、観劇前に考えていたバネさんのテニスと一致していてとってもときめきました。遊びの中でテニスを学ぶ六角のフリーダムなテニスの中で、バネさんはTVの試合とかを参考にして少しだけフォームを研究するんじゃないかなーと。理論からがっつり考えるというよりは「もっとサーブの得点率あげたいんだよな。あ、この打ち方やってみるか」みたいなノリで試した結果、最終的に綺麗なフォームにたどり着きそう。得意科目数学だから、より得点につながるサーブを習得する流れで回転のかけ方とか考え始めると思っています。プレイの根っこの部分は本能じゃなくて頭で組み立てていくんだけど、それが表に出ないでパワーで吹き飛ばしていくタイプ。(個人の解釈です)

 

*****

 

ダビデのテニス

『Drive Your Dreams』で走りこみながら打ち込んだフォームを見た瞬間、テニプリの世界に入り込んだのかと思ったぐらい理想のダビデでした。私の中のダビデのテニスのイメージは、“自由なパワーテニス”。小さい頃から遊びの中でテニスを学んできたことは六角中の部員共通ですが、ダビデの特徴の一つでもある長いラケットを使っていること、マイペースさがあることから部員の中でも自由なプレイをするんだろうなーと。基本のフォームではなく、自分の打ちやすさを優先させるタイプだと思っています。

 

ダビデのサーブ

六角公演

氷帝との練習試合[00:11:34],[00:11:48],[00:12:00]

青学試合D2唯一のサーブ[01:28:10(ほぼ写ってない]

関立公演

3位決定戦[BD/00:39:48]←写ってません

エアテニス(日替わり)[BD/00:54:25-]もありますが、ラケットを持っていない&ジャンプしないので若干フォームも違います。

 

ダビデのサーブのイメージはこちら。

 

とっても自由なフォームで、なかでも特徴的なのがジャンプと打点です。

サーブのジャンプは打点を上げるためにやっているのではありません。ラケットを振り上げる時に勢いよく上に伸び上がった結果、地面を強く蹴った結果として足がコートから離れます。つまり、ラケットが上に振り上げられる動きと地面を蹴るタイミングが一致することでボールにより勢いを込めることができます。バネさんのサーブがそれ。

4thダビデのサーブは、ジャンプが先行しています

トスと同時にまず右足を引き上げ、左足で地面を蹴り上げる時にはかなり高い位置に右足が上がっている一方でまだラケットヘッドは下がったまま。つまり、下から上への体重移動の勢いはラケットに伝えられていません。その後、右大腿部は地面と平行を保ったまま身体を軸に回転し、同時に上半身も正面(ネット側)を向くようにねじります。この足と上半身の回転につられるようにラケットを持つ右手の肘、手首、最後にラケットが動いて、ボールがラケットに当たります(=インパクト)。ダビデのサーブは後半の動き、遠心力による勢いが込められているのだと思いました。図ではインパクトの瞬間のラケットヘッドは高い位置になっていますが、場合によってはラケットが横になっている時もありました。遠心力を優先した打ち方だとすれば納得です。

 

正直に言うと、基本とはかけ離れているし、ダビデの高さ(身長180cm)を活かせていないフォームです。

でも、それが良い。打ちやすさを優先させた、まさに六角らしい自由なフォームでした。

そもそも、綺麗なフォームと長いラケットで高い打点からのサーブを可能としていたら、氷帝鳳長太郎の「身長の高さを活かしたスカッドサーブ」みたいな得意技が生まれていたと思います。でも実際はそんなことはなくて、ダビデの得意技は『ダジャレ殺法』ですからね★そういった意味でも、基本に沿わない今回のフォームが正解だと思います。

原作では六角D2でダビデのサーブ描写はなくて、強いて言うなら最後のポイントのスマッシュの後ろ姿が唯一の情報源[20巻121頁]なのですが…右足、とっても上がっているんです。きっとあのフォームは、この一コマも大切にしてくれているんだろうなーと思いました。テニス初心者の栗原君が、基本フォームを学んだあと役の研究をして辿り着いた今回の打ち方。初見で「ダビデのテニスだ!」と鳥肌が立った瞬間は、ずっと忘れないと思います。

 

 

 

