SBクリエイティブ
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(SBクリエイティブ株式会社から転送)
本社が入居する住友不動産虎ノ門タワー | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒106-0032 東京都港区虎ノ門2丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー 北緯35度39分57.6秒 東経139度44分12.7秒 / 北緯35.666000度 東経139.736861度座標: 北緯35度39分57.6秒 東経139度44分12.7秒 / 北緯35.666000度 東経139.736861度 |
設立 | 1999年3月24日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3010401041317 |
事業内容 |
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代表者 | 代表取締役社長 土橋康成 |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
12億9,960万6,000円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
127億1,113万5,000円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 247名[2] |
主要株主 | SBメディアホールディングス 100% |
主要子会社 | ツギクル |
外部リンク |
www |
SBクリエイティブ株式会社(英: SB Creative Corp.)は、デジタルコンテンツ事業、出版事業、企画制作事業などを主な事業とする日本の企業。ソフトバンクの子会社であるSBメディアホールディングスの完全子会社。
IT関連書籍やビジネス書、実用書、ライトノベルなどの出版、ハーレクインコミックの電子書籍配信[3]、デジタルサイネージ、ビジネス関連サイトを手掛ける。
概要
[編集]創設当時の日本ソフトバンク(現、ソフトバンクグループ)の出版部がその前身となっており、「Oh!PC」などに代表される、当時は珍しかったパソコン機種別の雑誌を発行。以後も「Beep」「C MAGAZINE」などの雑誌を発行してきている。
2005年に、ソフトバンクパブリッシングやソフトバンク・メディア・アンド・マーケティングなどが合併し、ソフトバンク クリエイティブ株式会社となった。2013年に現在の社名に商号変更している。(詳しくは、沿革を参照)
2006年には、GA文庫(ライトノベル)とSB新書(一般新書)、サイエンス・アイ新書(科学新書)、2007年にはソフトバンク文庫(一般文庫)を発刊するなど、当初のコンピュータ系出版社から総合出版社への転身を図った。以降はビジネス書・啓発書の刊行も多い。
2022年1月に自社の漫画レーベル「GAコミック」が各種コミックアプリ等で配信を開始し[4]、2017年2月15日発売「WHITE ALBUM2 (4)」以来約5年ぶりに漫画出版事業に参入した。
沿革
[編集]- 1981年 - 孫正義によってパソコンソフト卸会社、日本ソフトバンクとして設立。
- 1982年 - 出版部を設立、「Oh!PC」「Oh!MZ」を創刊。
- 1990年 - ソフトバンク株式会社に商号変更。
- 1999年
- 3月 - ソフトバンク株式会社の出版事業部の分社化によりソフトバンク パブリッシング株式会社を設立。
- 12月 - 100%子会社としてソフトバンク・ジーディーネット株式会社(現・アイティメディア株式会社)を設立。
- 2000年
- 3月 - 米LaunchMedia社、ヤフー株式会社、株式会社東京放送との共同出資で音楽情報サイトを運営するロンチ・ジャパン株式会社を設立[5]。
- 3月 - ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社に商号変更し、出版事業をソフトバンク パブリッシング株式会社(二代目法人)に分社して、純粋持株会社へ移行。
- 5月 - 本社を赤坂に移転。
- 7月 - 米ウェブエムディ社との共同出資で医療情報サービスを提供するウェブエムディ株式会社を設立[6]。
- 7月 - 米Rivals.com社との共同出資でスポーツ情報サイトを運営するライバルズ株式会社を設立[7]。
- 10月 - ソフトバンク パブリッシング株式会社と株式会社オービスの共同出資で会員制競馬情報サービス提供する合弁会社株式会社ジャジャ・エンタテイメントを設立[8]。
