三重県
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三重県に関する引用句集。江戸時代には伊勢、志摩、伊賀、紀伊(東端のみ)の4つの地域に分かれていた。
伊勢
[編集]桑名に関する引用句は「桑名」の項も参照のこと。
- 桑名の殿さま ヤンレー ヤットコセー ヨーイヤナ 桑名の殿さん 時雨で茶々漬(ちゃちゃづけ) ヨーイトナー アーレワ アリャリャンリャン ヨイトコ ヨイトコナー
あれは当麻(たいま)の あれは当麻の 中将姫だよ
泣き泣き入れるは 泣き泣き入れるは 六条さんの賽銭箱
源氏は白旗 平家は赤旗 天保山(てんぽうざん)は沖の旗
やれ出るそれ出る やれ出るそれ出る 矢橋(やばせ)の舟だよ
- その手は桑名の焼き蛤
- 地口
- 「その手は喰わない」と「桑名の(名物の)焼き蛤」を掛けたもので、「その手にはひっかからない」ことを意味する。
- 桑名本統寺にて
- 冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす
- 『野ざらし紀行』松尾芭蕉
- 冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす
- 草の枕に寝あきて、まだほの暗きうちに浜のかたに出て、
- 明ぼのやしら魚白きこと一寸
- 『野ざらし紀行』松尾芭蕉
- 明ぼのやしら魚白きこと一寸
- 宮人よ我名を散らせ落葉川
- 『笈日記』松尾芭蕉
- 芭蕉が多度大社へ参詣した際に詠んだ句。
- 江戸の灯りは伊勢で持つ
江戸の灯りは伊勢のなたねで持つ- 俗謡
- 灯りに用いる菜種油の主要産地は、現在の桑名市長島町など三重県であった。
- うき我をさひしからせよ秋の寺
- 大智院(桑名市長島町)で松尾芭蕉が詠んだ挨拶句
- 『嵯峨日記』の「うき我をさひしからせよ閑古鳥」の初案
- 伊勢は津で持つ 津は伊勢で持つ 尾張名古屋は 城で持つ
- 民謡『伊勢音頭』
脚注
[編集]- ↑ 『日本民謡集』 町田嘉章、浅野建二 編、岩波書店〈岩波クラシックス〉、1983年、246頁。2009年5月15日閲覧。
外部リンク
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