*4th六角からダビデ沼に飛び込んだ人が書いています。
*六角しか見えていません。
*ゆるゆるテニス部員だった昔の知識で書いているので間違いがあるかもしれません。
いよいよ、テニミュ4th比嘉公演が始まります。
先日(1/6)公演時間が発表されたのですが、まさかの3時間20分。真っ先に思ったのは、「六角VS比嘉のラリーを期待してもいいのでは?」ということでした。TLはバレーで盛り上がっていました、それも大歓迎。
バネさんダビデの試合描写を見れる可能性があると思うとわくわくします。
過去公演の感想メモには2人の打ち方の好きなところが沢山残っているのですが、フォームが変わっている可能性があるかも知れないと思い立ってしまったため今のうちに好きな所を残しておくことにしました。全部の打ち方を語るには開演まで時間が足りないので、一番大好きなサーブに絞ります。
バネさんのサーブ
六角公演:D2試合中いっぱい
BDだと、[01:18:53],[01:19:14],[01:59:55],[01:22:35],[01:22:48],[01:23:43],[01:23:55],[01:24:11],[01:24:27],[01:30:58],[01:31:23],[01:33:37]
立海公演:3位決定戦[BD/00:39:37]
バネさん・ダビデペアはバネさんのサーブから始まるので、見るチャンスは沢山あります。
初見の印象は「打点が高く、ラケットを振り上げた勢いをそのままボールに伝えていく綺麗なフォーム」でした。スイングもとっても速い。速すぎて桃城の「プロネーション(回内)…!~」って台詞がカットされた話は面白すぎました。(4thバネさん役の桐田君は軟式・硬式ともにテニス経験者です。)
バネさんのサーブのイメージはこんな感じ。
サーブのフォームについて一般に言われているのが、「肘をしっかりと伸ばして右肩の上やや前方でインパクト(球種によって位置は変わる)」、「前方に向けてスイングして左足に向けて通過させる」。バネさんのサーブはまさに理想だし、あのスピードで打ち込めるのはしっかり身体に定着しているということなので流石です。
また、彼のサーブの特徴の一つとしてトスを上げながら両足をそろえて打つ(フットアップ)スタンスがあります。足を寄せるメリットはジャンプしやすい=下半身の力をラケットに伝えやすいこと、打点を前にとれるためより速く相手に届くこと。つまり、スピードや威力のあるサーブを打ちやすい姿勢になります。バネさんのパワーをしっかり伝えられたサーブが飛んできたら、そりゃ人も吹き飛ぶよなぁ…。ちなみにデメリットは足を広げて立つ姿勢に比べて安定しないことです。
(ただフットアップスタンスは後ろ足を前に寄せることで体重移動がしやすいというものなのですが、4thバネさんは多分前足を後ろに下げてそろえています。)
この綺麗&速いバネさんのサーブ、観劇前に考えていたバネさんのテニスと一致していてとってもときめきました。遊びの中でテニスを学ぶ六角のフリーダムなテニスの中で、バネさんはTVの試合とかを参考にして少しだけフォームを研究するんじゃないかなーと。理論からがっつり考えるというよりは「もっとサーブの得点率あげたいんだよな。あ、この打ち方やってみるか」みたいなノリで試した結果、最終的に綺麗なフォームにたどり着きそう。得意科目数学だから、より得点につながるサーブを習得する流れで回転のかけ方とか考え始めると思っています。プレイの根っこの部分は本能じゃなくて頭で組み立てていくんだけど、それが表に出ないでパワーで吹き飛ばしていくタイプ。(個人の解釈です)
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ダビデのテニス
『Drive Your Dreams』で走りこみながら打ち込んだフォームを見た瞬間、テニプリの世界に入り込んだのかと思ったぐらい理想のダビデでした。私の中のダビデのテニスのイメージは、“自由なパワーテニス”。小さい頃から遊びの中でテニスを学んできたことは六角中の部員共通ですが、ダビデの特徴の一つでもある長いラケットを使っていること、マイペースさがあることから部員の中でも自由なプレイをするんだろうなーと。基本のフォームではなく、自分の打ちやすさを優先させるタイプだと思っています。
ダビデのサーブ
六角公演:
氷帝との練習試合[00:11:34],[00:11:48],[00:12:00]
青学試合D2唯一のサーブ[01:28:10(ほぼ写ってない]
関立公演︰
3位決定戦[BD/00:39:48]←写ってません
エアテニス(日替わり)[BD/00:54:25-]もありますが、ラケットを持っていない&ジャンプしないので若干フォームも違います。
ダビデのサーブのイメージはこちら。
とっても自由なフォームで、なかでも特徴的なのがジャンプと打点です。
サーブのジャンプは打点を上げるためにやっているのではありません。ラケットを振り上げる時に勢いよく上に伸び上がった結果、地面を強く蹴った結果として足がコートから離れます。つまり、ラケットが上に振り上げられる動きと地面を蹴るタイミングが一致することでボールにより勢いを込めることができます。バネさんのサーブがそれ。
4thダビデのサーブは、ジャンプが先行しています。
トスと同時にまず右足を引き上げ、左足で地面を蹴り上げる時にはかなり高い位置に右足が上がっている一方でまだラケットヘッドは下がったまま。つまり、下から上への体重移動の勢いはラケットに伝えられていません。その後、右大腿部は地面と平行を保ったまま身体を軸に回転し、同時に上半身も正面(ネット側)を向くようにねじります。この足と上半身の回転につられるようにラケットを持つ右手の肘、手首、最後にラケットが動いて、ボールがラケットに当たります(=インパクト)。ダビデのサーブは後半の動き、遠心力による勢いが込められているのだと思いました。図ではインパクトの瞬間のラケットヘッドは高い位置になっていますが、場合によってはラケットが横になっている時もありました。遠心力を優先した打ち方だとすれば納得です。
正直に言うと、基本とはかけ離れているし、ダビデの高さ(身長180cm)を活かせていないフォームです。
でも、それが良い。打ちやすさを優先させた、まさに六角らしい自由なフォームでした。
そもそも、綺麗なフォームと長いラケットで高い打点からのサーブを可能としていたら、氷帝の鳳長太郎の「身長の高さを活かしたスカッドサーブ」みたいな得意技が生まれていたと思います。でも実際はそんなことはなくて、ダビデの得意技は『ダジャレ殺法』ですからね★そういった意味でも、基本に沿わない今回のフォームが正解だと思います。
原作では六角D2でダビデのサーブ描写はなくて、強いて言うなら最後のポイントのスマッシュの後ろ姿が唯一の情報源[20巻121頁]なのですが…右足、とっても上がっているんです。きっとあのフォームは、この一コマも大切にしてくれているんだろうなーと思いました。テニス初心者の栗原君が、基本フォームを学んだあと役の研究をして辿り着いた今回の打ち方。初見で「ダビデのテニスだ!」と鳥肌が立った瞬間は、ずっと忘れないと思います。
今回ノートに書き殴ったままだった好きなポイントを整理してみて、バネさん・ダビデのテニスが好きだと再確認しました。比嘉公演で彼らのテニスが見られるのかは分かりませんが、舞台上にいてくれるだけで万々歳です。ラケットを持ってくれたらボーナスポイント。
もう本編で見ることはないと思っていた4th六角の姿を、目に焼き付けてこようと思います。