今回ノートに書き殴ったままだった好きなポイントを整理してみて、バネさん・ダビデのテニスが好きだと再確認しました。比嘉公演で彼らのテニスが見られるのかは分かりませんが、舞台上にいてくれるだけで万々歳です。ラケットを持ってくれたらボーナスポイント。

もう本編で見ることはないと思っていた4th六角の姿を、目に焼き付けてこようと思います。

 

 

4th関立でボールの拾い方に注目した話

*4thでダビデ沼に飛び込んだおたくが書いています。

*基本的にダビデしか見えていないので、他の人からしたら当たり前の景色が見えていないことがあります。

*イベントやオンライントークで聞いた情報についても書いています。

 

 

 

 

 

テニミュで見れるテニスが大好きな私。関東立海の公演期間も後半…素直に書くなら凱旋公演の休演日明けくらいに、やっと気付いたんです。

S3の二人、手じゃなくてラケットでボールを拾ってる時ある…!

(そんなの前からじゃん、って思う方も人いらっしゃると思いますが見逃してください)

 

何を言っているのか分からない人、[テニス ボールの拾い方]とかで検索してみてください。大量に動画が出てきます。

自分で検索したら、これが一番色んな例が出てきた気がします。硬式テニスの話じゃないけどボールが大きくて見やすい気がします↓

youtu.be

 

 

簡単にいうと、コートに転がるボールを「ラケットで叩いた反発を利用する」、「足とラケットではさんで持ち上げる」等でバウンドさせボールを手元に運ぶことです。バスケでも、床に転がったボールをバウンドさせて拾いますよね。そのラケット版みたいな感じです。

実際の試合中にこれが出来る利点は知りませんが、中学生の時とかサッとボールを掬いあげる先輩は上手そうに見えました。

 

 

テニミュでもラケットでボールを拾っていた

関東立海S3の高身長のお二人、上半身を大きく倒して拾う印象があったんですよね。でも、ある時ふとラケットを持つ手を地面に伸ばしていると思ったら、手首をひょいと曲げて…確かに、ラケットで拾い上げられるボールが見えました(幻覚)。その後気に掛けるようになったら、公演によってやる時とやらないときがあったので、その時の自然な流れで拾い方を変えていたのだと思います。

 

まさか他の子も…?と思って確認したら、すごかった。

・切原との草試合でしゃがまずにバウンドさせて拾う越前[BD/00:29:07]

・1年菊丸VS大石、ラケットにのせる菊丸(演じているのは戸塚くん)[BD/01:20:33]

・柳がヒョイっとヘッドで浮かせて左手でキャッチ[BD/02:05:14]

・S1、ラケットヘッドでボールをすくい上げる真田(大楽/配信には映っていない)

 

今まで気付かなかったのが不思議なくらい沢山の場面で、ラケットで拾っていました。

コメンタリー付き配信で富本くんが「拾い方も似せてくれていた(意訳)」と話していていたので、多分以前からやっていたのだと思います。

 

このリアルな拾い方をやっている人がいることを知って「ダビデの長いラケットで拾っているの見たかったな―。でも関立公演だとテニス描写短すぎるし拾うタイミングないから無理だよな―。」と落ち込んでいたら…まさかの…日替わりでやってくれました。

 

 

ダビデも!ラケット(透明)でボールを拾ってくれた

大楽の日替わり[BD/00:54:25-]は、ダビデVS神尾のダジャレの頂上決戦

3位決定戦をみながら「もうダビデがテニスしているところが見れないんだ…」って号泣したのに、まさかのエアテニスをしているところが見れました。大好きなサーブも。

 

そして、0-30となったタイミング。地面に向けたラケットでボールを飛ばし、顔の横でキャッチする姿がありました。[BD/00:57:27]

ちょっとの動きでボールを高く上げられるのは長いラケットだからこそ…です。足を使ってボールを持ち上げるとなるとダビデの長い腕+長いラケットだと脚の長さと合わない=グリップ持ち替える必要が出てくるから足を使わないスタイルにも完全同意。遠くのボールをラケットでクイッとすくい上げてのせるのも長いラケットに合うと思うんですけれど、彼が選んだ方法が正解です。

 

叫ばず咄嗟に口を押えた自分を褒めたいレベルで大興奮。他の登場人物がやっているのを知ってから、ダビデのあの長いラケットでどうやってボールを拾うのかとずっと考えていたので、「これが4thダビデのボールの拾い方なのか」と感動で震えました。