- 2004年3月 - ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社を存続会社として子会社株式会社コンパス、ライバルズ株式会社、株式会社バークスを吸収合併。
- 2005年
- 8月 - 株式移転により完全親会社、ソフトバンク メディアマーケティング ホールディングス株式会社(現・SBメディアホールディングス株式会社)を設立。
- 10月 - ソフトバンク パブリッシング株式会社及びSBMMクリエイティブ株式会社と合併し、ソフトバンク クリエイティブ株式会社に商号変更[9]。
- 2006年
- 1月 - GA文庫を創刊。
- 3月 - ソフトバンク新書を創刊。
- 10月 - サイエンス・アイ新書を創刊。
- 2007年
- 2009年8月 - 韓国でハーレクインコミックスの電子配信を開始。
- 2010年
- 5月 - 「2010 FIFAワールドカップ」の日本国内における携帯電話向け動画の独占配信権を取得。
- 8月 - 日本と韓国のデジタルサイネージ事業に関する韓国2社との基本合意。
- 2011年
- 6月 - 本社を六本木に移転。
- 6月 - オリックス株式会社とデジタルサイネージ事業の戦略的パートナーとして業務提携。
- 2012年03月 - 「ゲーマガ」を休刊し雑誌出版から撤退。
- 2013年10月 - SBクリエイティブ株式会社に商号変更。
- 2014年1月 - インテル株式会社の協力を受け、小売店向けデジタルサイネージ「インテリジェント・シェルフ」を開発。
- 2016年4月 - 子会社としてツギクル株式会社を設立。
- 2017年2月 - 鹿児島県錦江町とサテライトオフィス利用促進のための環境整備に関する共同研究を開始。
- 2018年2月 - 女性向けの総合電子書籍サイト「ロマンスブックカフェ」を株式会社アクセルエンターメディアに譲渡[10]。
- 2019年8月 - 金融の未来を見通すメディア「FinTech Journal」を創刊[11]
- 2020年
- 2021年
- 4月 - デジタルサイネージメディア向けオリジナルコンテンツの配信を開始
- 7月 - クラウド型の遠隔サイネージマネージメントシステム「BeyondCAST(ビヨンドキャスト)」の販売を開始[14]
- 10月 - 中国の電子コミックを日本国内に取次配信開始
- 2022年
- 1月 - GAコミックを創刊。
- 3月 - サイネージマネージメントシステム「BeyondCAST」を活用し、景品と連動した「ファンタジーメディア」の提供を開始
- 2023年
- 3月 - SBペイメントサービス株式会社、株式会社イトーキとの共同で、グローバル・ソリューションズ株式会社が運営するキッズテーマパーク「ハピピランド横浜アソビル店(神奈川県横浜市西区高島)」にて、世界初の空中タッチパネル付き遊具の常設展開および空中タッチパネルでのプロモーションをリテールメディアの一形態として開始[15]。
- 6月 - 未来の製造業を新定義するメディア「Seizo Trend(セイゾウトレンド)」を創刊。
- 12月 - 本社を虎ノ門に移転。
主な発行物
[編集]発行・発売書籍
[編集]小説
[編集]新書
[編集]- SB新書
- サイエンス・アイ新書
- SBビジュアル新書
コミック
[編集]- GAコミック
過去に刊行されていたレーベル
[編集]- SB Comics
- TOKYOPOPコミックス(TOKYOPOP企画・編集)
- コミデジコミックス(ブロッコリー編集、モビーダ・エンターテインメント→フレックスコミックス発行、2008年12月を以って新規刊行終了)
- Flex Comix(フレックスコミックス発行、2011年11月を以って新規刊行を終了しほるぷ出版へ移行)
- アルカナコミックス
過去に発行されていた雑誌
[編集]- Oh!PC(1982年6月号で創刊、2000年8月号で休刊)
- Oh!98(Oh!PCの別冊として刊行。1986年 - 1988年)
- Oh!88(Oh!PCの別冊として刊行。1987年 - 1988年)
- Oh!MZ→Oh!X(1982年6月号で創刊、1987年12月号から改題、1995年12月号で休刊、1998年~2001年まで復刊)
- Oh!FM→Oh!FM TOWNS(1983年冬号で創刊、1991年10月号から改題、1996年2月号で休刊)
- Oh!HC(1982年冬号で創刊、1986年夏号で終刊)
- Oh!55(1983年創刊、1984年休刊)
- Oh!PASOPIA(1983年創刊、1987年休刊)
- Oh!16(1984年創刊、1987年休刊)
- Oh!Hitbit(1984年創刊、1987年休刊)
- THE COMPUTER(1987年創刊。1992年9月号で休刊))
- Oh!Dyna(1990年創刊、1994年2月号で休刊)
