ながら
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日本語
[編集]助詞
[編集]ながら【乍ら】(名詞・体言接続、形容動詞語幹接続、動詞・動詞系助動詞連用形接続、形容詞終止形接続)
- ~の性質そのままに。
- ~とともに、~しつつ、~と同時に。
- ~ではあるが。
- われながら
- 『今日はお精進かい?』とでも、箸を取りかけながら夫がいはうものなら、お里はそれが十分不足を意味してるのではないと知りながら、『だつて今月の末が怖いぢやありませんか。』と、忽ち怖い顏になつて聲を荒だてる。(水野仙子 『神樂阪の半襟』 引用の後者、前者は語義2)
- 汽車では一車室全体が独占され、そのなかでブランコ乗りは不十分ながらなんとかふだんの生活のしかたにかわるように、旅のあいだ上の網棚で時を過ごす。(フランツ・カフカ 原田義人訳『最初の苦悩』)
- 特定の場所へ行かなければ見られないという苛酷な制限が映画の本質であるかどうかはまだ疑問としておきたいが、残念ながら現在のところでは映画の普及率は新聞雑誌やラジオの浸透性には及びもつかないのだという簡単な事実に今さら私は眼を見張つているのである。(伊丹万作 『映画の普及力とは』)
- ~とも、~すべて。
- その主人は桑原家の二度目の養子で、子息達は三人ながら彼の実子ではなかつた。(牧野信一 『淡雪』)
造語成分
[編集]- 他のことと同時に行うことを表す。
- ながら勉強