 

 

以上、“テニスあるある”なボールの拾い方をみせてくれて感動した話でした。願わくば、ラケットを実際にどうやって動かしているのかを見れる機会が欲しい…。祈るのは自由ですからね★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

ラケットでボールを拾う動作について「出演が決まってから錦織選手や海外選手の試合を見るようにしていた。ラケットで拾っていることに気付いて、経験者のキャストに相談したら“やるよー”と言われたから、だったらテニスプレイヤーのダビデもやるだろうと思って取り入れた」といったお話しをしていました。テニス初心者なのに、そんなところに自分で気付いて取り入れてくれるのがすごい…。好きです。

テニス経験者な某ツッコミ担当(?)にテニス部現役時代どうやって拾っていたか聞いたら、真っ先に出てきたのは足とラケットで挟んで高く持ち上げてキャッチでした。「どうだったかな~」と言いながらいくつもパターンが出てきて、”その時拾いやすいやり方で拾う”っていうテニス部らしさが出ていて最っ高でした。

4th関立を観て関東大会3位決定戦についてなんとなく考えた話

*4th六角からダビデ沼に飛び込んだ人が書いています。

*六角しか見えていません。

*イベントやオンライントークで聞いた情報についても書いています。

 

 

 

関東立海が終わった時、私の手元には六角戦の倍の枚数のチケット半券がありました。

テニミュにこんなに通う日が来るとは、自分でもびっくりです。

友人達からは「ダビデ台詞も少ないのによく通ったねー、やっぱり日替わり?」と言われました。確かに4thダビデ君はお笑いにも全力ですし、日替わりも安全安心クオリティでしたよね!

でも私の一番の楽しみは、3位決定戦でした。

 

 

 

第XX回全国中学生テニストーナメント関東大会男子団体の部 

3位決定戦 不動峰(東京)VS六角(千葉)

原作でこの組み合わせの試合の情報が得られる描写は、27巻155頁&156頁。

具体的な情報は「両校一歩も譲らず」S1まで縺れ込んだこと、「S1の橘VS佐伯が6-2で終わった」ことの2つだけです。

 

関東立海はただでさえボリュームあるし、ラリー1本でもダビデのプレイが見れたらいいなーと思いながらドキドキ開幕を待ちました。

 

 

テニミュ4thでの関東大会3位決定戦

軽快な音楽の中始まったテニミュ4thの不動峰VS六角は、バネさん&ダビデペア→葵→神尾の順でラリー描写がありました。

 

バネさんダビデのラリーはこんな感じ。相手不在だったので、打球のコースは立ち位置や目線で予想しています。

(相手コートからの返球は書かなければよかったと後悔しつつ直すのが面倒なので押し進めます。番号分かりにくい・・・)

■ラリー1本目

 ①バネさん右側サイドからサーブ

 ③サイドチェンジしたダビデがフォアで返球(多分ストレート)

 ⑤帰ってきたロブをバネさんが前に出てスマッシュ

 

■ラリー2本目

 ①ダビデ左サイドからサーブ

 ③左右サイドチェンジしたバネさんが左サイドからバックで返球

 ⑤ダビデがフォアで返球

 ⑦バネさんスマッシュ

 

このペアはバネさんサービスから始まるのでまさかダビデのサーブも見れるとは思いませんでした。2本とも、ダビデが崩してバネさんが決めるタイプのラリーでしたね。

バネさんダビデ共に軽快な動きで余裕がありそうな印象でした。2人が得意なパターンに流れをもっていくのは流石!でもサービスエース取られて終わるのではなくラリーを続けられている不動峰ペアも頑張っていました。

河村の波動球も桃城のジャックナイフも余裕で返してしまうバネさんダビデペアです。対不動峰で考えるなら相手は石田・桜井ペアで、3ゲーム落とすくらいで勝ってくれそう。

最初は間を置かずに剣太郎の試合描写が始まるからD1かなーと思っていたのですが。バネさんダビデは切り込み隊長的な印象があるのと、石田・桜井ペアが青学戦の時に河村・不二ペアとD2で試合していたから今回も初戦を飾りそうだなーと思いました。

 

 