- THE SOFTBANK(1982年春号で創刊、1984年冬号で休刊)
- パソコン・マガジン
- 月刊PC
- PC music(1996年創刊、1997年休刊)
- MacUser日本版
- Beginners'Mac
- ゲーマガ(旧:Beep→BEEP! メガドライブ→SEGA SATURN MAGAZINE→Dreamcast Magazine→ドリマガ、1984年創刊、2012年5月号で休刊)
- Theスーパーファミコン→スーパー64
- ザ・プレイステーション→ザ・プレイステーション2
- GAME BLAST
- アーケードゲームMagazine
- RASPBERRY
- ビジネススタンダード
- PC WEEK日本版(1990年創刊、1999年休刊。販売は定期購読契約による直送制[16])
- 暮らしとパソコン (2005年12月17日発売号で休刊)
- DO YOU?(2005年10月27日発売号で休刊)
- PC USER(旧:Hello!PC、2005年12月24日発売号で休刊)
- PC Life
- iモードSTYLE
- モバイルi(旧:モバイルPC)
- パソコン購入ガイド(2006年3月発売号で休刊)
- C MAGAZINE(1989年10月号で創刊、2006年4月号で休刊)
- 月刊少年ブラッド(モビーダ・エンターテインメント発行、2006年10月に休刊しウェブコミック誌「Web★ブラッド」と統合)
- コミデジ+(ブロッコリー編集、モビーダ・エンターテインメント→フレックスコミックス発行、旧:季刊デ・ジ・キャラット(角川書店)→コミックデ・ジ・キャラット(ジャイブ)→コミデジ(ジャイブ)))
- オープンソースマガジン(旧:UNIX USER、2007年1月号で休刊)
- ネットランナー(2007年11月号で休刊、株式会社にゅーあきばより「ネトラン」に改題・新装刊)
- Yahoo! Internet Guide(2008年5月号で休刊)
- PC JAPAN(旧:PC Computing日本版)
- DOS/V Magazine(1992年1月号で創刊。月刊(1992年1月号 - 199?年)→隔週刊(199?年 - 2004年11月15日・12月1日合併号)→月刊(2005年1月号 - 2008年2月号)と変遷した。2008年2月号で月刊誌としての発行は終了。今後は不定期刊誌として存続すると発表されている)
- OS/2 MAGAZINE(DOS/V magazineの別冊として刊行。1994年 - 1999年)
- ねっため(旧:ヤフー!BBマガジン)
- ケータイBEST(不定期刊行のムック扱い)
- デジタルフォト
- N+I NETWORK Guide(旧:INTEROP MAGAZINE)
- Hi-Player
- Neo genesis
- 韓国ドラマ通信
- 月刊ホークス(福岡ソフトバンクホークスオフィシャル球団誌、ジャパンプリントシステムズより制作発行が移管。2010年5月よりジャパンプリントが編集・発行を行う)
- GA文庫マガジン(GA文庫情報誌、電子書籍として刊行。2012年~2015年)
運営Webサイト
[編集]かつて運営していたWebサイト
[編集]- BARKS
- COM-PATH[17]
- jaja-uma.com
- スポニチプラス(スポーツニッポンとの共同運営)[18]
- おはなし絵本クラブ[19]
- Flipbook
- SBPストア→SBCrショップ[20]
- SOFTBANK V
- GA Graphic
- にゅーあきば.com
- プチたび[21]
- creative people:photo(クリエイティブピープル フォト)[22]※写真共有サイト
- あ~ゆ~あ~くりえぃたぁ?(サイエンス・アイ編集長運営)
- ロマンスブックカフェ
- 韓ドラうたフル完全版(株式会社エムアップとの共同運営)
- Balloons & Chapters ※海外向け電子書籍サイト
関連会社
[編集]- SBメディアホールディングス
- アイティメディア
- SBヒューマンキャピタル
- リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ
関連項目
[編集]- ハーパーコリンズ
- スクウェア・エニックス(両社のノベルとコミックを補うためにガンガンGAを展開)
- セガゲームス (過去に同社から発売される攻略本やセガハード関連雑誌を取り扱った)
- フレックスコミックス
脚注
[編集]- ^ a b SBクリエイティブ株式会社 第26期決算公告
- ^ SBクリエイティブ(株)の新卒採用・会社概要|マイナビ2023 - ウェイバックマシン(2022年12月24日アーカイブ分)
