Microsoft Windows Neptune
Neptune build 5111 のログオン画面 | |
開発者 | Microsoft |
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OSの系統 | Microsoft Windows NT |
開発状況 | 開発中止 |
ソースモデル | Shared source |
最新安定版 | 5.50.5111 / 1999年12月27日 |
プラットフォーム | x86 |
カーネル種別 | ハイブリッドカーネル |
既定のUI | GUI |
ライセンス | Microsoft EULA |
ウェブサイト | 日本マイクロソフト |
Microsoft Windows Neptune(マイクロソフト ウインドウズ ネプチューン[1])は、マイクロソフトのベータ版オペレーティングシステム(OS)のコードネームである。当時はまだビジネス向けと位置づけられていたWindows 2000をベースにWindows NT系のカーネルで、一般家庭向けOSを作る計画であったが頓挫し、代わりに9x系列カーネルでWindows Meがリリースされた。
バージョン5.1として開発されていたが、2000年1月頃に、Microsoft Neptune開発チームとWindows Odyssey(後述)開発チームが結合し、コードネームWhistler(Windows XP)へと方針転換された。
機能
[編集]- ログイン画面
- Welcome(ようこそ)と共にユーザーの画像と名前を表示するログイン画面。
- Internet Connection Firewall(後のWindows ファイアウォール)
- ファイアウォールが搭載されており、ネットワークに安全に接続できるような対策が施されている。
コンセプト
[編集]- スタイル
- GUIのコンセプトはWindows XPというよりも、Windows Vistaに近い。
- UI設計
- ユーザインタフェースの設計は、NeptuneではHTMLベースのマークアップ言語で構築できるような構想であった。
- Windows VistaではXAML(XML)でユーザインタフェースを構築できる。
ビルド番号
[編集]Windows NeptuneはWindows 2000の正式リリースの約2ヶ月前にすでに5000番台になっていた(Windows 2000はBuild 2195)。
また、初版であるビルド5000と後に発表されたビルド5111ではインターフェースが異なっている。
Microsoft Windows Odyssey
[編集]開発者 | Microsoft |
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OSの系統 | Microsoft Windows NT |
開発状況 | 開発中止 |
プラットフォーム | x86 |
カーネル種別 | ハイブリッドカーネル |
既定のUI | GUI |
ライセンス | Microsoft EULA |
ウェブサイト | 日本マイクロソフト |
Microsoft Windows Odyssey(マイクロソフト ウィンドウズ オデッセイ)は、マイクロソフトのベータ版オペレーティングシステム(OS)のコードネームである。1999年頃に開発中止した[要出典]。ビルド番号は5154。ビルドがコンパイルされたかどうかは不明だが、おそらく計画段階でキャンセルされた。
オデッセイの開発は、1999年に一般家庭向けのNeptuneとともにビジネス向けOSとして始まった。計画された機能は、新しいアクティビティセンターと新しいユーザーインターフェイスであった。 しかしハードウェア要件が高く、OdysseyとNeptuneが同じコードベースに基づいていたため、マイクロソフトは効率を上げるためにNeptune開発チームと結合しコードネームWhistler(Windows XP)へと方針転換された。
脚注
[編集]- ^ 日経パソコン『日経パソコン用語事典 (2009年版)』日経BP社、2008年10月20日。ISBN 9784822233907。