葵剣太郎の試合はヘッドスライディングで拾いにいく描写がありました。あの剣太郎を走らせるショットを打てるのは、神尾・橘を抜けば伊武くんしかいないと思います。

神尾アキラの試合は、ひたすらダッシュ。苦しそうな描写もなく最後まで走り切っていたので勝利したのではないかと思いました。

原作の「両者一歩も譲らず」を最初に読んだとき、1試合ごとの取り合いを想像したので2試合連勝して2試合とられた場合でもそう表現されるのかは分かりませんが…観劇して想像した試合経過はこんな感じ。

 

いっちゃんは、組み合わせを色々と変える六角の中で唯一全試合ダブルスで出ているので、3位決定戦もきっとダブルス。

亮のプレイスタイルは「サーブ&ボレー」、得意技は「スカイハイボレー」となっています。よく分からなくてネットで技名を検索したけど「ホーネットダンス(相手のロブを高速トップスピンロブで返す)の別名」とか見かけてロブな可能性もあるみたいなので一旦考えるのを止めました。

一方の首藤は、得意技がショートクロス。気合を入れてコースを狙って神尾を走らせそうだと思いました。(そして最終的には神尾の走りが競り勝つのだと思います)

 

六角戦大楽のD2をみながら「テニスが見れないんだ」と涙したのに、こんなに早くテニスをしているバネさんダビデがみれるなんて。

ラリー1本でも見れたらすごいことだと自分に言い聞かせながら関立公演を迎えたら、こんなにしっかりダブルス描写をみれるなんてもう…。本当に感謝感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

3位決定戦の組合せは、三浦さんが書き出して「こうかもしれないけどどう?」とキャストにも確認してくれたそうです。六角側もキャラクターごとの得意ショットとかを踏まえて〇〇はSだと思う、等々話し合ったそうで。そうした検討を重ねてつくりあげられたのがあの三位決定戦かと思うと、観に行って良かったと改めて思いました。勿論、対戦相手を見据えながらテニス描写を練っていたようで…石田君達とのパワー勝負見たかったー!

 

 

テニミュ4th六角D2の試合をみてタイブレークについて考えてみた話

*4th六角からダビデ沼に飛び込んだ人が書いています。

ダビデ(と六角)しか見えていません。

*イベントやオンライントークで聞いた情報についても書いています。

 

 

 

 

前回、4th六角D2が好きすぎてスコア表を書きました。

jeghetert.hateblo.jp

 

 

スコア表を書きだしてみると、具体的なラリーが描かれていなかったポイントが当然出てきます。5ゲーム連取したあとに5ゲーム取り返されて、精神的にかなり辛かっただろう六角ペアが、その後どんな試合を展開したんだろう…と考えたことが一度や二度ではありません。

6ゲーム連続で取り返されたされたらそのままの勢いで負けてしまいそうだから、先に6ゲーム目を取ったのは六角なのかなーとか。

タイブレークは競っていたのか、後半はフラフラで拾うのがやっとだったからすんなり取られてしまった可能性もあるのかなーとか。

特にタイブレークについて色々と想像が止まらなくなってしまったため、考えをまとめるために情報を整理しました。

 

タイブレークのルール

タイブレークとは

テニスの試合でワンセットマッチの場合、「“相手に2ゲーム以上の差をつけて”6ゲーム先取」が勝利の条件になります。「6-4」なら試合終了となりますが、「6-5」の場合はあと1ゲーム取らなければ勝利となりません。追加で1ゲーム獲得し「7-5」となれば試合終了、相手に1ゲームとられてしまい「6-6」となった場合、タイブレークに突入となります。

 

◆ポイントの数え方

タイブレークは得点の数え方が変わります。それまで「0,15,30,40」と数えて1ゲームだったポイントを「1・2・3・・・」と数え、7ポイント先取になります。ここでも「2ポイント差をつける」という条件は変わりません。選手の実力が拮抗している場合2ポイント連続獲得が難しいため、某部長対決の「35-37」という試合がうまれてしまったりするわけです。

 

◆サーブ

また、タイブレークではサーブを打つ順番も通常とは異なるルールになります。1ゲーム毎に交代で打っていたサーブを、最初のポイント以外2ポイントずつ交代で打つルールです。

ダブルスだと更にややこしいのですが、ABvsCDの試合でACBDの順でサービスゲームが進行していた場合、タイブレークでも同様にACBDの順でサーブを行います。最初だけは1ポイントでサーバーが交代になるルールなので、