- ^ “ハーレクイン日本上陸40周年記念「増刊ハーレクインめちゃコミック号」発売!”. www.atpress.ne.jp. 2020年3月30日閲覧。
- ^ 新レーベル「GAコミック」創刊!(SBクリエイティブ、2022年1月14日)
- ^ “音楽情報サイト「Launch.com」が日本でサービス開始”. インプレス. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “ソネット・エムスリー、ウェブエムディの事業を統合”. 角川アスキー総合研究所. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “ソフトバンク子会社、米Rivals.comとスポーツ情報サイトの合弁会社”. インプレス. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “ソフトバンクら、エンターテイメントコンテンツの新会社設立”. インプレス. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “ソフトバンク出版系新社名は「ソフトバンク クリエイティブ」に”. ITmedia NEWS. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “「ロマンスブックカフェ」運営会社変更のお知らせ”. ロマンスブックカフェ. 2018年6月26日閲覧。
- ^ “SBクリエイティブ、金融のWebメディア「FinTech Journal」を創刊”. 日本経済新聞 (2019年8月7日). 2023年11月11日閲覧。
- ^ 週刊BCN+. “SBクリエイティブ、新型コロナ感染予防を目的とした「密回避サイネージ」”. 週刊BCN+. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “SBクリエイティブ、「タッチレス コミュニケーション サイネージ」を提供開始”. 日本経済新聞 電子版. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “SBクリエイティブ、大規模環境にも対応可能なクラウド型遠隔サイネージ管理システム「BeyondCAST」”. クラウド Watch. 株式会社インプレス (2021年7月27日). 2022年11月8日閲覧。
- ^ “世界初! キッズテーマパークでの空中タッチパネル付き遊具の常設展開を開始”. www.atpress.ne.jp (2023年3月3日). 2023年11月11日閲覧。
- ^ 最後に、日本ソフトバンクに出版事業部があった時代について話そう、ITmedia NEWS、2022年8月23日。
- ^ “パソコン関連製品の販売仲介サイト「ショッピングゲートウェイ」6月実験開始”. インプレス. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “スポーツニッポンとSBMM、有料サイト「スポニチプラス」オープン”. インプレス. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “パソコンで絵本を配信する「おはなし絵本クラブ」が正式サービスを開始”. インプレス. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “SBCrショップ サービス終了のお知らせ”. SBクリエイティブ. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “[http://www.softbankcr.co.jp/ja/news/press/2006/1201_002244/ 1,000箇所以上の観光スポット情報をブログ形式で紹介する旅行情報サイト 『プチたび』 プレオープンのご案内]”. SBクリエイティブ. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “ソフトバンク クリエイティブ、写真雑誌と連携した写真共有サービスのβ版を開始”. 角川アスキー総合研究所. 2018年6月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- SBクリエイティブ - 出版・サービス情報
- SBクリエイティブ デジタルサイネージ
- SBクリエイティブ株式会社 - 企業情報
- SBクリエイティブ 出版事業本部 (@SBCrBooks) - X(旧Twitter)
- SBクリエイティブ 営業課 (@sbcr_eigyo2) - X(旧Twitter)
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