1ポイント目:A(右サイド)
2ポイント目:C(左サイド)
3ポイント目:C(右サイド)
4ポイント目:B(左サイド)
5ポイント目:B(右サイド)
6ポイント目:D(左サイド)
7ポイント目:D(右サイド)
8ポイント目:A(左サイド)
…以降決着がつくまで順番にサーブを回します。
 
 
4th六角の試合
ルールを踏まえて、4th六角D2の試合をみてみます。
バネさんダビデvs河村桃城
5ゲーム目以降にサーブをした順番を参考にすると、バネさん桃城ダビデ河村の順でタイブレークでもサーブをすることになります。
 
1ポイント目:バネさん(右サイド)
2ポイント目:桃城(左サイド)
3ポイント目:桃城(右サイド)
4ポイント目:ダビデ(左サイド)
5ポイント目:ダビデ(右サイド)
6ポイント目:河村(左サイド)
7ポイント目:河村(右サイド)
8ポイント目:バネさん(左サイド)
9ポイント目:バネさん(右サイド)
10ポイント目:桃城(左サイド)
…となります。最後にサーブをしたのは、我らがバネさんでした。
 
 
検討
バネさんサーブで始まりバネさんサーブで終わる」という情報
「2ポイント差をつけて7ポイント先取」というルール
この2つを合わせて考えていきます。
 
1.青学が7ポイント先取した場合
バネさんに2周目のサーブが回ってくるのは8ポイント目と9ポイント目なので、両校の獲得ポイントの合計がその数字になるように計算すると「1-7」と「2-7」が候補となります。
 
2.2ポイント差かつ8ポイント以上で青学が勝利する場合
バネさんのサーブは8ポイント毎に回ってくるため、両校の最終得点の合計は8の倍数(左サイドでのサーブ)もしくは8の倍数+1(右サイドでのサーブ)になります。
 
①バネさん右サイドからのサーブ(17ポイント目、25ポイント目etc)で決着がつく場合
バネさんが右サイドからサーブ、かつ2ポイント差をつけられる得点は存在しません。 
 
②バネさん左サイドからのサーブで決着がつく場合
*4th六角D2最後のポイントはバネさん左サイドからのサーブでした。
なんとなくの計算式を考えてみると、以下になります。
 
バネさんダビデペアの最終得点をn、両校の合計得点を8x(8の倍数)とすると
バネさんダビデペアの点数+河村桃城ペアの点数=n+(n+2)=8x 
2n=8x-2
n=4x-1 となります。
xに何周目のバネさんのサーブかを代入して計算すると、
7-9,11-13,15-17,19-21,23-25,27-29,31-33,35-37,39-41…と候補が沢山でてきます。
(筆者は算数苦手なので確認のためにEXCELにばばーっと打ち込んでみました。多分合ってる。)
 
バネさんダビデペアの肉体・精神的疲労度や試合の展開を考えると、「7-9」や「11-13」くらいで決着が着きそうだと予想しました。20点台まで根性見せてくれたのならそれはそれで惚れる…。
 
この試合は最後、ダビデのスマッシュがアウトになって終わります。ミスをしたら負ける場面で「とりあえずコート内にボールをいれればいい」ではなく、最後まで攻めの姿勢を貫いているところが格好良すぎるんですよ!
あの2人ならタイブレークから再度自分たちを奮い立たせて、最後までどちらが勝つのか分からないギリギリの試合展開を見せてくれたんだろうなーと想像しています。
 

結論

4th六角D2におけるタイブレークのポイント数の候補は
①1-7 ②2-7 ③7-9 ④11-13 ⑤15-17...と沢山ありますが、試合展開踏まえると③か④くらいがいいなぁと思います(願望)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

おまけ

六角戦の感想を伝えている時にふとタイブレークのことを思い出して、「最後まで競っているんだろうなと思っていた。」と最後の一打まで諦めない熱を感じたと伝えたことがあります。「タイブレークのポイント数は話し合って、具体的に数字を決めて試合をしていた」、「自分たちも最後まで競っていると思っていた」ということを教えていただきました。
競ってるかどうかだけではなく具体的なポイントまで決めて取り組んでいたの凄すぎるさすが!と震えたし、試合を見て「最後まで諦めずポイントの取り合いをしている」と感じたことと演者側の考えが一致していて嬉しかった思い出です。

テニミュ4th六角D2の試合をスコア表に書き出してみた話

 

ミュージカルテニスの王子様(以下テニミュ)4thシーズン、比嘉公演まであと少し。

原作にない試合をみることができるわくわくが抑えきれなくなってきたので、観劇前に過去の試合について残しておきたいと思い書きました。

 

◆観劇or観戦

実はテニミュが始まった当時、素振りのフォームやサーブの時の立ち位置等色々が許容できなくて苦手意識がありました(幼かったなぁ…)。数年後色々あってテニミュが好きになり、ついに通うようになったものの、それは”ミュージカル”として楽しめるようになったからで”テニス”については意識的に感想を持たないようにしていたんです。

 

そんな私が約10年ぶりにテニミュ本編を観劇して好きなキャラクターと出会い、勢いで遠征までして。数公演分溜まった観劇メモを整理しようと読み直して驚きました。

「今日はセンターに寄りすぎてたから抜かれても仕方がない」

「あれだけストレート警戒してたのに抜かれたのはかなり悔しいと思う」

試合に関するメモがいっぱいだったし、同じポイントのラリーでも、公演によって感想が違う。「あれ、私は観劇じゃなくて観戦に行ってる…?」と思うくらい、いつの間にか”テニス”を楽しんでいる。それならば試合の感想もしっかり残したいと思って感想メモの方法を検討し始めました。

 

◆感想メモの残し方

普段の感想は「~の時〇〇と〇〇に肩組まれてたけどされるがままだった」といった風に「いつどこで誰と何を」をひたすら書いています。

でも、試合は1セットマッチ、4th六角D2の試合時間(審判のコール基準)は約15分もある。文章だけでラリー展開を書いても後から見たときに分かりにくいよなーと考え、最初は選手4人の動きを図で書き出してみました。結果、ラリー内容は分かりやすくなったしこれはこれで大切なメモだけれど、私が残したいのは試合展開ではなく1ポイントごとの感想です。

『テニス 試合 記録』で検索をかけたところ様々な記録方法が出てきて、そこでようやく現役時代に書いていたスコア表の存在を思い出しました。

 

◆やったこと

作業はざっくり以下の工程になります。
 1.試合中のラリーを書き出す
 2.スコア表に反映させる
 3.原作と比較してみる

そして完成したスコア表がこちら。(字が汚いのは許してください)

スコア表

ここではなんとなくの雰囲気を伝えたいだけなので文字は読まないで大丈夫です(読まないで下さい)。

 

今回の試合は前半に六角ペアがポイントを重ねたお陰で用紙の下半分が余っていたため、空白部分に1ポイントごとの感想を書き込むことができました。書きたい感想のタイプがあったので2種類作っています。

 

①実際に観戦(観劇)しながら叫んでいいなら叫びたかった声かけ

ダビデ、サイド抜かれるかと思ったけど良い反応!」「バネさん(1個前のショット)よく返した!」などなど、応援側がフェンスの外から声を掛けるようなやつです。“スコア表に残らないナイスプレイ”を書き込みました。

ダビデについての感想

「ロブのポーズ完璧!原作!」等演技についての感想を書きました。好きな部分が多すぎて一行では収まりきらず、吹き出しが大量発生しています。(上で載せたのはこちら)

 

5ゲーム連取後、5ゲーム取り替えされるのは、本当にメンタルやられます。でも、追いつかれてから1ゲーム取り返し、タイブレークまで持って行くバネさんとダビデは本当にすごいなーと毎試合惚れ直していました。

 

スコア表を書き出す手順の詳細

この後は作業内容の説明になりますので、時間があって心の広い方だけお進み下さい。

 

1.試合中のラリーを書き出す

「誰がどんなコースに打って、それぞれのペアがどう移動したのか」を配信をみながらざっくりメモします。(実際はスコア表を書こうと思いつく前にやっていました)
例えば5ゲーム目(4-0)の最初のポイントのメモはこちら。[BD/01:23:42]

  1. バネさんがフォアサイドからサーブ
  2. 河村がクロスにレシーブ
  3. ダビデがスマッシュ(「スマッシュしまっす」)
    (※図だとスマッシュがアウトに見えるけど得点は六角です)

このように4人の立ち位置と移動を図に書いて、文字で打ち方をメモする形で全プレイを書き出しました。配信に映っていない部分は、実際の観劇の記憶や他の配信で補完しています。

 

2.スコア表に書き写す
スコア表は、学生時代に実際に使用していたものを思い出しながら作成しました。
 ・左から右に向かって記載する
 ・得点時は上に、失点時は下に向かって斜めに線を引く
上記のルールに基づいて書くことで、連続ポイントの時は線が急上昇(もしくは急下降)するし、競っているときはギザギザになるため、パッと見て試合の流れが掴めるようになっています。試合後「この連続失点から流れが変わった」といった風に振り返るための大事な記録です。(現役時代はショットの種類とか色々書くことがありましたが省略)

 

3.原作と比較してみる
台詞の字を確認するために原作を読んだら「あれ、このセリフここでいうんだっけ?」と気になった為、原作との比較もしてみました。

 

手書きだとあまりに字が崩れていたので上部分だけ(感想部分を省いて)PCで作成しなおしたものがこちら。◢に塗りつぶされているところが原作と完全一致の部分です。

スコア表

◆スコア表を記載してみた結果

原作との明確な違いは以下の3点でした。

  • 「スマッシュしまっす」を言うタイミング
  • ダッシュ波動球をやるタイミング
  • 6ゲーム目(5-0)のサーバー(原作だと河村に見えるがポイントを踏まえると桃城サービスが合っている)

ラリーを追加して、よりリアルな試合を舞台上でみせてくれている。「テニミュは原作ではみられない試合をみせてくれるんだ」と改めて実感しました。原作を大切にしていることは知っていたけれど、こんなにも丁寧に原作を繋ぎ合わせているとは。

試合によってはラリーや台詞が削られていたりすることもあるかもしれないけれど、少なくともこの試合については、こんなにも充実した試合を見せてくれて大感謝です。

 

以上、試合中の思いを細かく残したいがためにスコア表に書き出してみたけれど、原作の一コマずつを大切につないで熱い試合を繰り広げているのだとはっきりと分かって「テニミュってすごい」と改めて思いましたという日記でした。

 

 

◆おまけ:個人的に大好きなラリー3つ

1.4ゲーム目(3-0)、30-0 [BD/01:23:05]

  1. 河村サーブ
  2. バネさんがバックでリターン
  3. 桃城がバックで返球
  4. ダビデが桃城の更に外側に打ち込む

これコースがかなりえげつなくて、実際にここに打たれたら取れないよなーと毎回ときめいているポイントでした。ボール(光)がヒュン!って。叫んでいいなら全力で「ナイスコース!」と伝えたい最高のショットでした。

 

2.5ゲーム目(4-0)、40-0 [BD/01:24:26]

  1. バネさんバック(左)サイドからサーブ
  2. 桃城がストレートにレシーブ
  3. バネさんが移動してストレートに返球
  4. 桃城がクロスに返球
  5. ダビデがロブをあげる(青学2人とも前に出ている頭上を通して得点)

このポイントは、ダブルス感があって大好きでした。サーブを逆サイドの深めに返されて六角ペアのポジションが入れ替わるところがもう最高で。サイドチェンジする時にダビデがチラッとボールを目で追う時と全く見ないときがあって、どっちもありだなーと思いながら見ていました。あと最後のダビデのボレーの体勢が原作そのままで最高。

 

3.8ゲーム目(5-2)、0-15 青学ツーバック陣形の時 [BD/01:29:30]

  1. 河村サーブ
  2. ダビデがレシーブして前に詰める
  3. 桃城がロブを上げる
  4. バネさんがフォローに入るが「河村がネットに詰めてきている」と聞いてロブを上げる
  5. 桃城がドロップショット

このポイントは全体の流れが原作にも描かれているものになりますが、バネさんがショットをロブへ切り替えるところ、そしてダンクスマッシュに備えて後ろに走る時のダビデ(ボールから目を逸らさず体を横に向けて大きな歩幅で走る)が最高でした。公演を重ねるごとに後ろに下がる動きがスムーズになっているし、そこから前に落とされた時の動きの切り替えもリアルで試合のドキドキ感がすごかったです。

 

 

 

これ以外にも大好きなラリーがいっぱいあるので、ゲーム内容について語れる友人募集中です。

比嘉公演、六角の試合はどのくらいみれるのか…バネさんダビデペアのラリーが1本でも見れたらいいなぁと思いつつ、幕が上がるのを待ちます。